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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4743号】人ひととき 森 祐理さん あなたのために歌うものへ

2012年3月10日
クリスチャン・アーティスト。単立ニューライフキリスト教会員。 教会やキリスト教学校、各種団体のコンサートで、祐理さんに出会ったことのある人も多いのではないか。日本基督教団の諸教会・集会にも数多く招かれ奉仕されている。 小さい頃から歌うことが大好きだった祐理さんは、大学でも音楽を専攻し、やがてNHKテレビ歌のお姉さんやミュージカルなどで活躍するようになった。そのような折、突然に声が出なくなる経験をする。回復を求めて祈る中、主を証しする働きへの神からの招きを聞いた。そして「もし、もう一度歌うことができるのなら、あなたのために歌う者と変えてください」との祈りへ導かれた。 17年前の1月17日早朝に神戸を襲った激しい地震、弟の渉さんが倒壊したアパートの下敷きとなり、命を落とした。今振り返って「心に穴が空いた。でもそれによって、心に穴をもつ人の痛みに気づかされるようになった」と語る。それ以……

【4743号】報告 第49回 西日本五教区合同 宣教研究協議会

1月30日から31日にかけて、福山東教会を会場に第49回西日本五教区合同宣教研究協議会が行われた。今回は、西中国教区の担当で、テーマが「教勢データから見る10年後の教区・教団の姿-西中国教区から」であった。東中国教区、四国教区、九州教区の宣教研究または教師部の委員会の代表者と教団宣教研究所からの参加があった。残念ながら沖縄教区からは欠席の連絡があった。 はじめに、西間木公孝西中国教区宣教研究会委員長より「この会は、西日本の五教区の宣教研究に携わる者が、宣教について率直に話し合える場である。沖縄からの参加がここ数年ないのが残念である。沖縄からの参加を心から願う。教団紛争の中でも行われてきた会だけに教団政治の場を越えて、宣教の課題について話し合いたい」と挨拶があった。 その後、西間木公孝委員長より今回のテーマの主題講演があり、教勢データから教団の教会の現状と将来の予想を紹介。今後の少子高齢……

【4743号】《出版局・新刊ニュース》

『信徒の友』別刊 その時、教会は 3・11後を生きる *3月7日刊行 *信徒の友編集部編 *税込1、680円(売上の一部を「東日本大震災救援募金」へ寄付致します) 被災地の教会・信徒・牧師は、東日本大震災をどのように迎えその中を生きたのか! ◆写真記録で見る3・11とその後 ◆「神さま!」思わず祈った生々しい証言の数々 ◆読者アンケート「3・11後を生きる私たちの信仰」集計

【4743号】主の召しに応えて 伝道のともしび

最善の牧会は説教である 大月新生教会牧師 舩戸 良隆 主のくすしき御導きにより2008年7月より山梨県の大月新生教会を担任することとなりました。 この教会は83年の歴史のある教会ですが、当時、礼拝出席者は90歳、80歳の男性2人でした。神学生時代、壁に向かって説教する(会衆が一人もいない)ということを聞きましたが、まさにそれを地で行く有様でした。 このような状況の中にあって、どのように伝道してゆくか、40年前、神学校の恩師に教えて頂いた「御言葉(説教)に命をかける」それによって会衆も説教者自身も養われる、このこと以外にはありませんでした。 わたしは3人の恩師から、説教について次のような教えを受けました。 ①桑田秀延学長 「君たちは、やがて教会に遣わされ説教をするようになる。その準備をする時に、自分自身、御言葉に打たれ、『わたしたちの心は燃えていたではないか。』(ルカ24・32……

【4743号】◇公募◇

台湾基督長老教会での宣教体験プログラム、アイラブ台湾(6/27-7/14) ◎内容 現地各個教会の子供青年向け夏期学校に参加する、要英語力、35才まで ◎旅費補助 教団より半額 ◎応募期限 4月13日(必着)、書類選考あり ◎問合先 台湾協約委員会(03-3202-0544)

【4743号】消息

尾熊芳子氏(総社教会主任担任教師) 12年1月6日逝去、89歳。岡山県に生まれる。'45年日本女子神学校を卒業、'47年倉敷西教会に赴任、'52年より総社教会を牧会した。遺族は弟・尾熊俊夫さん。 川上朝恵氏(隠退教師) 12年1月11日逝去、80歳。東京都に生まれる。'83年日本聖書神学校を卒業、09年まで大久保教会を牧会し、隠退した。遺族は娘・川上善子さん(大久保教会主任担任教師)。 武間謙太郎氏(隠退教師) 12年1月11日逝去、90歳。コルカタ(旧カルカッタ・インド)に生まれる。'52年エール大学神学部を卒業、'54年より'96年まで('71年から'76年まで在外)中目黒教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・武間喜美エルシーさん。

【4743号】「伝道推進室」設置提言へ 第5回伝道方策検討委員会

1月23日(月)~24日(火)、教団A会議室にて、第37総会期第5回伝道方策検討委員会が開催された。 今回の委員会では、主に常議員会への提言を取りまとめる作業を行った。最も重要な提言は「『伝道推進室』設置」である。教団が伝道体制を整えるため、伝道委員会のもとに伝道推進室を設けて具体的な伝道の取り組みをなす。伝道のための予算を持ち、更に長期的な研究や計画を作成し実施できる、権限と責任、そして継続性をもつ部署の設置である。 次に「教師の人事の強化」である。教勢分析をし、今後地域の中核を担う教会の教師人事が大切であるとの認識に至った。教団四役のもと相談室を設け、積極的人事を進めることを目指す。 次に「教会関係幼稚園・保育園の支援体制構築」である。幼保一体化をはじめ様々な課題に直面する教会幼稚園・保育園を支えるため、責任を担う者のスキルアップのための研修の継続的実施、相談窓口の設置、更に乳幼……

【4743号】全国社会委員長会議の主題を決定 第4回社会委員会

1月23日~24日、第37総会期第4回社会委員会が開催された。 新保能宏委員の司式による礼拝をもって開会した。23日は、業務報告、常議員会報告、東日本大震災関連の諸報告を、大三島義孝幹事より添付資料に基づいて受けた。続いて、原田史郎委員より、日本キリスト教社会事業同盟2011年度第3回理事会議案書に基づいて報告を受け、委員一同承認した。その他の報告として、第3回九条アジア宗教者会議(2011年10月5日~7日 沖縄開催)に出席した芳澤信委員より報告を受けた。 協議事項として、37総会期全国社会委員長会議(2012年7月23日~24日開催)に関する件が協議された。主題を「3・11 日本基督教団 祈り」とし、被災地で支援活動をしている教団教師の方々に発題を依頼することとした。その他、プログラムの詳細について確認をし、担当者を決定した。 社会委員会は、東日本大震災の初期対応として、被災地の……

【4743号】春季検定試験に向け準備を整える 第5回教師検定委員会

第37総会期5回教師検定委員会が2012年1月23日(月)、24日(火)の2日間、教団4階会議室において行われた。出席は委員7名全員と担当幹事、担当職員各1名。東野尚志委員長はヨハネ福音書11・25~27を朗読し、「わたしは復活であり、命である」との主の御言葉に基づいて奨励をした後、開会の祈りを献げた。 2012年春季教師検定試験《学科試験2月28日(火)、面接試験2月29日(水)~3月1日(木)東京会場》を控えての委員会であり、議事の中心は提出された釈義・説教、論文の採点結果の確認と学科試験問題の作成である。 今回願書を受け付けた受験志願者は補教師受験者が58名(Cコース12名、Bコース14名、Aコース32名)、正教師受験者が9名であった。各々の受験資格について審査し、全受験者に対して受験票を送付することを可決した。 教師検定規則第4条3号(学部を経ないで大学院入学した神学校卒業予……

【4743号】荒野の声

▼30年以上親しくしている家の長男が、地方公務員試験に合格し、役場に採用されて、故郷・福島の村へ帰ることになった。この村は周辺に比べて異常に放射線値が高い、所謂ホットスポットにある。▼家族は複雑な思いで長男の帰郷を受け止めるが、百件ばかりの集落の人々は、大喜びだ。何故なら、この家は、集落で唯一のお寺さん、ここに跡継ぎが帰らなければ、地域は限界集落となってしまうのだ。村人にとって、僧侶の跡継ぎの帰郷は、正に、復興への第一歩が見えた思いなのだ。▼教団は議長を筆頭に、直ちになすべきこと、今出来る限りのことをして来た。今、少し先のことに目を向けた時に、これまで押さえられてきた議論が、頭をもたげてきたように思う。「地域の復興なくして教会の復興なし」「教会の復興こそが地域の復興に」▼本当は、両者の間に矛盾も、境目もない。教会もお寺と同じ、地域を限界集落にしてはならない。信仰・魂の過疎地にしてはならない……
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