インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4733号】人ひととき 渡辺多恵子さん 全国教会婦人会連合中央委員長に就任

2011年10月8日
東京都生まれ。十貫坂教会員。本年6月、第22期全国教会婦人会連合中央委員長に就任。 婦人会連合の力を改めて認識させたのは、09年6月、千葉・幕張メッセで開催した40周年全国集会に1、155人の出席者を集めたことだった。 超教派で行われた日本プロテスタント伝道150年集会は別として、近年の教団主催の一集会の出席者としては、記録的な人数である。 さる'69年、全国教会婦人会連合が誕生したとき、第1期中央委員長に就任したのが、渡辺さんの母、故林敏子姉だった。40数年の歴史を経て、母娘2代目の中央委員長が誕生したことになる。 教団の状況を反映して、九州・西中国2教区が、全国婦人会連合から離脱したままだが、特徴的なのは、03年以来9年連続で教団問安使を拒絶し、「教団と距離」を置き続けている沖縄教区が、婦人会連合だけは組織に留まって活動し続けていることである。渡辺さんは、「婦人会連合が発足……

【4733号】第18回「全国牧師夫人の会」開催

共に歩む幸い 試練が恵みに変わるとき 第18回「全国牧師夫人の会」が、8月23~25日、2泊3日で、鎌倉教会を会場、KKR鎌倉わかみやを宿泊会場にして開催されました。 12教区45教会から、子ども6名を含めて、92名の参加者が与えられました。 今回は婦人会連合の協力を得て、全国牧師夫人だより「道のり」で、この会の案内を、全国全ての教会に届けましたが、東日本大震災もあり、参加出来なかった方が大勢おられました。 2年に一度開催のこの会は、15~17回のテーマを踏まえ、「共に歩む幸い」という大きな主題のもとに、「試練が恵みに変わるとき」のテーマが与えられました。講師は近藤勝彦東京神学大学学長。 東日本大震災からの復興の祈りで始まった開会礼拝では、篠田真紀子牧師は、自らの辛い体験をもとに、「二度と講壇に立つことが出来ないと思った者が、今この場に立ち、神の御言葉に触れ、恵みが与えられた……

【4733号】消息

青木 勇氏(隠退教師) 11年8月7日逝去。76歳。神奈川県に生まれる。'66年東京神学大学を卒業、同年伊豆長岡教会に赴任、上田新参町教会、カルディア会、米沢明星教会、唐津教会を経て、'94年より'95年まで佐賀キリスト教事業団シオンの園に務め、隠退した。遺族は妻・青木美弥子さん。   大嶋信二氏(隠退教師) 11年8月15日逝去。88歳。大阪府に生まれる。'55年関西学院大学大学院修了、'56年近永教会に赴任、砥部教会、岸和田東光教会、玖珠教会、松山番町教会、八代教会、九州キリスト教社会福祉事業団を経て、'89年より01年まで武雄教会を牧会し、隠退した。遺族は息・大嶋和さん。

【4733号】出会って気づく見難い差別 第14回部落解放青年ゼミナール報告

部落解放青年ゼミナールは、日本の教会に属する青年たちが部落差別問題と出会い、感じ、考え、解放に向けて行動することをめざして毎年夏に行われるゼミナールです。今年は8月9日(火)から12日(金)にかけて大阪教区いずみ教会を会場に開かれました。のべ30名と、東日本大震災の影響もあり例年に比べて若干少ない参加者となりました。 今回のテーマは「出会って気づく見難い差別」です。家庭や教会、学校、職場、そしてインターネット等、様々な場所で、気づかぬうちに意識の中に入り込んでくるのが今の部落差別の形だと思います。「この辺りは女性が住むには危ないよ」という言葉の背後にいくつの差別が潜んでいることでしょう。 今回の青年ゼミは、部落差別についての知識を得、解放をめざして働く人々と出会うことで、そのような見えにくい差別に気づけるようになりたいと考えました。そこで部落差別入門講座を二回に分けてじっくりと行うと共……

【4733号】PCTからの東日本大震災献金に感謝 第2回台湾協約委員会

2011年9月5日(月)~6日(火)、日本基督教団真駒内教会において第37総会期第2回台湾協約委員会が行われた。 そこでは主に、2012年2月20日(月)~23日(木)に台湾において開催される、「日本基督教団(以下教団)と台湾長老基督教会(以下PCT)との教会協議会」の内容について協議がなされた。 それに先立つ報告事項として、2011年4月25日に行われた、PCT総会についての報告がなされ、総会の中で石橋秀雄教団総会議長よりPCTへの献金感謝と震災の現状が報告されたこと、また総会を開催した会場が、マカイ病院というPCT関係病院であり、PCTが教会外にも広く関係と信頼を築いていることが報告され、大いに学ばせられることであった。 また、教団よりの在台湾宣教師の活動についての報告があり、彼らの活発な宣教の業に皆が祈りを合わせた。 報告の最後に、東日本大震災におけるPCTからの4、800万……

【4733号】「宣教基礎理論」の構成と主要項目決定 第4回宣教研究所委員会

9月1日に第37総会期第4回宣教研究所委員会が開催され、目下策定中の「宣教基礎理論」についてその構成と主要項目を以下のように決めた。第3回委員会で「ガイドライン」を新たに作成し、それに基づきながらの作業である。 Ⅰ.宣教の根拠・理由 ①救済への神の普遍的な招き。 ②歴史における神の招きの現実化。 ③イエス・キリストの派遣・イエス・キリストによる派遣。 ④喜びの共有(個人主義的信仰および救済理解の克服)。 Ⅱ.宣教の主体 ①三位一体の神。 ②主の選民(〔旧約の〕イスラエルと教会):召命と献身。 ③主の民に連なる一人一人。 ④宣教に積極的に向かう教職・役員・信徒の育成。 Ⅲ.宣教の内容 ①「日本基督教団信仰告白」が反映されること。 ②中心としてのキリストの出来事:罪の赦し。 ③救済への参与:義認と聖化。 ④終末における完成・救いの達成に努めること。 Ⅳ.宣教の対……

【4733号】東日本大震災、その後とこれから  関東教区の被害状況

関東教区の場合、東日本大震災によって被った被害と救援活動は、奥羽教区や東北教区とも性格が違っています。栃木、茨城、群馬を中心に教会・付属幼稚園・保育園等の建物被害、信徒の家屋の被害が中心で、その復興と再建が課題です。 関東教区内の教会の被害の概況について。特に教会建物に大きなダメージを受けたのは、水戸中央教会(茨城)、伊勢崎教会(群馬)、宇都宮教会(栃木)で、それぞれの教会を中心に、その再建計画と懸命に取り組んでいるところです。 水戸中央教会は街の中心の好立地にある教会ですが、付属館と牧師館に壊滅的な打撃を受け、倒壊の危険があり、解体工事が終わりました。牧師は現在、外に家を借りて仮住まいの生活をしています。再建が急がれます。 宇都宮教会は大谷石で建てられた礼拝堂の構造が問題で、余震のたびごとにつぶれないかと不安で、伝道集会に人を招けないという状況。建物全体の建て替えに向けて、検討して……

【4733号】あの日から主に導かれて 奥羽教区被災教会と共に

地震と津波、奥羽教区内の教会はすべて少なからず被災の中にある。しかし、すでに報告されているように津波による被害の大きさに誰の目も奪われている。確かに甚大な被害は、その総額を計算することができない、津波被害を受けている宮古教会と新生釜石教会は、抜本的な再建計画に着手できない。もちろん、そこには地方自治体の判断が直ぐに出ないということもあるが、各教会とも、建築や整備が終わっていたから会堂建築に備えてはいなかったのだ。 さらに高齢化した信徒が、再建に向けて、なかなか腰を上げることができない。何とかしなければと言う思いと、自分たちの力ではと言う思いとが交錯しているからだ。何回も何回もお訪ねする中でその思いは当然だと思えて仕方がない。でも、そのままにしておけば良いのではない。 そのため、各教会は応急処置を始めている。少なくとも壁や床をはがし、ヘドロの塊を取り除き、再び壁と床を張る作業を10月末ま……

【4733号】荒野の声

▼毎週利用する地下鉄に、節電のために止められているエスカレーターがあった。止まったままに、階段として用いられていた。▼最初の時のことだ。一歩踏み出して、たたらを踏むというのだろうか、転びそうになった。エスカレーターは全く動いていない。もう一度やり直したが、違和感は残った。その後は、普通の階段を上るのと変わらず、頂上まで辿り着いた。そこから床に足を踏み出して、また戸惑う。前のめりになった。▼多くの人が同様の経験をしたと思う。エスカレーターが停止していることは、目で見て、頭では承知している。しかし、足の方に思い込みがあるようなのだ。無意識のうちに、エスカレーターの慣れた動きに歩幅をそろえてしまうのだ。▼運動会でお父さんが転げるのも、同じ理屈だと聞いたことがある。若かった時のスピードが、体の内に、記憶として残っている。しかし、運動不足の足がついて行かないから転ぶのだそうだ。▼改めて地震のことを思……

【4733号】東日本大震災 半年が経って、今

あの日から半年が過ぎた。一瞬にしてひっくり返され壊されてしまった日常、毎朝目覚める度ごとに、夢であって欲しいと願わずにはいられない受け入れがたい現実、あれから半年が過ぎた。涙に沈みきり、もう一度立ち上がろうとすることが、波に飲まれて逝った人々への裏切りであるようにさえ思えた日々、しかし、暮らしを取り戻すことで、地震を津波を、嘲笑ってやりたいとも思うのだ。 (教団新報への通信から) 半年前に、私たちは悲鳴を聞いた。慟哭を聞いた。そして、慰めるべき己の言葉の貧しさを恥じ、精一杯に延ばさなければならない手の力の足りなさを嘆いた。半年が経って、今私たちは何をなすべきか、私たちに何ができるか。改めてその声を、その祈りを聞くことから始めなくてはならない。ここに、被災3教区の祈り・叫びを、各教区総会議長の声を通して届ける。 弱っている時にこそ、み言葉に立てられ 多くの祈りに支えられ 東北教区 ……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan