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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4727号】台湾基督長老教会、いち早く来訪、祈りと献金 第1回台湾協約委員会

2011年7月16日
2011年4月25日(月)、日本基督教団会議室において第37総会期第1回台湾協約委員会が開催された。委員長の田中文宏(真駒内教会)、野田沢(学生キリスト教友愛会)に加え、委員は李孟哲宣教師(東京台湾教会)である。 本委員会は、1963年締結、1985年改訂の、台湾基督長老教会との宣教協約に基づき、両教会の関係を深める役割を担っている。実際、1984年以降隔年で教会協議会を開催し交わりを深めて来た。教会協議会の結果として、相互に青年を派遣し合うユースミッション(教団では教育委員会が担当)が生まれ、北海教区にはスクルマン宣教師が派遣された。 加藤誠担当幹事より、この度の東日本大震災での台湾基督長老教会の対応につき報告があった。 震災から僅か5日後の3月16日、教会・社会担当の黄哲彦幹事が教団事務局を訪問、祈りと共に1万ドルの献金を内藤留幸総幹事に手渡した。4月下旬には3,417万円もの献……

【4727号】海外諸教会から祈りと献金の申し出 第1回国際関係委員会

第37総会期第1回国際関係委員会は5月19日(木)、教団会議室にて開催された。委員長・中道基夫、書記・網中彰子、大津健一、中村清、渡辺多恵子の組織が決定した。 冒頭、事務局より東日本大震災被災教会の近況報告があった。海外諸教会から多くの祈りと献金の申し出があること、ミッション21のドリス・グロス幹事がEMS(南西ドイツ宣教会)の委託を受けて状況把握のため事務局を訪問したこと等が報告された。 協議事項として前回議事録と前年度会計報告を承認した後、エキュメニカル協力奨学金・奨学生選考に関する件を扱った。奨学金規定を確認、参照しつつ、選考に入った。基金は徐々に減少していく可能性があることを踏まえていくこととした。時間をかけ丁寧に書類を検討し、5名の応募者の内2名を選んだ。 報告事項として東日本大震災救援対策について、4月18日(月)に開催された日本基督教団臨時常議員会で決定された募金目標額……

【4727号】荒野の声

▼高速道路のSA、券売機でラーメンを注文。粉類から入りラーメン→醤油、目当ての品にタッチ。確認下さいという音声案内に、目を凝らして探す。しかし確認ボタンはない。後ろにせかされる気がして、次をタッチ。券が出た。確認とは目視確認らしい。▼券を、粉類のカウンターに出すと、「未だ出来ていません」。「えっ」と戸惑う。券を購入した段階で注文は済んでいた。薬局のように、番号が掲示される。粉類の窓口へ。「未だ出来ていません」。「えっ」、良く見ると番号は現在調理中の番号。色が変わって、「○○の番号の方は、窓口までどうぞ」。▼合理的なのかも知れない、慣れれば。次に利用する時にはシステムが変わっていなければ。▼電車の券売機の札投入口に、硬貨を一列に並べている老人を見た。合理的だとしても、老人には生きにくい社会だ。▼社内公用語を英語とする会社が増えているそうだ。日本人が日本語で生活出来ないなんて耐えられない。もう……

【4727号】教区総会を振り返って

4月28日の四国を皮切りに始まった教区総会は6月25日の神奈川を最後に17教区全てが終了した。いま、今年度の各教区総会をふりかえって課題のいくつかを記してみようと思う。 まず、いくつかの教区で総会議長が交替し、執行部が新しくされた。執行部が再選され、継続していく教区も含めて、石橋秀雄教団総会議長が力説しているように『伝道に熱く』なって前進するよう今後に期待したい。 教勢減退傾向について 信徒数、礼拝出席者数、受洗者数が各教区とも漸減しており、それに伴って献金額も低下し、教会の財政力が弱体化の傾向にある。このことはここ数年来見られることで、教団全体として真剣に打開策を考えていかねばならない。端的に言って妙案はない。わたしたちが信仰の原点に立ち帰り礼拝を充実させ、キリストの福音を力強く語っていくほかはない。『み言葉にはあなたがたの徳をたて…聖別されたすべての人々と共に、み国をつがせる力が……

【4727号】京都、今期も問安使受入拒否 新報取材も拒否 京都

第75回(合同後第45回)京都教区定期総会は、5月3日、4日京都教会で開催された。2004年以来、教団問安使受入拒否を続けている京都教区であるが、その間も、教団新報の取材については公式に受け入れてきた。しかし、今年は、「常任常置委員会での決定に基づいて総会取材を拒否する。ついては、報告記事を教区にてまとめて提出したい」旨の申し入れが、京都教区より文書にてなされた。編集委員会で対応を検討したが、京都教区だけを他とは違う取り扱いにすることはできないとの結論にいたり、記者を派遣することとした。 記者は京都教会に赴き、総会開会前に教区三役と協議したが、常任常置委員会の決定を覆すことはできないとの主張をあらためて聞き、教区の状況その他を踏まえて、これ以上の交渉はできないと判断した。ただし、教団新報編集委員会の立場から「教団新報の記者が派遣され、議場まできたが、常任常置委員会の決定に従い、退席したこ……

【4727号】教師免職処分への抗議、処分撤回議案可決 神奈川

第126回総会は、6月25日、清水ヶ丘教会を会場に、正議員数237名中188名の出席で開催された。 法定議案を除けば、関心の多くは「教師免職」問題に向かい、この関連議案及び報告での質疑に、大半の時間を費やした。 教団問安使の挨拶を受けて、「何故本人に対しても資料の開示をしないのか、質問状を送った教区教師委員会にも何の回答もない」と疑問が述べられた。雲然俊美教団書記は、「資料の開示は教団教師委員会の判断に委ねられており、開示しない方針を回答している。要望は伝える」と答えた。 更に、総幹事報告に関連して、「戒規問題は終結したかのような表現が見られ、教団新報にも同様の記事がある。本人への取材もない記事で誤報だ」との主張には、「終結とは仮処分申し立て事件の終結。新報の記事は担当者と確認する」と応じた。 問安使挨拶では他に、「伝道に力を入れるのであれば、キリスト教教育主事に関する文章を議長挨……

【4727号】メッセージ 土曜日のキリスト 大木英夫

「賽の河原」を越えて行く橋 「何を見に出て行ったのか」(マタイ11・7)。いま、現代の日本全土にこの言葉が響き渡る。今までは救いを必要としない時代であったのか。人間の実相が隠蔽されていたのか。軽い、生き方が軽い。何もかも軽い。そこに突然、「地の基ふるい動く」、眼の前に広がるのはなんという崩壊であることか。なんと戦後日本は軽く壊れやすかったことか。仏教学者山折哲雄氏は、故郷東北を訪ね、荒涼惨憺たるむき出しの光景に圧倒されてこう言った、「賽の河原だ!」。それでは、ただ無常を受けいれ耐えるのみか。「あきらめ」が所詮大事ということか。 「何を見に出て行ったのか」 「賽の河原」という言葉が、突然思い出させた。  ある年わたしはスイスのバーゼルに居た、バーゼル美術館で、ルターと同時代の画家ホルバインの描いた『墓の中に横たわるキリスト』がある、それを見に「出て行った」。二度も見に行き、……

【4726号】救援活動をすすめるに際して

2011年7月2日
『地域の人々の救いに仕える教会の再建をめざして』 これは日本基督教団東日本大震災救援対策本部の“テーマ”です。ここには、このたびの大地震・津波や原子力発電所事故による放射能の被害をうけた教会やその地域の人々を支援しようとする教団の基本的姿勢とその活動の方向性が明示されています。 3月11日の大地震が起った次の日に、教団は直ちに緊急救援対策委員会を総幹事のもとに設置し、活動を始めました。被災状況を正確に把握するために調査チームを数次にわたって派遣し、全国諸教会に緊急救援募金を呼びかけ、広報活動も開始して、既に3ヶ月が経過しました。その間、各被災教区に1千万円を初動活動資金として送金し、更に教団として本格的救援活動を担う“救援対策本部”を立ち上げ、本部長に石橋秀雄総会議長が就任、広範囲にわたる支援が精力的に、継続的に展開されています。その主な事柄はテーマに添った募金大綱を作成し、国内向けに……

【4726号】人ひととき 坂本 恵一さん 私は3代目クリスチャン

1974年千葉県出身。西千葉教会員。 いわゆる、母親のお腹の中にいたときから教会にいたという教会育ちである。祖父母と両親の信仰を17歳で継承し、今に至っている。生まれてこれまで日曜日の礼拝を休んだのは十数回、はっきり言って変人ですとあっけらかんと笑い飛ばす。ただ、教会だけが自分の居場所、というわけではなかったと言う。教会以外にも居場所はあり、いろいろな遊びも経験した。しかし、一見遊び人のような自分が礼拝を捧げていることが、お洒落で格好良いと思っていた。それが礼拝生活の原動力だったと振り返る。現在の仕事は保育士。この務めに落ち着いて8年目。「社会福祉法人そのえだ」が運営する保育園で働いている。もともとキリスト教主義に根ざした法人であるが、現在の職場は、公立の施設の民間委託に応える形で立ち上げられた保育園であり、キリスト教を前面に押し出すことが困難な状況にある。キリスト者の職員もただ一人……

【4726号】ほとんどの教会に何らかの被害 関東

茨城県の被害は、東北、奥羽の各県に比べ、軽微に見える。しかし、地震による、液状化現象、土地の陥没をはじめ、教会堂、信徒の住まいの損傷等、困難な状況を抱えている。大きさの差はあれ、ほとんどの教会に何らかの被害が出ている状況である。 また、地区には、幼稚園、保育園を併設する教会が多く、園舎の補修が課題となっている。中には5千万円規模の補修が必要な教会もある。 紙面の都合上、記者が訪問した2教会、建物の被害が激しい水戸中央教会と、もっとも震源地に近い日立教会の、被害及び地震後の取り組みに絞って紹介したい。 水戸中央教会は、山本隆久教師、山本英美子教師が牧会する。会堂、牧師館が一体の建物は、いたる所にひびが入り、「危険建物」と診断された。主日礼拝は、比較的損傷が軽微であった礼拝堂部分を用いているが、週日の集会は、教会近くの空き店舗を借りて行っている。牧師館部分の損傷も激しく、教会の隣にあるマ……
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