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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【5003・04号】日本国の軍拡に反対し、武力によらない平和構築を求める要望書(3面)

2023年8月26日
2023 年 8月1日 内閣総理大臣 岸田文雄 様 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31 日本基督教団社会委員会委員長 柳谷知之 日本国の軍拡に反対し、武力によらない平和構築を求める要望書  2022年12月、岸田政権は安保関連3文書(「国家安全保障戦略」、「国家防衛戦略」、「防衛力整備計画」)の改訂を閣議決定し、2023年6月、「防衛力強化2法」(「防衛財源確保法」、「防衛生産基盤強化法」)を成立させました。今、私たちの国は、防衛費倍増、敵地攻撃能力保有という「軍拡」への道を突き進んでいると考えられます。しかし、この「軍拡」には以下のような大きな問題をはらんでいます。 1.敵地攻撃能力は、東アジアの軍事的緊張を増大させます。  敵地攻撃能力の保有は、九州・沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」に沿って対中国ミサイル包囲網を構築しようとする米軍の計……

【5003・04号】♦︎教師継続教育研修会♦(2面)

現代の伝道への問いとしてのカルト  8月1日、教師継続教育研修会がオンラインで行われ、34名が参加した。講師の川島堅二教授(東北学院大学)が「“カルト”−いま私たちに問われていること」と題して講演を行った。  川島教授は、「宗教リテラシー」の普及がカルト問題の解決に資するとし、宗教リテラシーを三つのレベル、⑴情報提供、⑵参加・傾倒、⑶研究・調査で考える必要性を指摘した。  ⑵参加・傾倒においては、英国の神学者ジョン・ヒックを主唱者とする「宗教多元主義」に立つあり方を提示。これは宗教団体に属さず達観する宗教哲学的主張ではなく、特定の団体に所属しながら他宗教との関係を考える中でたどり着く神学的立場であるとしつつ、宗教の変更や複数所属を認める立場である故、伝統宗教に対しても挑戦となるものであると指摘した。  ⑶研究・調査では、日本の宗教学の基礎を築いた姉崎正治の「宗教病理学」を再評価しつ……

【5003・04号】▼牧会者とその家族のための相談室委員会▲(2面)

月一度のオンラインミーティングを開催  第2回「牧会者とその家族のための相談室委員会」が、教団会議室とオンラインで、7月19日に行われた。  電話相談の数は決して多いとは言えないが、相談内容も重要且つ、深刻な内容を含み、これまで以上に牧会の現場で起こっている課題が相談電話において出てきている。今までこのような問題を、教団の委員会として取り扱ってきたことはなく、この相談電話から見えてくる牧会者とその家族の現状を教団として受け止めていくことの重要性を感じ取っている。  半年に一度、対面で相談員とのミーティングを行い、相談内容について、その対応について、話し合い意見を聞き合う機会を持っているが、今後はそのミーティングだけではなく、月に一度、相談員と委員長とのズームミーティングを行うことになった。相談員と委員会の連携を深めていき、この課題により良く取り組んでいくことを願っている。  牧会者……

【5003・04号】▼信仰職制委員会▲(2面)

「按手礼」式文について協議  7月12日、オンラインにて第2回信仰職制委員会が委員全員の出席で開催され、先ず田邊由紀夫委員長より6月27〜28日に行われた新任教師オリエンテーション出席報告、7月3〜4日開催の教団常議員会報告がなされた。  続いて答申集Ⅱ発行に向けて進捗状況を確認し、文章精読の担当者を決めた。  また、今期の重要課題である「按手礼」式文について小泉健委員の研究報告を受けた。教団の三種の式文と他教派(海外含)の構成要素分析、誓約文言の比較検討の上、「式文使用の手引き」の提言がなされ、それを基に協議した。その中で、「手引き」ではなく「按手礼式文」を新たに作成すべきではないか、常議員会でも課題を取り上げてもらうべきではないか、そもそも教団における「按手礼」とは何か等々、各委員の経験なども踏まえつつ状況把握と共に様々な意見が出された。  次回更に小泉委員に「按手礼とは何か」……

【5003・04号】▼部落解放センター運営委員会▲(2面)

センター全体で差別の課題に取り組んでいくために    第2回臨時運営委員会を6月28日にオンラインにて、第3回定期運営委員会および活動委員会との合同協議会を7月28〜29日に大阪クリスチャンセンターにて開催し、大きくは2つの課題、①センター対外業務において発生した問題について、②活動委員会との協力体制について、時間を費やし議論した。  元より活動委員会と運営委員会は車の両輪であり協力しあってゆくものであり、昨今、WEB環境も整いつつある中で、活動委員会の様々な活動に運営委員も積極的に関わりながら、差別問題について共に学んでいくこと、そして、積極的な交流と情報交換をしていくために両委員会の陪席等についても検討していくことを確認した。  ①についても活発な議論がなされ、問題解決に向け更に歩みを進めることができたと思われる。自省を込めつつ、この課題にセンターとして取り組んでいく……

【5003・04号】お知らせ、お詫び・訂正(1面・3面)

お知らせ(1面)  「教団新報」今号を5003・04合併号とし、次号は9月30日に発行します。 総幹事 網中彰子 お知らせ(3面) 『日本基督教団年鑑2023』発行後に編成された各委員会委員名簿等の追録及び「正誤表」を内容とする『追録』が発行されましたので、入手ご希望の方は教団事務局年鑑係に直接お申し込み下さい。 Tel 03-3202-0541 Fax 03-3207-3918 日本基督教団事務局 年鑑係 somu-b☆uccj.org ☆を@にかえてください お詫び・訂正  新報5001・02号1面「新任教師オリエンテーション」本文中、「教団はこうした二重構造性の中で、合同教会として一致するために教憲・教規を定めていったと指摘した。」を削除、4面「戒規執行に至る経緯」本文中、「2023年6月28日付」を「2022年7月29日付」に、お詫びして訂正します。 ……

【5003・04号】《宣教師からの声》多くの実を結ぶことを祈りつつ(1面)

試練の中で広がった主の御業 小川文子 《フィリピン クライスト•ザ•ヒーラー国際宣教運動牧師》  皆様いつも尊いお祈りとお支えを心より感謝申し上げます。御恵みにより、また本当に皆様のお祈りにより、私共一家6人も守られ元気にお仕えしています。コロナ禍での地下教会のような教会生活、2年間登校のなかった学校生活、その後襲った台風の被害と2ヶ月の停電断水生活を通しても、主は多くの御業をなしていてくださいました。人々は時間がある分熱心に伝道し、教会も停滞することなく活動し続けてきました。この間に救われた人、成長したリーダーたちが自然と「故郷にも福音を」とボホール全土に働きの場を広げ始めました。  そのタイミングで、この6年間自宅兼教会だった借家が売却されることになり、教会が移転を余儀なくされました。それを機に地域ごとに独立するよう導かれ、私たちの親しい弟子たちが各々すでに持っていたグループ……

【5001・02号】記事一覧

2023年7月29日
【5001・02号】2023年度新任教師 オリエンテーション(1面) 【5001・02号】▼教師委員会▲(1面) 【5001・02号】お知らせ・お詫び・訂正(1面・5面) 【5001・02号】42総会期第7回常議員会(2面) 【5001・02号】教区総会報告2023年度3−神奈川・総幹事総括(3面) 【5001・02号】世界宣教委員会(3面) 【5001・02号】2023年  在日大韓基督教会  日本基督教団 平和メッセージ(4面) 【5001・02号】▼在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会▲(4面) 【5001・02号】免職・戒規執行に至る経過(4面) 【5001・02号】▼予算決算委員会・監査委員会▲(5面) 【5001・02号】▼宣教研究所委員会▲(5面) 【5001・02号】教区議長コラム(5面) 【5001・02号】事務局報(5面) 【500……

【5001・02号】かの日に明らかに(6面)

 新任教師オリエンテーションが熱海で行われた。各神学校の卒業者の他、Cコースや他教派からの転入など、教師として召された経緯は人それぞれだが、最後の全体会で、参加者は口々に「楽しかった」と喜んだ。私が参加したのはちょうど30年前。今とは全く違っていた。  朝の礼拝を担当させていただき、第一コリントの3章から説教をした。「わたしは、神からいただいた恵みによって、熟練した建築家のように土台を据えました」と、パウロは自分の働きを語り、「そして、他の人がその上に家を建てています」、そして「おのおの、どのように建てるかに注意すべき」と言う。  キリストという土台の上に、私はどんな建築をしてきただろうかと振り返らされる。各々は「金、銀、宝石、木、草、わらで家を建てる」が「かの日」に「おのおのの仕事は明るみに」出される。私は金や銀で建てているだろうか。いやいや「クサっ」「ワラ」と言われそうだ。他の人は……

【5001・02号】人ひととき(6面)

力は弱さの中で 置戸教会員 佐久間光昭さん  北海道、置戸町で生まれ、実家は写真屋を営んでいた佐久間さんが教会と出会ったのは、教会の保育園に通ったことによってだった。小学校2年生の時に父が召され、父と同様に町の社会教育に携わっていた牧師の姿が父と重なり、「こういう人になりたい」との思いを与えられた。また、小学1年の時、心臓の病のため18歳までしか生きられないと診断され、中学2年の時に手術をした際には、真剣に祈る体験をした。そのような中、高校1年の時に受洗した。  若い頃は音楽大学に進みたいという夢もあったが、母から、地元に残り、家業を継ぐ兄を助けて欲しいと言われ、役場に就職した。教会では、30代の頃、役員に選ばれ、間もなく書記役員となり、現在までその奉仕を担っている。  2008年頃、町の人口減少による幼保一元化の流れの中で、教会は、キリスト教保育を続けられなくなり、牧師を招聘す……
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