1月30日から31日にかけて、福山東教会を会場に第49回西日本五教区合同宣教研究協議会が行われた。今回は、西中国教区の担当で、テーマが「教勢データから見る10年後の教区・教団の姿-西中国教区から」であった。東中国教区、四国教区、九州教区の宣教研究または教師部の委員会の代表者と教団宣教研究所からの参加があった。残念ながら沖縄教区からは欠席の連絡があった。
はじめに、西間木公孝西中国教区宣教研究会委員長より「この会は、西日本の五教区の宣教研究に携わる者が、宣教について率直に話し合える場である。沖縄からの参加がここ数年ないのが残念である。沖縄からの参加を心から願う。教団紛争の中でも行われてきた会だけに教団政治の場を越えて、宣教の課題について話し合いたい」と挨拶があった。
その後、西間木公孝委員長より今回のテーマの主題講演があり、教勢データから教団の教会の現状と将来の予想を紹介。今後の少子高齢化は、教会においては、社会以上に加速化されるだろう。その中で「教会とは何か」ということを考えることが求められると話があった。
講演の応答として、柴田もゆる西中国教区総会議長より、教区として謝儀互助援助をはじめ、各援助で教区内の教会を支える活動をし、またその充実に力を注いでいる。また教区として、人事の紹介をはじめ、教会からの相談に乗ってきた。教区はできる限り、教会を支えていきたいと応答があった。
参加者からは、教勢が落ち込む中で伝道、伝道というのは違う、教会は時代に応じてそのときできることをして、もし継続できないならそのときはこれも神の御心と信じ、その後の世代にバトンを渡すこともあるのではと応答があった。各教区の宣教研究の取り組みの紹介、教団宣教研究所から「宣教基礎理論」改定のためのガイドラインの報告があった。いま抱える宣教の課題とこれからの宣教に関することが2日間にわたって話し合われた。
(西中国教区宣教研究会報)