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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4901・02号】人ひととき 寺田 夏樹さん 生まれ故郷を離れて

2019年4月27日
 いよいよ社会人生活がスタートした。しかも、初めて実家を離れての生活の始まりと同時に、である。千葉出身であるが、社会人のスタートは、遠く離れた高知で始められる。不安に感じることもあったし、神に揺さぶられていると感じることもあったが、礼拝で整えられた今は、神の導きに身を委ねるということを心底実感している。  就職先は、南国市にある教団関係学校の「清和女子高等学校」である。受け持つ教科は理科。小学校時代の理科の授業が楽しかったことがきっかけで、幼少期から理科の先生を目指していた。そういう意味では、幼少期の夢を、神の導きの中で見事実現させたということになる。  専門は化学。聖書(信仰)と化学の関係について、「神が創造されたピースを用いてパズルのように組み替える作業をするのが化学の世界だと思っている。パーツを生み出すのは神であり、聖書(信仰)と化学は矛盾なく両立する」と語る。  ……

【4901・02号】視野を広げる

 総幹事の働きを担って1年がたった。それまで日曜日を中心に回る牧会生活から一変して、月曜日から金曜日までのサラリーマンのような生活に何か後ろめたさを感じながら、たくさんの委員会や海外出張など多くの人と出会い、目まぐるしく動き回るうちにあっという間に過ぎた1年間だった。  総幹事となって最も大きな意識変革は、一教会の牧師として教会員のことを配慮し、付帯施設のことや教区や近隣教会のことを配慮することを中心とした生活から、各教区や様々な団体から教団に送られてくる「通信」や「機関紙」に目を通して、それぞれの働きの様子にかなりの関心をもって時間を使うことである。以前は教会に送られてくる書類には、申し訳ないが多くは目を通さずにいたように思う。  また、教団の事務局、出版局、年金局の職員が毎朝礼拝をもって一日を始めるが、その際に「信徒の友」の日毎の糧にある「今日祈る教会」をあげて、それぞれの……

【4900号】メッセージ 揺り動かされるただ中で 木村太郎

2019年4月13日
揺り動かされるただ中で 木村太郎(宇都宮教会牧師) それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たちに教え始められた。しかも、そのことをはっきりとお話しになった。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペトロを叱って言われた。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」《マルコによる福音書8章31〜33節》 東日本大震災から8年−揺り動かされた信仰  救い主イエス・キリストのご受難を覚える時を過ごしています。  キリストは、ご自身の受難と復活をはっきりと予告されました。「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている」と弟子たちに教え……

【4900号】▼信仰職制委員会▲ 組織後直ちに諮問2件を取扱い

 第1回信仰職制委員会が、3月4日に担当幹事の同席のもと、教団会議室にて開催された。委員の構成は、武田真治(招集者)、岩田昌路、小池磨理子、小泉健、田村博、服部修、松井睦の計7名である。委員会では、最初に今期委員会の組織について協議され、委員長に武田真治、書記に田村博を選任した。  次に、信仰職制委員会の任務について秋山徹総幹事より説明があった。  続いて、前期委員会よりの申し送り事項(①「礼拝指針」について、②各教区における「准允」「按手」実施状況等について、③教規・諸規則の問題点、など)を確認した。  その後、次の2件の諮問について協議した。  第一は、東京教区総会議長・岸俊彦氏からの次の諮問である。「教規第129条の規定による教師退任申請についてお尋ねします。教団の信徒に戻ることを理由に教師退任は認められるべきでしょうか。認められる場合、補教師または正教師が退……

【4900号】▼世界宣教委員会▲ 世界宣教の広い働きのために

 第41総会期第1回世界宣教委員会が、3月8日に教団会議室で開催された。今総会期委員は西之園路子(委員長)、近藤誠(書記)、朴憲郁、小海光、ロバート・ウィットマー、宮本和武、ウェイン・ジャンセンの7名。当委員会では、各国に派遣されている宣教師の状況を確認し、遣わされた教会や地域の宣教課題や宣教師家族の安否などの共有に努めている。また限られた予算内ではあるが、語学習得や医療のための経費、緊急費などを補助している。  今回は特に、パラグアイ・ピラポ自由メソジスト酒井兄姉記念教会に遣わされていた知花スガ子宣教師が退任帰国し、新会堂建築(3月完成予定)を含めた豊かな宣教報告を受けた。続いて後任として立てられた江原有輝子教師の面接を行い、活動方針や支援会などを確認、承認した。宣教師の活動は時に困難を極め、心や体に重大な影響を及ぼすこともあるが、得難い喜びや恵みを与えられることを信じて歩むように……

【4900号】▼予算決算委員会▲ 18年度事業活動収支、赤字の見込み

 第41総会期第1回予算決算委員会は3月8日、教団会議室で行われた。今期の委員並びに委員会組織は次の通り。委員長・宇田真、書記・中村公一、國吉常喜興、高花富夫、田口博之、田村毅朗、丸山玲子。常任委員には委員長と書記が職責上選ばれ、高花委員を互選した。  はじめに秋山徹総幹事より主に次の報告があった。2020年には教団財政が行き詰まるとの第39総会期予算決算委員会における見通しを受け、第40総会期常議員会で「教団伝道推進基本方針」を策定した。第41総会期の教団伝道対策検討委員会では、同方針を具体的に展開するため「教団伝道推進基本方針展開検討小委員会」並びに「教団機構改定検討小委員会」を設置した。また「牧会者とその家族のための相談室」相談電話を開始した。  次に大三島義孝財務幹事より、2018年度は約3億円の事業活動収入に対して、収支差額約1千万円赤字の見通しであることが報告された……

【4900号】▼伝道委員会▲ 開拓伝道援助金、申請額65%を支出

 第41総会期第1回伝道委員会が、3月11〜12日に教団会議室にて行われた。  招集者の古屋治雄による開会礼拝の後、委員、総幹事および担当幹事が挨拶を交わした。  委員会組織として、委員長に古屋治雄、書記に村上恵理也が選出された。その他の担当者は以下の通り。宣教委員会・小池正造、古屋。「こころの友」「信徒の友」編集委員・橋本いずみ、村上。農村伝道担当者・柴田もゆる、向井希夫。刑務所伝道担当・小池、古屋。伝道推進室派遣委員・鈴木義嗣。  石田真一郎幹事より、業務報告及び会計報告、常議員会報告、諸災害救援対策委員会報告を受けた。また2019年度予算案を審議した。  2018年度後期分貸出金申請については、いずれも申請通りに承認した(江戸川教会、松江教会)。  2019年度開拓伝道援助金申請については、今回は申請額の65%の援助とした(勿来教会、荒川教会、草加教会、……

【4900号】♦宣教師派遣式♦ パラグアイ新宣教師派遣

 3月10日、阿佐ヶ谷教会において江原有輝子宣教師の派遣式が行われた。司式は加藤誠世界宣教委員会幹事、説教は小海光世界宣教委員が担当した。江原宣教師はパラグアイにあるピラポ自由メソジスト酒井兄姉記念教会へ5月初旬に派遣される予定である。  パラグアイは南米のほぼ中央に位置し、首都はアスンシオン。ピラポは7箇所あると言われている日本人移住地の一つで首都からは車で約8時間の距離にある。日本人の移住は1937年から始まった。  ピラポ自由メソジスト酒井兄姉記念教会は、40年間の無牧期間を経て2016年から2019年1月まで知花スガ子宣教師が赴任した。土地購入を経て礼拝堂建築が2018年10月から始まり、2019年3月末には完成予定である。江原宣教師には赴任後、新会堂での結婚式、献堂式の奉仕が待っている。  派遣式には100名以上の阿佐ヶ谷教会員と近隣教会の教師の出席があった。 ……

【4900号】SCF(学生キリスト教友愛会)移転30周年 教団唯一の青年センターに 託されていること

 1931年にメソジストの学生センターとして東京・信濃町に建てられた「学生キリスト教友愛会(SCF)」。戦後は教団に編入し、日本基督教団の学生センターとして活動を行い青年伝道の一翼を担ってきた。学生紛争などもあり、その歩みは決して平たんではなかったと聞いている。そして30年前に現在の中野に会館を移転し、同時にアジア学院隣接地に「那須セミナーハウス」を建設し、中野と那須塩原の地で活動を行っている。  2月23日、その双方30年の歩みを記念して、歴代の主事・学生主事、理事、那須セミナーハウス主事などを招き夕食会を行った。何よりうれしかったのは、この記念会の実施を望んだのが青年たちであって、「30年の節目に、愛するSCFの先輩方にお会いしたい。自分たちの気持ちを伝えたい。先輩方の想いも聞きたい」と企画立案し実施へとつなげてくれた。  彼らが望んだ「想いの共有と確認」は豊かなもので、参……

【4900号】事務局報

小田垣雅也氏(無任所教師)  19年2月21日逝去、89歳。東京都生まれ。61年青山学院大学大学院卒業。同年より青山学院に務め、昭島教会を牧会し、80年まで青山学院に務めた。  遺族は妻・小田垣央子さん。 藤掛豊盛氏(隠退教師)  19年2月25日逝去、90歳。東京都生まれ。53年東京神学大学卒業。55年より鎌倉雪ノ下、長崎、霊焔(65年藤沢北)教会を牧会し、95年隠退。  遺族は妻・藤掛静子さん。
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