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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4920号】冬はつとめて

2020年2月15日

 冬が来た。寒さと雪の季節だ。

 毎朝6時から早天祈祷会を行っている。目覚めたらまっさきに窓の外をのぞき、夜のうちに雪が積もっていたら、まずは身支度をして教会の玄関前の雪かきに出ていく。

 雪はこちらの都合にあわせて降ってはくれない。仕事のつまった忙しい日に限ってどかっと降る。なんとか時間を見つけて教会玄関や駐車場、教会前の歩道も除雪する。

 さすがに日曜日の朝には、気遣って早く来てくれる教会員に作業をゆだねる。週日にも、自宅の雪かきを終えた教会員が駆けつけてくれることがあるが、基本、教会のまわりは牧師の仕事だ。

 10年ほど前、会堂を移転新築し百坪以上の駐車場も確保した。この広さに、それまで使ってきた除雪機では力不足。大馬力の除雪機の購入を決断して教会員みんなでこつこつ特別献金を貯め、古い除雪機を売却し、他の基金も取り崩して、3年前にとうとう新品を購入した。

 ホンダのハイブリッド式、除雪幅92㎝、最大除雪量83トン/時間、エンジン排気量389㏄、価格は70万円弱。会員数十名の教会には大きな買い物だが、それを生かすも殺すも牧師の働きぶりにかかっている。

 ところがこの冬、札幌は記録的な少雪。せっかくの除雪機が所在なさげにうずくまっているが、牧師はほっとしている。

(教団総会副議長 久世そらち)

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