二〇〇七年二月五日(月)福岡市内の九州キリスト教会館で「隠退教師を支える運動」九州教区・福岡地区の推進座談会が開催された。出席は教師八名・信徒十一名であった。
開会礼拝では、地区委員長、松崎豊牧師の代理で澤村雅史牧師より、説教をいただいた。
続いて、隠退教師を支える運動、多田信一委員長が病気欠席のため、滝川英子書記の挨拶、そして出席者が自己紹介をした。
まず、この「隠退教師を支える運動。100円献金」という信徒運動の主旨を確認。
この運動がスタートした原点に立って「隠退された教師」への感謝の意を表わす行為としての100円献金であることを出席者一同納得。そのあと、各教会の献金担当者による現状報告があり、それを補うように教職の助言が添えられ、その報告に対して質疑応答があった。
具体的なこととして、より多くの教会員に献金を呼びかける苦心談もあった。
「継続は力なり」と、教会の中で、この献金運動を推進している方の発言には、経験に裏打ちされたものを感じた。担当者が、クリスマスなどに「一括献金」として、お願いするよりも毎月、信徒一人ひとりに献金袋を渡して協力をお願いした方が結果がよい。担当者の手数は増えるけれども、その分、喜びも多い。
私自身、佐世保教会の担当者として、聖日ごとに100円献金が入った袋を、戴いている。
教団教師退職年金制度についても、謝恩日献金の目標額が八千万円になったことなどを説明。
以上のような、報告をも含んだ座談会で学ぶことが多かったと思う。勿論、或る担当者は「教会の厳しい現実を告げられると考えこんでしまう」という発言もあった。
以上、隠退された教師とご家族の生活支援について、出席者一同、深い理解が持たれ、今後の推進の弾みとなる有意義な座談会であったことに感謝する。
(川畑馨報)