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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4908・09号】▼伝道対策検討委員会▲ 常議員会報告・提案を確認

2019年8月13日
 伝道対策検討委員会は、4月15日に教団会議室にて第2回委員会を、また、7月5日にNCC会議室にて第3回委員会を開催した。  第2回検討委員会においては、教団伝道推進基本方針展開検討小委員会から教団伝道推進基本方針の改訂案と、各教区総会で配付する同方針の具体的な展開案が出され、これを承認した。また、教団機構改定検討小委員会からは、各教区総会において配付する教団機構改定案が出され、これを承認した。同日午後に開催される第3回(臨時)常議員会に以上の3つの提案をすることとした。  第3回検討委員会においては、各教区総会において出された意見を踏まえて、教団伝道推進基本方針展開検討小委員会から具体的な展開として、10月より毎月第3日曜日に「日本伝道推進を祈る日」を実施すること(各教区から祈りに覚える教会名を挙げてもらう、教団新報等にそれらの教会の紹介欄を設けるなど)、「全国伝道推進献金」……

【4908・09号】▼伝道資金小委員会▲ 20年度運用スケジュールを決定

 41総会期第1回伝道資金小委員会が6月20日、教団会議室にて開催された。出席者の自己紹介の後、久世そらち委員長、大塚忍書記、岸俊彦東京教区議長、岸憲秀宣教委員会委員長、野村敏彦常議員、古屋治雄伝道委員会委員長、宮本義弘東海教区議長で委員会を組織した。  続いて道家紀一総務幹事より「伝道資金小委員会」の働きについて資料にもとづき詳細な説明を受けた。本委員会は、伝道資金の交付申請、貸付申請に関する審査を行い、常議員会にその結果を報告するという実務を担う委員会であることを確認した。  続いて2018年度伝道資金運用報告を受けた。各委員が分担し各教区から提出された「伝道交付金」、「教区伝道方策交付金」使途報告について適切に処理されていることを認め、常議員会へ報告することとした。2019年度伝道資金運用状況についても報告を受けた。15教区から申請があったが、九州教区、沖縄教区からは届い……

【4908・09号】▼伝道委員会▲ 開拓伝道援助資金の制度について検討

 第2回委員会が、6月24〜25日に教団会議室にて行われた。会議冒頭の時間を伝道推進室との合同委員会とした。伝道推進室より諸報告を受け、意見交換を行った。  その後、伝道委員会単独で扱った諸議題のうちおもなものは次の通り。  ①2018年度決算報告について、点字「こころの友」を支援するために伝道委員会より40万円を繰り出したことを含む報告がなされ、これを承認した。  ②開拓伝道援助資金のうち会堂及び開拓援助金について、本制度のおかれた現状を鑑みて検討し、資金援助実施要項の変更をした。現在、資金援助申請のあった教会、伝道所に申請額の満額を支給できていない。今後も同様の状況が続くことが予想されるために、資金援助実施要項に次の変更を加える。年度執行限度額を決定し、援助額を決定する手順を明文化する。また、申請教会、伝道所の経常収入の目安と申請事業規模の上限を明記する。これにより限……

【4908・09号】委員会コラム 教師検定委員会 信仰告白を基準として 井ノ川 勝

 教師検定委員会の使命は、主の召命に応えて日本基督教団の宣教を担い、主の教会に仕える教師を送り出すために、教憲教規に基づき、教師検定規則に則って教師検定試験を実施することにある。提出試験、学科試験、面接を通して、教団の教師としての召命と、伝道者として福音を宣べ伝えるに必要な神学が身に着いているかどうかを検定する。主の御前で、検定する委員が畏れを感じながら、主から託された御業を行っている。  教師検定試験の基準は、第32総会期第5回常議員会での議決に基づいている。「合同教会のゆたかさの中で、教団信仰告白を基準として教師検定試験を行う」。和解の福音に根ざしつつ、合同教会としての日本基督教団の形成を担い、公同教会に仕える教師を立てることをめざしている。  教師検定委員会では数総会期に亘り、受験志願者の試験結果を鑑み、受験科目の見直しを図ることが課題となっている。主から託された日本伝道……

【4908・09号】♦在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会♦ 

「2・8、3・1独立運動」をテーマとして  6月3日、教団会議室にて、第52回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力について−2・8、3・1独立運動100周年と教会」のテーマで開催された。  在日大韓基督教会からは、金鐘賢総会長はじめ7名が、日本基督教団からは、石橋秀雄総会議長はじめ11名が出席した。  石橋秀雄議長の説教「厳かに命じます」(2テモテ4・1〜5)による開会礼拝の後、出席者自己紹介、前回記録確認、両教会の紹介がなされた。  その後、昼食をはさんで、在日大韓基督教会川崎教会の李省展長老より、「2・8独立宣言、3・1独立運動と宣教師・ミッションスクール」と題して、2・8独立宣言成立の背景と3・1独立運動に至る韓国・日本・米国の宣教師たちの関わりや、朝鮮人留学生たちの活動について、貴重な資料に基づいた講演があった。 ……

【4908・09号】事務局報

小勝章江氏(隠退教師)  17年11月30日逝去、88歳。東京都生まれ。76年日本聖書神学校卒業。77年より駒込、前原教会を牧会し、99年隠退。  遺族は姪・佐々木薫さん。   松村伸和氏(隠退教師)  19年4月4日逝去、86歳。東京都生まれ。65年日本聖書神学校卒業。同年より南遠、出町、登米、勿来教会を牧会し、00年隠退。  遺族は妻・松村貞美さん。   岡本不二夫氏(隠退教師)  19年6月14日逝去、91歳。東京都生まれ。54年日本基督教神学専門学校卒業。同年より甲府、上富坂、白銀、平塚、浦和東教会を牧会し、98年隠退。  遺族は妻・岡本經子さん。   佐伯晴郎氏(隠退教師)  19年7月9日逝去、92歳。韓国・ソウル生まれ。52年日本基督教神学専門学校卒業。同年より上野教会を牧会し、宮城学……

【4908・09号】▼︎年金局理事会▲ 18年度決算、3000万円積立に

 6月27〜28日、第2回年金局理事会が開催された。今回の理事会は、41総会期の教団年金局業務を担う新しいメンバー全員が揃い、新体制を確認し合う会合となった。  主要議題は2018年度年金局事業報告及び決算の承認と2020年度計画案の承認に関する件であった。18年度の事業としては、約750名の隠退教師および遺族の方々に約4億5000万円の年金給付を行った。全平均で一人当たり約60万円/年(終身退職年金に限ると約72万円/年)となる。  18年度決算としては、収入総額が約5億円、これに対する支出総額が約4億7000万円で、約3000万円の収支差額を計上した。これを積立金に繰入れた結果、18年度末積立金は約42億8000万円となったが、この額は責任準備金の50%を僅かに超える水準でしかなく、年金制度を健全に維持するためには更なる積み上げが要請される。  収支の内訳についてみる……

【4908・09号】全国教会婦人会連合 50周年全国集会 「愛と真理に生きるとは」を主題に開催

 日本キリスト教団全国教会婦人会連合は、6月7〜8日に50周年全国集会を開催。主題「愛と真理に生きるとは−ヨハネによる福音書に聴く」。会場の幕張メッセ国際会議場には、北海道から沖縄まで、そしてエキュメニカルゲストを加えて900人を越える参加者が一堂に会した。今回の集会は、「世代をこえてつながろう」と呼びかけ、若い子育て世代や有職女性も参加しやすいよう二日目は土曜日に設定した。  開会礼拝の後は、50周年セレモニー。チェロ演奏に聞き入りながら、会場の大スクリーンに映し出された「婦人会連合の50年の歩み」を見て、改めて歴史をふり返る時となった。  その後、婦人会連合の活動を担う小委員会が企画した5つの分科会「聖書から聴く平和」、「教会・伝道」、「環境・子ども」、「世界との連帯」、「老いと祝福」の中で、希望した分科会に参加。夜には連合アワーとなり、各教区よりの報告を受けた。それぞれの……

【4908・09号】人ひととき 荒井 礼子さん 主の召しに応える

 年度末が近づいた日曜日、礼拝で説教が始まった途端、礼子さんの目から涙が落ち始めた。明確な理由はないが、そこで「ああ、長老の務めを終わる時が来た」と、なぜかストンと実感できたそうである。  大曲教会の牧師であった(1925年〜1980年)荒井源三郎は義父。その次男である荒井嗣さんと、夫婦そろって長年にわたり大曲教会を支えてきた。近年は礼子さんが会計をはじめ、長老として仕えてきた。自分の年齢や体のこと、また家族の事情もあって、急に日曜日に礼拝に参列できないこともある。腰の具合などを含め、これ以上よくならないと医者に言われる体の部分も増えている。ただ他の役員に聞けば、やはり礼子さんが役員会にいて欲しいという声も上がる。  例年牧師が、教会総会で選出される役員に、召命を問いかけている。選挙で選ばれて世に現れ出たこの結果を、御心として受け止めるか、と。  義父の関係で、家に奥羽各……

【4908・09号】「平和リレー」-真っ赤に咲いたカンナ-

 今、教会付属幼稚園の庭に真っ赤なカンナの花が咲いている。越谷幼稚園はカンナリレーに参加した。カンナリレーについて、「広島原爆投下から一か月、爆心地820mに咲いた真っ赤なカンナ。子どもたちとリレーしてお互いがお互いを想う心で平和をつないでいます」と記されている。  広島の原爆資料館に行くと、原爆が投下されて焼け野原となった地に、カンナの花が咲く写真が展示されている。75年間草木は生えないと言われた爆心地に一か月後咲いた真っ赤なカンナ、まさに奇跡の花だ。広島の30校が球根を育て、子どもたちが「未来をつなぐカンナリレー」を担い全国167校、世界14カ国にバトンがつながっている。  この球根を幼稚園の年長組が植えて、2回目の花が今咲いている。今年の11月に、年長組の子どもたちが掘り出して、球根の半分を「カンナプロジェクト球根保管先」に送る。  今年の年長組の年間主題聖句は「平……
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