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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4954・55】事務局報

2021年7月31日
逝去 遠藤公義(関東教区巡回教師) 21年5月27日逝去、75歳。福島県生まれ。80年日本聖書神学校卒業。同年より会津高田、久美愛教会を牧会し、関東教区巡回教師として仕える。遺族は妻・遠藤久枝さん。 山本文雄(隠退教師) 21年6月7日逝去、100歳。大阪府生まれ。46年同志社大学卒業。48年より洛西、上鳥羽、同志社教会を牧会し、08年隠退。遺族は妻・山本啓子さん。 村椿嘉信(隠退教師) 21年6月18日逝去、69歳。神奈川県生まれ。78年東京神学大学大学院卒業。同年より柿ノ木坂教会、宜野湾伝道所、ケルン・ボン日本語キリスト教会を牧会し、沖縄キリスト教短期大学に務め、石川、代々木上原教会を経て19年隠退。遺族は妻・松田(村椿)眞理子さん。 補教師登録 尹 相優(2021・5・16受允) 井殿 謙、佐々木馨(2021・5・30受允) 能登祐子(2021・5・31受允) ……

【4954・55】人ひととき 金井 弓子さん

にじのいえ信愛荘と私 金井 弓子さん 東京駅から電車で海を見ながら遠足の距離の千葉県館山市にあった「にじのいえ」を、夏の繁忙期に手伝ったことがきっかけで、「にじのいえ信愛荘」(青梅市。以下、荘)との関わりが始まった。忘れがたい思い出は、恵泉女学園中学1年桃組同級生Y・Oさんとの「にじのいえ」厨房での50年ぶりの喜びの再会。今、「にじのいえ」と「信愛荘」の合併より10年たった。6年前より看護師として週二泊で勤務してきた。しかし新型コロナウイルス蔓延により緊急事態宣言が発令され、自宅待機が増えた。今は荘の顧問として電話で応対し、必要な時に行く形。 「入居者は、初めは自力で日常生活が可能ですが、長い年月に疾病、障がいを伴うようになります。しかし20余年たっても、自力で生活可能の方もいます。長い牧会生活で培われた習慣や向上心により、人生総仕上げの老年期を上手に迎えることができます」と語る。社……

【4954・55】この時こそ

1年半に及ぶコロナ禍の試練が続くなかで、各教会の礼拝や諸集会、伝道や奉仕の働きはどのように展開されているか気になるところです。 6月末にオンラインで行われた宣教委員会主催の情報交換会において、各教区から、所属教会へのアンケート調査の結果が示されました。オンライン礼拝の開発などが急激に広がり、それによって家族の方の参加や受洗者が与えられるなど、この時もまた恵みの時として受け止め健闘している様子を伺うことができました。 同日に新任教師オリエンテーションが1年遅れでオンラインで開かれ、教団の教師になって2年目の教師47名が参加されました。世界的なパンデミックのただ中で伝道者としての生涯を歩み始められた人たちがズームを通してではありますが共に顔を合わせ、講演を聴き語り合いの時を持つ、生涯で忘れがたい二日間を過ごしました。それぞれに働きは違いますが、一様に、毎週説教をするという牧師の基本的な作業……

【4954・55】社会での奉仕者の声に聞く-社会委員会が支援した活動の中から
新型コロナウイルス 感染拡大の渦中で

日本経済を支えている外国人を支援 カトリック札幌司教区難民移住移動者委員会 《北海道》 日本のカトリック教会は、外国人宣教者が多く活動しており、外国人が母語で、あるいは日本語でミサに集うことから司牧面だけではなく、日本社会での課題にも関わる機会が多い。 私が所属する「難民移住移動者委員会」は、今から20年前に「国際協力委員会」から改称され、宗教を問わず、日本にいる外国人の支援を目的として活動している。近年では日本国内で増加しているベトナム人技能実習生に関わる課題にも取り組んでおり、コロナ禍で妊娠・解雇の相談が増えている。北海道でも広い大地に点在するベトナム人の状況を知るきっかけは、主日のミサに集う教会であり、高齢化した教会にベトナムの若い人々が活気を与えてくれている。 札幌では、委員会室で日本語教室を開いている。学習者は様々で、母語も違えば、学ぶ目的も違い、日本語レベルも違うという……

【4953号】東日本大震災から10年を迎えて

2021年7月20日
「さあ、共に生きよう」との思いを抱いて 奥羽教区書記、下ノ橋教会牧師 松浦 裕介 東日本大震災、メルトダウン・爆発事故を引き起こした東京電力福島第一原子力発電所事故から10年の時が経ちました。 奥羽教区において毎年守られてきた東日本大震災を覚えての礼拝は、コロナ禍の中でオンライン配信の形となり、10年の時を覚えて一同が会することは叶いませんでしたが、各教会・伝道所において、またそれぞれの方々の生活の場において映像を通して祈りが合わせられました。 震災発生後間もない3月14日に開催された常置委員会において、奥羽教区の基本姿勢の一つとして「被災教会への支援は、教会の判断を尊重する。救援物資、ボランティアの受け入れは教会の要請に応えて教区として募集する」との確認をしました。この背景には奥羽教区の歴史の中で度々起きてきた地震・津波被害への教区としての対応の積み重ねがあります。また、同じ岩手……

【4953号】在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会

2021年7月17日
コロナ禍における宣教をテーマに 6月15日、オンラインにて、昨年コロナ禍で開催を取り止めた第53回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会を、「両教会の宣教課題と宣教協力〜コロナ禍における宣教」のテーマで開催した。 在日大韓基督教会からは、趙永哲総会長、中江洋一副総会長、李大宗副総会長、梁栄友書記、張慶泰副書記、申大永会計、金鐘賢宣教委員長、許伯基関西地方会長、金柄鎬総幹事、金聖泰東京教会協力牧師(オブザーバー)が出席した。 日本基督教団からは、久世そらち副議長、雲然俊美書記、岸憲秀宣教委員長、宮本義弘在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、春原禎光柏教会牧師、秋山徹総幹事、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、石田真一郎宣教幹事、廣中佳実職員が出席した(石橋秀雄議長は教会員の葬儀のため欠席)。 趙総会長の説教「コロナ時代と信仰の姿勢」(ローマ11・36)による開会礼拝の後、出席者……

【4953号】社会事業従事者の声に聞く
新型コロナウイルス感染拡大の渦中で

イエスに倣い、苦難に寄り添う 小羊学園 《静岡県》 私の勤める小羊学園は重い知的ハンディをもった方たちを対象として創業した福祉施設である。50余年を経て、幼児から高齢の者までを対象に入所施設やグループホーム、通園施設、通所施設が与えられ、短期入所や相談支援での関わりを含めると利用者は千人を超えるのではないだろうか。 利用者のすべてということではないが、多くの方たちは新型コロナウイルス感染のリスクを理解することができない。さらにその方の特性として日常生活で様々な変化に適応するのが苦手な人も少なくない。職員たちが良かれと思ってする介護・支援が拒否されることはしばしばで、なかには頑固に拒否して不穏になる方もおられる。新型コロナウイルス対策の基本とされるマスク着用も入念な手洗いも思うように徹底できない。それでも逃げ出すことなく、利用者を直接支援する職員たちは日常的な濃厚接触を避けることはでき……

【4953号】わたしの身に起こったことが

コロナ禍の影響がこれほど長引くとは思っていなかった。教会をはじめ関係学校・団体・施設等では、毎日感染対策をしながら、日常の働きを担っている。 もっとも私の場合は、ほとんどの会議や会合がオンラインで開催されることで、長距離を移動することによる体の負担が少なくなったことはありがたい。正直なところコロナ禍収束後においても、皆が集まると共に、オンラインでのリモート参加というハイブリッド形式での会議の開催の継続を願っている。 教会においても、ユーチューブによる礼拝説教の動画配信がとても好評である。礼拝説教についてはこれまでもCDを作製しているが、これはこれで、車の運転中に聴くことができるなどの理由で喜ばれている。 これらの視聴がそのまま礼拝出席に代わるということではないが、み言葉を届けるということ、また、み言葉を聴くということにおいては大きな意義がある。 その他、祈祷会へのオンラインでのリモ……

【4953号】予算決算委員会 20年度決算、会議のオンライン化により経費減少

第8回予算決算委員会を6月18日に一部オンライン会議にて開催した。 秋山徹総幹事より6月8日の責任役員会と臨時常議員会について、道家紀一総務幹事並びに大三島義孝財務幹事より事業活動等に関し報告があった。昨年延期となった新任教師オリエンテーションは、6月28〜29日オンラインで実施される(本年度は8月実施予定)。 その後、20年度教団決算に関する件を扱った。経常会計の当期収支差額は1478万9525円の差益となったが、ズーム会議によるものが大きかった。しかし本体事業の状況を示す事業活動については収入が3億2957万2907円、支出は3億7671万6602円となり、収支は4714万3000円の差損であった。これは救援対策基金として経常会計で管理していたものを特別会計に移し(6032万1977円)、また献金収入を「遺贈特別会計」として特別会計に(5000万円)移したためである。また常議員会費……

【4953号】伝道報告 賀川豊彦の働きを受け継いで 社会福祉法人イエス団理事/神戸イエス団教会牧師 上内 鏡子

賀川豊彦の働きを受け継いで  社会福祉法人イエス団理事/神戸イエス団教会牧師 上内 鏡子 法人イエス団は、弱冠21歳の神学生賀川豊彦が、神戸にある貧しい地域のために身を投じたところから始まっています。1909年12月24日クリスマス前夜のことです。彼の日記『溢恩記』には、当初実行したいと願っていた事柄が箇条書きで記録されています。無料診察、無料葬儀も含まれており、地域の人々の生涯に寄り添って生きようとしていたことがわかります。賀川はすぐに「救霊団」を結成し、これを母体として働きを展開していきました。法人イエス団の前身です。当時の地方新聞などにも取り上げられ、多くの人々が賀川の働きに関心を寄せ、協力者も多く集まったようです。救霊団の活動は、礼拝や路傍伝道に限らず、診療所が開設され、子どもたちへのケアをしたり、滋養供給を目的としたり、一膳飯屋を開業、労働の場としての歯ブラシ工場なども展開し……
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