第2日目午後は、午前より継続した救援対策本部報告関連以外では、主に次の議題が扱われた。
第38回教団総会開催に際して議案整理委員会を設置することが可決された。同委員会は、37教団総会でも設置され今総会も同様となる。総会に提出された議案を整理し議長の議事運営を助けることを委員会の設置目的としている。同一趣旨の議案、教憲・教規に抵触する議案が上程されて議場が混乱することを防ぐため、議案整理を前もって行い議長に提案をする。
議長は、この提案を総会にて議場に提示し、議場の承認を得て、議案の分割、一本化、廃棄を実行する。
次に、予算決算委員会関連では、11年度第2次補正予算を可決した。主な補正は東日本大震災対応関連の項目で、補正額も大きくなっている。
負担金収入は、関東教区の減免額増加に伴い17万5千円減となる。東日本大震災救援対策委員会会計に前期繰入れた5千万円の戻し入れ、同救援対策委員会……
宣教研究所委員会より第4回常議員会にて報告された「『宣教基礎理論』改訂のためのガイドライン」が、前回の意見を踏まえて、今回、改めて提出され議論された。本ガイドラインは、1963年に採択された宣教基礎理論を改訂するための方向性を示そうとするものである。
宮本義弘宣教研究所委員長は、「ガイドラインを読む上でのキーワードは『喜び』、『礼拝』である」とし、この点に留意して議論することを望んだ。
また、委員長は、宣教研究所発足が1953年の宣教会議にて教団の福音把握の不徹底が自覚されたことにあったのを示して「この福音把握の課題は現在もなお続いている」とし、改訂の必要性を述べた。
ガイドラインは、「Ⅰ.宣教とは何か」、「Ⅱ.宣教の必要性」、「Ⅲ.宣教の可能性」、「Ⅳ.宣教の内容」、「Ⅴ.宣教の方法」の5つの標題を掲げ、それぞれをさらに数項目にわけてテーゼを示し、また必要な聖書箇所を引用している。……
救援対策本部報告の件では、雲然俊美書記から、報告書に沿って、まず概略の説明があった。
主な活動として次のものが読み上げられた。対策本部ニュースと緊急シンポジウム記録集の発行。救援対策本部事務局(通称「11号室」)室長として長崎哲夫教師を選任。海外献金プロジェクト小委員会委員として石橋秀雄議長を補充。現地専従者の人選・面接・会議における提案。「被災教会支援金配分要綱(案)」の作成。
加藤誠担当幹事は、特に放射能汚染から福島県下のこどもたちの命を守るための「こひつじキャンプ」第2回が、3月9日~10日、妙高高原YMCAにおいて開催される旨を報告し、このキャンプの定期的な開催を推進していくこと、幼稚園や保育園との担当者会を今月中に設け情報交換をし、偏りのない手厚い支援を実施していきたいと述べた。さらに11号室室長との会議は少なくとも10日おきに行い、現地のニーズに応えていきたい。「3・11祈……
「センター明確化」「伝道資金」具体案継続審議
第37総会期第5回常議員会が、2月13~14日、教団会議室で開催された。
恒例となった開会礼拝では、岡村恒常議員が、ローマの信徒への手紙8章26~30節を解き明した。
『万事が益となる』という言葉は、悲惨な現実の前では、偽善に陥りやすい、むしろ無力な言葉なのか、と問題を投げ掛けることから説教は始まり、献身前に、死に瀕した兄弟への聖餐に共に与った体験から、それが神の国の食卓であると実感したこと、その体験が聖餐のありように拘る理由となったことが述べられた。
また、膵臓癌で余命半年を宣告された実母と過ごした体験から、救いの確かさの根拠が神にあることを教えられたと語り、私たちが神を探し出し救いを見出すのではなく、神が私たちを探し出し救うことを実感したと結論した。
常議員はインフルエンザで教職1名、葬儀列席のため信徒1名が欠席した他は全員出……
日時 2012年3月5日(月)14:00~
6日(火)15:00
会場 鳥居坂教会
(東京都港区六本木5-6-15)
主題
《伝道と伝道協力》
〈副題:共通理解と協働を求めて〉
主題講演Ⅰ『伝道とは何か』
神代真砂実(東京神学大学)
主題講演Ⅱ『伝道と伝道協力』
平井 章(日本キリスト教
社会事業同盟)
発題
『伝道協力について』
宣教協力学校協議会、伝道方策検討委員会、東北教区、四国教区
日本基督教団宣教委員会委員長
張田 眞
鎌倉市生まれ。藤沢教会員。エマオのボランティアから2011年7月、救援対策本部スタッフ。
前北さんが東日本大震災に遭遇したのは、千葉・八千代台の自宅だった。
震度5強、家具が散乱する恐怖を味わった前北さんは、テレビの映像を見て凍りついた。海抜50㎝の江の島で生まれ、津波の恐怖を子どもの頃から感じて育ったからだった。
教会の祈祷会で「被災地のために私に出来ることがあれば」と祈って帰宅した前北さんに、教会から「東北教区のエマオ・センターがボランティアを求めている」との連絡が入り、即、参加を決断した。
4月、被災地入りして惨状を一目見た時、前北さんは、「定期的に何度も通おうと決意した」という。
ご本人の言葉を借りれば、「重度のエマオ病(リピーター)」となって被災地通いを繰り返すうち、災害担当の加藤誠幹事に見出されて、7月発足した教団救援対策本部のスタッフとなった。
ボランティアと……
語り続けよ。黙っているな。
東京信徒会講演会は、東京教区伝道委員長小橋孝一先生を講師に迎えて、2012年1月21日(土)富士見町教会で開催された。
冷え込んだ雨の日、会場は「伝道に熱くなる教団」さながら、熱心に聞き、祈り、語り合った。
講演中に2時46分を迎え、中断して東日本大震災を憶えて《11246の祈り》を捧げた。
講演は、パウロのコリント伝道の始まりから説き起こされた。伝道の幻を使徒たちの時代に遡って共有する想いで迫った。
あのパウロでさえ、「私は衰弱していて、恐れに取りつかれ、ひどく不安であった」と書いている。
主は幻の中でパウロにいわれた。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな」それは、「私があなたがたと共にいる」「だからあなたを襲って危害を加えるものはいない」「この町には、私の民が大勢いるからだ」。
「語り続けよ。黙っているな」これは、現代の私たちへの主のご命令であ……
石橋由美子 (越谷教会員)
私のパートナーは牧師であり園長です。私の理想とする牧師像をことごとく打ち砕かれてきたので、42年目に回想することは意義深いと思い、筆をとりました。
1970年に、私たちは結婚し、鴻巣教会に着任。当時は、子育て真只中、6年目に義父の介護のため夫の両親と同居となりました。
二人して、日曜日は勿論ですが月曜日から土曜は附属幼稚園に出勤し、様々に、問題が起きれば、まず夫に相談しました。元来、結婚願望の無い私でしたが〝イエス様の喜ばれる生き方〟を切望していたので、全ては〝イエスのように〟と思い働きました。
1981年に夫は、越谷教会に招聘され、私も転会しました。そのうちに、持病の慢性中耳炎が悪化したため、手術をしましたが、回復せず両耳補聴器をつけて現在に至っております。
それにしても、しいられた恵みというべきか、キリスト教保育の業を通して幼子達から〝神の愛〟……
WCCボランティア
◎WCC中央委員会
クレタ島(ジュネーヴで事前研修)
8月下旬~9月上旬
30歳まで
◎自己負担 往復旅費
◎応募期限
3月15日(必着)、書類選考・面接あり
◎問合先 国際関係委員会(℡03-3202-0544)
花盛勲一氏(隠退教師)
11年11月4日逝去、84歳。宮崎県に生まれる。'60年日本聖書神学校を卒業、同年新宿伝道所に赴任、北立川伝道所、祖師谷伝道所を経 て、'91年より'99年まで馬見労祷教会を牧会し、01年に隠退した。遺族は妻・花盛音羽さん。
加邊永吉氏(隠退教師)
11年12月1日逝去、81歳。群馬県に生まれる。'56年同志社大学大学院修了、同年久万教会に赴任、兵庫教会を経て、'67年より'95年まで明石教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・加邊美智子さん。
中村 暉氏(隠退教師)
11年12月10日逝去、75歳。東京都に生まれる。'64年日本聖書神学校を卒業、'67年久ヶ原教会に赴任、大村教会、浅草教会、本郷中央教会を経て、'97年より05年まで諫早教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・中村和子さん。
美藤 章氏(近江八幡教会 主任担任教師)
11年12月24日……