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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4706号】「地域に生きる教会の苦悩~いのちを守るために~」 全国社会委員長会議

2010年9月11日

 

75日~6日、教団会議室で第36総会期全国社会委員長会議が開催された。

福井博文教団社会委員長による開会礼拝で始まり、釜土達雄委員の司会で木村利人氏(恵泉女学園大学学長)の講演を聴いた。今回の委員長会議の主題は「地域に生きる教会の苦悩~いのちを守るために~」で、演題は「いのちを選びなさい」(申命記3019)であった。

講演の内容は、主に医療におけるインフォームド・コンセントの重要性と臓器移植の問題であった。

前者の内容は①真実を告げる。②検査の内容と目的を告げる。③処置の仕方を提案する。④選択を委ねる。⑤リスクを説明する。⑥治癒しない場合どうなるかを告げる。⑦納得したか確認する。⑧セカンド・オピニオンを告げる等である。日本ではまだ充分な理解と実施がなされていない。従って、本人に癌の告知がなされない。告知し苦痛を分かち合い、互いに祈ることができることを望む。

後者については、この度臓器移植法が成立した。しかし、家族の同意で移植が可能になり自己決定権があやふやになったことに課題が残されている。

講演後休憩を取り、質疑応答がなされた。臓器再生の研究が進んでいる、公共倫理の観点から教会は価値基準の提供ができるかとの問いに、キリスト者の立場から提言していく必要があることが確認された。

2日目は各教区社会委員長からそれぞれの教区での取り組みが報告された。米軍基地反対運動の支援、原発及びプルサーマル導入計画への反対と監視、教会におけるセクシュアル・ハラスメントの予防と対策、部落解放センターへの支援、カルト問題への対応、平和集会の充実、裁判員制度を考える、路上生活者支援、在日韓国・朝鮮人差別の解消、ハンセン病問題を考える、アイヌ差別撤廃への取り組み等である。

次に、全体会議が森田恭一郎委員の司会で行われた。その中で全体会議の持ち方及び委員長会議の開催時期等についての意見交換がなされた。最後に、上森俊明委員による閉会祈祷で終了した。

(福井博文報)

 

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