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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4765号】「東日本大震災国際会議」へ実行委

2013年1月26日

37総会期第7回常議員会において承認された「東日本大震災国際会議開催」についての準備委員会報告が岡本知之委員長よりなされた。
常議員会への提案として「開催日程2014年3月に変更する。会場は東北学院大学とする。『東日本大震災国際会議実行委員会』を組織する。予定費用は800万円」と述べた。それを受けて様々な意見交換が1日目夜のセッションにおいてなされた。
費用、会場についての質問に対し、岡本委員長は「500万円は三国間協議会の予算があるので、さらに300万円の用意が必要」「東北学院大学は教団との関係を考慮し、協力くださる。共催であれば、学校施設の使用が可能ということである」と答えた。意見交換が続出し翌日に継続された。
2日目も費用、時期、内容についての意見が多数出された。
「内容を明確にした上で献金を募りたい」「震災から3年経つことになる、事故からの回復について話さなければならない。原発事故だけでなく、心の回復もある。魅力あるものにするために開催時期を延ばすのはどうか」「教団としてどのような位置づけにするのか。教会が信仰的にどのように発信するのか」「救援対策本部も様々に議論した。1番目に人間の思いを越えた大津波、大地震、自然の力、2番目に人間の問題としての放射能、3番目に経済的にハンディーがどれだけ大変か。命をどのように分かち合うのか。世界全体の生かされている人の問題を考える切っ掛けにしてほしい。教会がこのメッセージを出してほしい」等。
石橋秀雄議長は「原発事故に対する議長声明を出したときから何をすべきかを話し合い、今回の形になった。時と意味と予算が大事である」と方向性を示し、岡本委員長は「この機会に国際会議を開催して、神学的倫理的提言を出してゆく。わずかなことでもなしてゆく責任が今日の教会にはある」と述べた。
賛成多数で提案を可決。実行委員会の人選は三役一任となった。岡本知之(招)、秋山徹、北紀吉、藤掛順一、高橋和人、伊藤瑞男、6名が提案され承認された。
(松本のぞみ報)

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