第88回東海教区総会は5月25~26日、グランドホテル浜松を会場として開催された。出席正議員は202名中169名。
第一読会では、小出望教区総会議長から「議長報告」において教区・教団の諸重要事項について語られた。教区内の自然災害について、昨夏の駿河湾沖地震で建物に被害を受けた3教会(静岡一番町教会、静岡草深教会、静岡教会)の問安、被害状況調査を行い、各教会の牧師から経過・現況及び感謝報告がなされた。未受洗者陪餐に関する戒規執行をめぐり、「話し合いを徹底的にすべきではないか」「多数決では教団を二分してしまう」等の質疑があり、小出議長は「戒規とは処罰ではなく、悔い改めを求めるものである。教団信仰告白と教憲教規の中でどのように聖餐が扱われているか、そこに立つことが目的であって多数決で決まる事柄ではない。教団の現状況においては、教憲教規を遵守する教会が痛みを受けている」と……
関東教区総会が、5月26~27日、大宮ソニックシティ小ホールにおいて、開会時、正議員263名中178名の出席で開催された。開会礼拝において、今総会で議案として出された、関東教区「日本基督教団罪責告白文」(案)が告白された。
今総会において大きく取り扱われたことは、前総会において常置委員会付託とされた第27号議案、「聖餐式の正しい執行に関する件」について、常置委員会で可決されたことを巡っての議論である。議長報告において、常置委員会が第27号議案を可決した上で、「常議員会が教団のすべての教会に対し、教憲・教規に基づいた聖餐式の正しい秩序を守り、その徹底を図るよう」申し入れることが報告された。これに対し、常置委員会において充分に審議がなされていない等の理由から、「『第59回教区総会議案第27号 聖餐式の正しい執行に関する件』の常置委員会議決に強く抗議し、同議決の撤回と聖……
2010年5月25日(火)、富士見町教会において、第69回東京教区定期総会が、議員503名中360名が出席する中、開催された。
今回の総会では、東京教区が昨年から「教区が結論を出した三里塚教会問題を現在も尚、一部常議員や教区議長が糾弾していること」、「阪神淡路大震災救援金等にかかわる諸問題を当該教区が明らかにしないこと」、「教団との一定の距離を置くとした教区が教区活動連帯金や教団一般会計の当該教区宣教連帯金を受け取る等」などを理由に、これらの問題が解決するまで教区活動連帯金拠出を留保していることについて、多くの意見や疑問が寄せられた。特に北海、沖縄などが困難な状況に陥っているという主張がなされ「兵糧攻めではないか」「北海ではこの留保による不足を、教区が補填してきたが、その原資も尽きる。お金を出さないという方法はやめるべき」との意見が出された。これについては長崎哲夫……
新議長に竹花和成氏
第67回沖縄教区総会は、5月30日から2日間、沖縄キリスト教センターで正議員45人中、開会時41人が出席して開催された。
村椿嘉信議長は、議長報告で「教団との関係」について、「いつまで距離を置き続けるのか、決まった答えがある訳ではないが、双方が責任をもって対話を開始する努力をしなければならない。沖縄教区からも声を上げながら、相互批判的な関係を築くため、主体的に判断する必要がある」と報告した。
これに対し、「距離を置くとしながら、教団総会議員選挙議案を提案している理由は何か。沖縄宣教連帯金が従来の120万円から10年度80万円に減額されたことを何故議長報告に記述しないか」との質問が出たが、村椿議長は、「常置委員会は、教団総会議員選挙を議場の判断に待つべきとして提案した。沖縄宣教連帯金は、基本的には献金であり、献金者の意向もあ……
沖縄、東京、関東、東海、東中国、奥羽
神奈川を除き、各教区総会が終わった。ほぼ全ての教区で、戒規及び聖餐式、教区連帯金が関心の中心であり、また、教区・教会財政及び教勢がいよいよ深刻さをましたことがうかがわれる。教団総会議員も選出され、既に教団総会へ向けスタートが切られた。教団は何処へ向かうのか。
もう40年も前になる。当時全盛期にあった全共闘運動の最中、駒場東大のタテカンのことが妙に甦る。
「敵を恐れることはない。せいぜい君を殺すだけだ/友を恐れることはない。せいぜい君を裏切るだけだ/無関心な人をこそ恐れよ/殺しもしないし/裏切りもしない/だが彼らの無言の同意があればこそ/地上に裏切りと殺戮とがあるのだ」
これは次元の相違こそあれ、打って出ようとする者が味わう実感であろう。
赤十字の創始者の一人J・S・ピクテ博士が言ったそうだ。「無関心は長期的には、弾丸と同じく人を殺す」。
伝道戦線においてもこの無関心にさらされるということは最大の問題なのではないか。無関心の壁をいかに打破するかに我々の努力は注がれていると思う。
英語にA voice in the wilder-nessという表現がある。これはマタイ3章3節の「荒れ野で叫ぶ者の声が……
召命としてのキリスト教教育
津田さんは中学3年生での信仰告白以来、42年間に亘り教会学校教師の奉仕を担ってきた。また大学卒業から今年3月まで、4校にわたるキリスト教学校での教師および責任者としての働きを続けてきた。したがって生涯の大部分を「キリスト教教育」へと捧げて歩んできたといえる。
津田さんの生き方へ最初のきっかけを与えた出来事は、小学校3年生の当時にまで遡る。ときは一五年戦争下、津田さんの父親は日本基督教会横須賀教会の牧師であった。海軍の街でもあり、津田さんは自分に対する学校の教師の言動などから、敵性宗教視を肌で感じ取る日々だった。ある日のこと、教会図書室で「長崎二十六聖人」を描いた本を手にし、一読して「日本社会における異質性としての自分を知り、身の引き締まる思いがした」と述懐する。その後も戦時下の教会生活の中で受洗者が起こされ、伝道の進展す……
幼稚園の土地拡張、増改築、新築のため、幼稚園融資金2010年度分を次の要領で募集します。
◎金 額 50万円~300万円
◎返済期限 5年以内
◎利 子 期限内 年1%
期限後 年2%
2010年度は総額600万円を2~3の教会幼稚園に貸し出します。希望幼稚園は、教区事務所を通して教団教育委員会まで申し込んでください。
◎締 切 8月31日。
◎問合せ 融資規定、申請書は教育委員会へ。(☎03-3202 -0544)
関東教区新潟地区世界宣教委員会は、佐渡ピース・キャンプを左記のように実施します。
若い皆さんの参加を心よりお待ちしています。
♦内 容
《非暴力ワークショップ》 紛争・対立を破壊的なものから建設的なものへと転換し、暴力的手段にたよることなく平和を実現してゆく力を養います。
ファシリテータ=丁珠眞(チョン・ジュジン、韓神大学講師、韓神大・平和と公共性センター特別研究員)
《聖書研究》 聖書を通して、平和の意味を探ります。
講師=大澤秀夫(敬和学園大学)
その他、海水浴などレクリエーションや食事の準備片づけ等の共同作業。キリスト教伝統による食前の歌・祈り。
♦定 員 20名(定員に達し次第しめきり)
♦日 時 8月4日(水)〜6日(金)
♦参加費 学生/7千円(往復フェリー代含)
一般/1万円
♦持ち物 参加費、健康保険証の写し(あれば)、泳げる準備、洗面用具、動きやす……
一緒に伝道していってほしい 矢吹真理子(本所緑星教会員)
「あなたがたが私を選んだのではない。私があなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。それは、あなたがたが行って実を結び、その実がいつまでも残るためである。」
これは28年前、結婚に導かれた時に与えられた御言葉です。彼は私に「一緒に伝道していってほしい」と言い、私も同労者の意識を持ってこの年月を過ごしてきました。もし、あの時彼が「黙って俺について来い」と言ったなら今、私はこの文章を書いていなかったでしょう。「一緒に」が私にとっては、牧師の連れ合いとして過ごす日々のキーワードになっています。
私の父は牧師だったので、私は教会の中で育ちました。この環境の中でなければ私はイエス・キリストに出会うことは無かったように思いますし、また、今同じ環境におかれているということは、私に礼拝を中……