PDF版
真ん中にイエスさまがおられるから
田園江田教会 《横浜市》
コロナの前は、4グループに分かれて、礼拝と活動をしていた田園江田教会ジュニア・チャーチ(JC)ですが、コロナ発生以来、幼稚園舎を使わないようにしたので、今も小さい子中心と若い人・大人中心の2グループにしています。更に、30分の短い礼拝だけで、礼拝後の楽しい活動やおしゃべりタイムは控えており、それで、もう1年半以上です。
そうなると、どうしても離れてしまう人も出てきてしまっています。そのため、葉書などでの連絡を保つ努力はしていますが、なにしろ、礼拝以外の夏期キャンプ、ピクニックなどのイベントが出来ないものですから、葉書で書くことがなかなかありません。
そこで、考えたのが、楽しい動画です。JCのミニ礼拝、皆で歌う歌、読み聞かせ、工作、影絵など、楽しい中身のビデオを作って、ユーチューブで配信する、そのことを、葉……
PDF版
コロナ禍におけるCS活動
神戸教会 《神戸市》
神戸教会は2箇所で、それぞれに幼稚科から小学科・中高科まで5つの科で礼拝を守っており、コロナ禍前は毎週約100名の子どもたちが集っていました。しかし2020年2月27日の「一斉休業要請」により3月1日から休校。3月には教師会を何度も重ねました。まずイースターカードや聖書クイズ・工作等、子どもたちが楽しめるプリント(お楽しみプリント)を複数枚用意し、一人ひとりの健康を祈りつつ郵送しました。ご家庭からは好意的なお声をいただき、これは現在も毎月1回の配布を続けています。
4月7日の「緊急事態宣言」により休校延長、6月14日まで続き、夏のキャンプも中止を余儀なくされました。2020年6月21日から登校日として「ウォーキングスルー形式」でCSを再開。感染防止のため、子どもたちは建物に入らず、園庭で教師と顔を合わせてご挨拶し、……
PDF版
笑顔あふれる教会学校を目指して
熱田教会 《名古屋市》
熱田教会では、幼稚科、小学科、中高科合わせて約50名の生徒やスタッフが教会学校に集っています。その多くは、付属の堅磐信誠幼稚園の園児や卒園児、教会員の子弟や金城学院の生徒などです。また、月に一度の成人科では、保護者が子育ての悩みを共有しながら、聖書について学んでいます。これまでも、「ファミリー遠足」や「ファミリーバーベキュー」など、家族で集える教会学校を目指し活動してきました。
しかし、コロナウイルスの感染拡大により、こうした活動も大幅な変更を余儀なくさせられました。まずは、教会学校の毎週の礼拝です。緊急事態宣言を受けて、ユーチューブで動画を配信して、在宅での礼拝を守ることになりました。しかし、子どもと一緒に礼拝を守る保護者が増えるなど、在宅礼拝ならではの恵みも与えられました。
また、緊急時の連絡も対応が求めら……
PDF版
東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問)
2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会
郡山細沼教会
今回は10月13日に郡山細沼教会にオンラインインタビューを行った。郡山細沼教会は現在、郡山教会の小峰擁牧師が代務を担っている。文化財に指定された古い会堂は地震による被害が大きく、解体され、現在は一部集会所だけが残され、郡山教会との合併手続きが両教会の総会で決議されている。そうした中でのインタビューである。インタビューには小峰牧師、役員の伊藤やま子さん、吉越美絵さんが参加。
郡山細沼教会は郡山教会から徒歩で10分たらずのところにある。2月13日は土曜日で、翌日は郡山教会との合同礼拝であった。郡山教会での合同礼拝の前に、伊藤さんが教会を確認しに行ったところ、玄関の鍵がかかっているはずなのに半分ほど開いており、覗いてみると壁が落ち、机がひっくり返っ……
PDF版
「コロナ世代」と共に歩む日曜学校
上尾合同教会 《上尾市》
新型コロナウイルスの出現は、それまで当たり前だった私たちの日常生活だけでなく、教会生活をも、激変させました。
上尾合同教会は、幼稚園がある教会ですので、在園児や卒園児とその保護者で、毎週たくさんのご家族が集って日曜学校の礼拝を捧げていました。けれども、コロナウイルスが猛威を振るう中、開校していれば必ず来てくださるご家族のことを考え、苦渋の決断でしたが、「子どもたちの命が一番大切」と、3回発令された緊急事態宣言時に3度休校としました。宣言解除の合間に開校しても、賛美しない礼拝もありました。今も分級はせず、握手をしての「平和の挨拶」は、2年以上できていません。前任の秋山徹牧師が始められた歴史あるイースターページェントも夏期学校も、武田真治牧師のもとで2019年に始めたばかりだったファミリーコンサートもバザーも全……
PDF版
「主の御計らい」を 忘れず
笹川 紀勝さん
北海道で11人兄弟の末っ子として生まれた笹川紀勝さんは、3歳の頃に父が召され、28歳年上の兄に育てられた。家族を養うために進学を断念した兄は、自らの夢を託すように紀勝さんが学業に励むことを願っていた。兄に対する反抗心から荒んだ生活を送っていた時期もあったが、浪人中のクリスマスに日本キリスト教会、札幌北一条教会の門を叩き、翌年、受洗した。
「北海道キリスト者平和の会」に参加し、歴史学者の金田隆一教授、豊平教会の井上平三郎牧師、憲法学者の深瀬忠一教授らの影響を受け、信仰を持ちつつ社会に関わる姿勢を教えられた。
大学では、比較憲法を学び、修士論文ではドイツの良心的兵役拒否、博士論文では政教分離をテーマにした。北星学園大学、国際基督教大学、明治大学で教鞭を取り、この間、日韓関係に関心を向けて行く。現役を退いた現在まで、植民地……
PDF版
10月12日、オンラインで、第11回教団伝道対策検討委員会を開催した。
前回記録承認後、岸俊彦教団伝道推進基本方針展開検討小委員長は、小委員会と伝道推進室との合同委員会において、「全国伝道推進献金」の中間報告を確認し、「日本伝道の推進を祈る日」と「全国伝道推進献金」、および、『信徒の友』「日本伝道の推進を祈る日」記事掲載継続を承認したことを報告した。記事一覧
次に久世そらち教団機構改定検討小委員長は、2教区において、オンラインで開催された教団機構改定に関する学習会等で、教団機構改定に関する教規変更案(素案)等の説明をしたことを報告した。
また、継続案件の「教団出版局発行図書買取り・配付伝道」については、現在、伝道推進室と教団出版局経営改善ステアリング・コミッティで検討中であることが報告された。
『教団機構改定に関する検討資料』(PDF)
『教団機構改定に関す……
PDF版
逝去
谷武英(隠退教師)
21年11月4日逝去、81歳。神奈川県生まれ。85年受允、91年受按。87年より天門、東調布、菖蒲教会を牧会し、16年隠退。遺族は娘・鵜沢潤子さん。
お詫び・訂正
4962号3面、宣教研究所委員会よりの刊行案内欄、「宣教と未来」を「宣教の未来」に、お詫びして訂正いたします。
(年金局より)
4960・61号6面、最下段後ろから6行目、「所沢みぎわ」を「所沢みくに」に、お詫びして訂正いたします。……
PDF版
メッセージ教会の外(病院)のアドヴェント
古旗 誠(目白教会牧師)
死ぬことなく、生き長らえて 主の御業を語り伝えよう。(詩編118・17)
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。
(ルカによる福音書2・11〜12)
孤独の中にいる人たちを照らす光
待降節(アドヴェント)を迎えています。主の御降誕を待つ期間は、とても大切なときではないでしょうか。必ず来られると約束された主を待ち望むことは、何と喜ばしいことでしょう。アドヴェントは、心弾ませながら良き知らせを待つときであります。
一昨年、2019年のクリスマスは、牧師になって初めて教会の外で、しかも病院のベットの中で迎えました。それは牧師になって35……
PDF版
かつて教団で『働く人』という月刊誌を発行していた。1958年、教団の「職域伝道委員会」によって発刊され、2007年に廃刊に至った。「職域伝道」とは労働者を対象とする伝道のことで、50〜60年代の教団は「農村伝道」、「青年伝道」、「婦人伝道」と並べ「職域伝道」を掲げていた。当時の教団は働く人々にかかわる問題を意識していたのだ。
「働く」ことは人間の生きる営みの基本だ。そして、働き方、つまり雇用や労働の形は社会を根底で規定している。いま「働く」ことは深刻な問題を抱えている。過重な労働条件・格差と分断・不安定な雇用・低賃金といった過酷な重荷が、働く人、とりわけ若い世代を窮乏と絶望に追い込み、この社会に衰退と貧窮をもたらしている。そして教会もまたその枠組みから逃れられるわけではない。
「職域伝道」が掲げられていたころ、労働現場に身を投じていった伝道者が何人もいた。当時、北海道……