第34総会期第三回信仰職制委員会が、九月一五日(木)~一六日(金)、教団B会議室で開催された。
一、教団出版局より、教団教会暦・行事について、過去に作成された文章を検討してほしいとの問い合わせがあった。「降誕日、受難日、復活日、聖霊降臨日、宗教改革記念日」等の教会暦、「信教の自由を守る日、神学校日、伝道献身者奨励日」等の行事の由来と内容について、文章を整えた。
二、式文改定小委員会より、主日礼拝式案が提示され、新しい式文の作成の形態について趣旨説明がなされた。(a)牧師のみならず信徒も持つことの出来る礼拝書とする。(b)使用の利便性を考え、分冊で出版する。(c)信仰職制委員会編として、まず試用版を出版し、広く意見を求め、さらに内容を検討する。
三、教師検定委員会より、補教師である宣教師の正教師受験に関して次のような諮問があった。「現在日本基督教団の補教師であって、宣教師として海外に派遣されている者が日本基督教団正教師受験する場合の取り扱いに関して、教師検定規則第八条及び第十一条をどのように処理することができるか」。以下、答申の要約。(a)在外教師にあって、教師検定規則第八条①前段は、教師資格の前提事項であるから、後段の判断が求められる。在外教師の海外における宣教活動も、伝道活動である限り、この期間に算入することが出来る。(b)同検定規則第十一条との関連では、在外教師は教区に籍がないため、「所属教区総会議長の推薦書」が得られないので、同条の求める要件の一部を欠く。しかしそれが本人の瑕疵によるよりも、教団における在外教師身分の取り扱いの実態に由来するものであるところ、世界宣教協力委員会の委員長の推薦をもって、代替措置とすることが相当。(c)按手の受領に関しては、教規第一二四条により、改めていずれかの教区に所属した上で、当該教区総会の議決を経て、与る。(d)同様の問題が生じないためには、在外教師の教区登録の実現か、宣教師として派遣される教師を原則として正教師とするなどの処置を要する。 (井ノ川勝報)