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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4934・35号】教区総会報告2 九州・東海・東京 

2020年9月26日

厳しさが続く中、一つ所に集まる教区も

九州教区 教団総会に2議案を提案

第70回九州教区総会は、新型コロナ感染症の故に一堂に会せず「議決権行使書」をもって行った。正議員231名中183名の返信があり、総会成立となった。各法定議案は多数の賛同を得、可決。2019年度決算は、後日監査の上、常置委員会に付託され、7月14日開催の常置委員会にて承認となった。

通常、教区総会議場で執行される准允は、日下部遣志議長が各教会に赴き執行することとなった。按手礼は、九州教区では各教会にて行われるが、これも議長によって執行している。

予定されていた逝去者記念礼拝(逝去教師5名)は、次年度に行うこととなった。

教団総会議員選挙は行えず、議員任期延長を可決。九州教区にて教団総会議員の資格を有さなくなった議員には、第69回九州教区総会(2018年度)で選出された補員が充てられた。【教職】新堀真之、浦上結慈、齋藤真行各員に代わり竹内款一(長崎銀屋町)、西畑望(国分)、北畠友武(門司)、【信徒】栗田光男、白蓋勤各員に代わり中村温(門司)。1名欠員。

九州教区として取り組んできた議案、『教団「伝道資金規則」改定に関する件』および『二種教職制度克服のため、議案「教憲9条を改正し、併せて関連教規条項を改正する」を、第42回日本基督教団総会に提出する件』は、賛成多数により可決。

教団の伝道資金規則改定を求めるのは、地域性を考え公平性を保ち、教団内の諸教区及び諸教会が連帯性をもって伝道と教会形成をしていくためである。

二種教職制度の克服は、戦争遂行のための宗教団体法を受けて、旧日本基督教団が採った二種教職制度が、戦後も是正されていないまま故に不可欠である。戦後、教団の歴史的な協議においても、二種教職制度は克服されるべきことが確認されている。先の戦時下に犯した“神の主権よりも国権を上位に置いた過ち”を深く悔改め、信仰の自由のために、あらためて提案する。

熊本・大分地震に際しては、数多のご支援・連帯と「エルピスくまもと」の働きをおぼえていただき心から感謝したい。また、2019年度をもって在日大韓基督教会熊本教会を含む被災15教会の修復・再建をなすことができたことを感謝し、心より御礼申し上げたい。

なお、2020年7月豪雨においても数多のお祈りとご支援を心から感謝したい。(竹内款一報)


東京教区 常置委員半数改選、教団総会議員選出

東京教区第79回定期教区総会は、当初5月26日に富士見町教会を会場にして開催する予定であったが、新型コロナ感染症拡大によって事前の関連委員会等が開催できず、『議案・報告書』の作成及び事前配付が困難な状況となったために5月26日提出期日とする書面によって開催した。

議案として、第79回定期教区総会を議決権行使書によって開催する件、第79回定期教区総会で取り扱うべき議案は第80回臨時教区総会を開催して取り扱いその開催日時と会場の決定については第78総会期教区常置委員会に一任する件の2議案を諮った。

常置委員による開票の結果、2議案とも可決され、常置委員会が第80回臨時教区総会の開催案について慎重に審議を重ねたが、議員が一堂に会する総会開催は困難と判断し、第80回臨時教区総会も書面による開催とすることを決議した。

臨時教区総会は『議案・報告書』を配付の上、常置委員会報告及び三役報告、各委員会報告、常置委員会半数改選選挙(教職5名・信徒5名選出)、教団総会議員選挙の第一選挙(教職16名・信徒16名、計32名選出)、2019年度の決算案、教会記録審査を次回定期教区総会で実施する件、2020年度の予算案、本総会期での教師検定試験合格者に対する按手礼および准允の執行承認を常置委員会に委任する件、教区常任委員・各部委員・常設委員会委員・特設委員会委員の選出に関する件等の各議案について諮る議決権行使書及び選挙投票用紙を7月15日提出期限として開催した。

選挙管理委員会による開票の結果、全ての議案が可決され、常置委員の半数を改選し、第一選挙による教団総会議員を選出した。

第一選挙の結果を受けて、5支区ごとの推薦候補の提示による教団総会議員の第二選挙(教職10名・信徒10名、計20名選出)を7月29日提出期日の郵送投票によって実施し、開票の結果、第一選挙の結果と合わせて計52名を選出した。

常置委員半数改選結果

【教職】藤盛勇紀(富士見町)、岸憲秀(千葉本町)、古旗誠(目白)、神保望(日本聖書神学校)、松井睦(聖徒)

【信徒】髙花富夫(柏)、遠矢良男(富士見町)、澤田竹二郎(白金)、守安久美子(船橋)、鷺一彦(代田)

教団総会議員選挙結果

【教職】岸憲秀(千葉本町)、藤盛勇紀(富士見町)、中村公一(高輪)、高橋和人(田園調布)、松井睦(聖徒)、増田将平(青山)、林牧人(西新井)、伊藤英志(三軒茶屋)、村上恵理也(松戸)、岸俊彦(経堂北)、東野尚志(滝野川)、古旗誠(目白)、大友英樹(赤羽)、渡邊義彦(柿ノ木坂)、神保望(日本聖書神学校)、小橋孝一(新島)、髙橋潤(銀座)、篠田真紀子(浅草)、生原美典(松原)、北川正弥(代々木中部)、藤崎義宣(久ヶ原)、齋藤篤(深沢)、大久保正禎(王子)、大澤宣(弓町本郷)、原田裕子(薬円台)、真壁巌(西千葉)

【信徒】遠矢良男(富士見町)、奥山盾夫(千葉本町)、髙花富夫(柏)、和田洋子(銀座)、澤田竹二郎(白金)、守安久美子(船橋)、市橋佳子(田園調布)、枡田恒(柿ノ木坂)、鈴木齊(銀座)、鎌田あつ子(目白)、小平正宣(代々木中部)、伏見陽子(新津田沼)、石川日出男(滝野川)、川添裕一(自由が丘)、北村清隆(用賀)、中島由美(聖徒)、阿部勝雄(聖和)、長尾大佑(西新井)、平川寛子(梅ヶ丘)、青笹都(青山)、尾崎裕美子(久ヶ原)、柴田喜代子(高輪)、高橋真軌(信濃町)、尾野明子(王子)、鈴木秀信(船橋)、池田信成(八千代台)(伊藤英志報)


東海教区 教区事務所新築関連議案を可決

第106回東海教区総会を8月10日、池の平ホテル(長野県立科町)で開催。5月開催予定であったが、定足数に満たなかったため、延期となった。宮本義弘議長による開会礼拝説教「地よ、身もだえせよ」が語られた。開会時出席議員は総議員数204名中90名。

本来ならば2日間の日程を1日とする議事日程案を承認。第一読会は議案の上程を主とし、その中で教団総会議員選挙を行った。また2名の按手礼執行、2名の准允執行が承認され、按手礼・准允式が執行された。第一読会終了時、昨年度東海教区内で逝去された教師と信徒を憶えて祈祷がなされた。

第二読会を「伝道」「財務」「教区運営」に分かれ実施し、第三読会で各議案提案通り可決。特に教区事務所新築関連議案が可決されたことを憶えたい。多くの方々の祈りと支え、そして主の導きによってこの時を迎えられたことに感謝する。

厳しさが続く中、互いに一つ所に集まることで主を賛美する喜びを味わい、主の慰めを憶え合う総会となった。

教団総会議員選挙結果

【教職】宍戸俊介(愛宕町)、柳谷知之(松本)、石井佑二(遠州)、新里正英(三島)、宮本義弘(沼津)、宇田真(岩村田)、兵藤辰也(中遠)、佐々木美知夫(静岡)、高橋爾(清水)、横井伸夫(長野)

【信徒】黒沼宏一(静岡)、稲松義人(遠州栄光)、新庄田鶴子(静岡草深)、五味優子(日下部)、土屋芳子(長野県町)、八嶋由里子(沼津)、山室設子(沼津大岡)、諏訪部眞(信州)、茅野眞澄(山梨)、弓田覚志(愛宕町)(石井佑二報)

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