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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4905・06号】人ひととき 多田 善郎さん 多田 善文さん 「ふたり」で仕える賜物

2019年6月29日
 父親の代からの絵本専門の製本会社を営む双子の兄弟。瓜二つの彼らを見分けるしるしがある。多田善郎(ぜんろう)さんが赤。多田善文(ぜんぶん)さんが青。「わたしたちは『ぐりとぐら』ですから」と両氏は笑う。会社建物は、かつて三崎町教会の近くにあった。この建物内に、『福音館小辞典』が大ヒットして本拠地を東京に移すことになった福音館がオフィスを構えた。輸入絵本を解体するなど手探りの研究から始め、福音館の絵本製本を手掛けて67年が経つ。安価なものが人気を集める昨今も、幼児が扱うに堪える絵本とするためのコストを惜しまない。  両氏は、三崎町教会の執事でもある。教会附属の愛の園幼稚園(現在は閉園)に入園したことが始まりだった。卒園後も、CSや教会が平日に運営していた児童学園(絵画教室や学習塾)に通った。当時の新里昌平伝道師がここに集う子らを誘ってブラスバンド「みさきマヨネーズ」を結成。教会で夢中にな……

【4905・06号】教師と「働き方改革」?

 4月より、昨年成立した働き方改革関連法が順次施行されている。私が責任を負っている小規模の社会福祉法人でも、非正規保育士の待遇改善、長時間労働の是正など、いずれ整えるべき事項について現行の就業規則や諸規程の検討をしている。その時にいつも考えさせられるのは、教師(特に牧師、伝道師)の働き方がどうであるのかということである。たしかに教師は一般に言うところの被雇用者ということではない。けれども、「週40時間労働」や「時間外・休日勤務」等々の規定を見るたびに、つい「教師の場合は…」と考えてしまう。変形労働時間制ではないし、あるいは「高度プロフェッショナル制度」?(皮肉を込めて)  このようなことを考えるのは、教師たちの心身の健康のことが心配だからである。定期的な健康診断の受診、自覚的なメンタルヘルスケアといったことは、教師として召され、遣わされた地での働きを日々担うために欠かせないものである……

【4904号】2019年度 教区総会報告2 3教区で新議長誕生

2019年6月15日
村岡新議長、飯田新副議長、松浦書記を選出 奥羽教区  5月21〜22日、奥羽キリスト教センターにて第74回奥羽教区総会が開催された。開会時出席議員数は、112名中102名だった。  開会礼拝後、組織会を経て准允式が執行され、補教師1名が立てられた。  議長報告にて、邑原宗男議長は、2017年度施行の教区機構改革による常置委員会開催数削減継続の中で、2018年度も円滑な教区運営が実施されたと述べた。議長は、議長報告の約3割を用いて教団今総会期の動きを伝え、「教区として、これからも、これまでと同様に、合同教会としての日本基督教団形成のために祈りつつ、取り組む」ことを呼びかけた。  初日夕に行われた議長選挙では、村岡博史副議長が62票を獲得し、新議長に選出された。2位は9期18年にわたって議長を務めた邑原議員(11票)だった。村岡議長は挨拶で、「邑原前議長が貫いた姿勢と同じ……

【4904号】荒野の声

 割愛とは、惜しく思うものを思いきって手放したり省略したりすること、と前主筆から引き継いだ「広辞苑」にある。新報に寄せられる原稿を頁に収めるに割愛することをある席で話したら、教団に割礼と割愛無し、と駄洒落好きな先輩が言って失笑を買った。確かに執筆者が思いを込め書いた原稿を短くするのはそうそう容易なことではない。▼教会の印刷物でも説教要約を求めることも、求められることもある。説教が一つの言語作品であるとすると、語られた言葉の連関が一つの構造を作り出しているはずであるから、そこからたとえ一語であろうと除く作業はどういうことなのか、と要約しながら思う。聖書は、これに付け加えることも、取り除くことも戒める警句で閉じられる。▼報告記事を書くことにおいても、どの議事を記し、どの場面を記すのか、どれを記さないのかの判断はしばし悩み苦しむ。しかし、時間が切り取られて文字となり、言葉に結晶することで真実を伝……

【4904号】2019年度 教区総会報告2

互助制度改定の中間報告、意見交換 兵庫教区  第73回/「合同後」代50回兵庫教区総会は、5月19、20日両日、淡路夢舞台国際会議場にて開催された。  開会時の出席は、正議員217名中117名であった。開会礼拝後、議長団より、病欠の古澤啓太議長に代わって二日間の議事を副議長が執り行う旨が説明された。組織会のあと議長代行報告が行われ、教区三役の現状と前年度総括が西脇正之副議長より述べられた。兵庫教区は今総会は改選期ではないが、議長不在の現状に鑑み、副議長をもう一名選出し、議長、副議長2名、書記の4人体制で残り1年の任期を全うしたいとの思いが語られ、議場はこれを承認した。  今年度総会のテーマは「わかちあえば満たされる」であるが、これは前期より続けられている互助制度改定に関連しており、わかち合いの思いと実践こそが人と人、そして諸教会/伝道所同士のつながりを強め、そこから違いを越……

【4904号】委員会コラム 宣教委員会 伝道・教育・社会のため 岸 憲秀

 教会の働きについてしばしば言われるのは、伝道、教育、奉仕である。教団もまた、(全体)教会として、伝道、教育、奉仕のわざに励むことが期待される。そのことは、教団の組織のなかで位置付けられている。伝道委員会、教育委員会、社会委員会の常設専門委員会がそれである。それら常設専門委員会が、宣教委員会のもとに位置付けられていることは、教団が教会としてふさわしく働いていくことを組織として明らかにしているということであろう。  今総会期の宣教委員会が招集された。今までは、伝道、教育、社会の各委員会から委員長が宣教委員に加えられ、各委員会を通しての宣教のわざを共有してきた。しかし、今総会期は各委員会から委員長ともう一人の2名ずつが宣教委員会に加えられている。このことは、今総会期の姿勢の表れだと受け止めている。  すなわち、伝道、教育、社会の各委員会がなす、教団としての教会の働きを重く受け止め、……

【4904号】伝道のともしび 二度の自然災害を通し、心を一つに 大阪教区・高槻教会牧師 藤原 寛人

 「全てのことが計らわれ、導かれ、備えられますように。皆で祈っています」、「希望をもって共に歩む教会でありたいと祈りを送ります」、「困難の中で教会の宣教のお働きがなお前進しますようにお祈りします」。今、献金の振込用紙に添えられた一言一言に励まされています。中には西日本豪雨や台風被災教会、宣教支援を必要とする小規模教会からの献金もあります。心が震えます。高槻教会は自分たちの力だけで宣教しているのではない。多くの祈りと献げ物によって支えられていることを改めて教えられました。  2018年6月18日、大阪府高槻市・茨木市を震源とする大阪北部地震(震度6弱)が発生。約半年間余震が続き、市内の屋根には今なおブルーシートが多く見られます。高槻教会の会堂・牧師館も食器が割れ、内壁に数か所ひびが入りました。最大の被害は外壁ひび割れによる3ヶ所の雨漏りでした。  その後、改修工事を進めようとして……

【4903号】♦2019年度PCT総会♦ 西日本豪雨支援の感謝を伝える

 4月23日から26日にかけて台北市マカイ記念病院講堂を会場にして第64回台湾基督長老教会総会が、「一つの体として互いに愛し合い、キリストを証ししよう」(台湾語「相愛連結肢體,生命見證基督」)というテーマで開催された。  教団からは秋山徹総幹事、服部修東中国教区副議長、加藤誠世界宣教幹事が出席した。服部東中国副議長が参加した理由は、2018年7月の西日本豪雨後に、岡山の平島地区に台湾全土から台湾基督長老教会(以下PCT)を通して5チーム20名の大工が派遣され被災家屋のリフォームが行われた、そのお礼の挨拶を総会で行うためであった。  総会議員数は約600名、それに海外ゲスト40名が加わる。海外ゲストにはレシーバーが手渡され、英語か日本語の同時通訳が受けられる。PCTは今回7名の青年からなる通訳チームを用意した。台湾は多民族国家であり、多言語文化である。PCTは日本統治以前から話さ……

【4903号】人ひととき 森永 幸雄さん 桃栗三年柿八年信仰一生

 中学を卒業後、東京で就職。17歳のとき、クリスマス直前に友人と二人で日曜日の午後に教会を訪ねると、そのまま夜の伝道集会に招かれた。集会前に教会で夕食をいただいた。牧師夫妻が食べるはずの夕食だった。「初めて来た人に食事を出すのか。キリスト教は何か違う」、そう感じた。  それから毎週教会に通い始めた。5ヶ月後、イースターに受洗。その年、自衛隊に入隊。訓練中に失神、命の危険に遭遇。そこで幻を見た。「道路に倒れているところに重機が迫ってくる。そのとき『私のもとに来なさい』との声」その声が聞こえたとき意識が戻った。助け出された後だった。それ以後、気づけば賛美歌を自然と口ずさむようになっていた。これが信仰の原点だと森永さんは回想する。  その後、結核を患い除隊。兵庫県伊丹市の職業訓練所に入所後、大阪府堺市の企業に就職。1962年、初めて国鉄堺市駅に降り立った。駅前の商店街に教会が立ってい……

【4904号】静かにささやく声

 この4月から5月にかけて、メディアでは天皇や改元をめぐる情報がどっと量産・放出された。新天皇即位後も、宮中での祭祀や秋の大嘗祭に連なる祭儀など、天皇の祭祀にかかわるニュースが流され続けている。  憲法に定められた、象徴としての天皇が行うべき行為には、もちろん神道祭祀は含まれない。宗教性の明らかな儀式が「公的」に行われることは許されない。にもかかわらず、メディアは宗教儀式にかかわる天皇の動向を平然と報じ、批判的な視点はかすかでしかない。祭主としての天皇の姿がいつのまにか社会に定着していくのを助長している。  十数年前から、超教派の「札幌キリスト教連合会」の「信教の自由を守る委員会」の責任を負っているが、このところ、天皇代替わりをてこに「国民主権」「政教分離」「信教の自由」といった憲法原理がなし崩しにされていく危機感を覚えている。  日本のキリスト者、とりわけ日本基督教団の……
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