「医療刑務所の現場にて」
7月14・15日、軽井沢南教会において、日本基督教団教誨師会研修会・教区代表者会が参加者38名で開催された。
一日目は、「医療刑務所の現場にて」という主題で、岸本光子教誨師(大阪暁明館病院伝道所牧師・西日本成人矯正医療センター教誨師)と浦上結慈教誨師(宝塚教会牧師、播磨社会復帰促進センター教誨師・元大阪医療刑務所)から講演を聞いた。医療刑務所(現在の名称は「成人矯正医療センター」)は、専門的な医療処置を要する被収容者を収容する矯正施設で、中でも教誨師として終末期医療を受けている被収容者との関わりが他の矯正施設とは異なる特徴といえる。岸本教誨師は、医療刑務所の説明をし、さらに具体的なケースを紹介しながら教誨師の働きの大きさを伝えてくれた。浦上教誨師は、大阪刑務所から医療刑務所が設立時、教誨師として委嘱された時の経験を話した。また、民放の特集として医療刑務所が……
戒規諸規則運用に関して意見交換
「新任教師オリエンテーション」が開催された6月23〜24日の期間中、第3回教師委員会があわせて開催された。
始めに今回の新任教師オリエンテーションのプログラムおよび担当者、出席者の確認をすることから始めた。また2026年度の新任教師オリエンテーションの日程、会場も決定。2026年6月22〜24日、今年と同様ハートピア熱海を会場に行うこととした。
8月25〜27日、関西セミナーハウスを会場に行われる「第6回教師継続教育研修会」についてはプログラム、担当者の確認、現在の申し込み状況などが確認された。現段階での申込数が少ないことを受け、教区を通して再度参加呼びかけをすることとした。
また「戒規適用申請に関する件」を取り扱う。委員長より戒規諸規則運用に関して公明正大であることが必要という委員長の見解を踏まえ意見交換をする。戒規申請の内容は個別の事情を……
伝道推進室より応援した教会・伝道所
祈りに生きる 小さな希望の星
酒田暁星教会牧師 関戸 直子
山形県酒田市という山形県の最北にある教会で、県内を流れる豊かな最上川が日本海に流れ込む河口に位置しています。酒田は江戸〜明治時代にかけて、庄内平野でとれる豊富な米を「北前船」で、江戸や大阪など日本全国に千石船にのせて運ぶことで栄えた都市でありました。NHKの朝ドラ「おしん」の舞台になったところです。
戦後、塩沢正司牧師の家庭集会から宣教がはじまり、その後、現在の場所に教会が建ちました。昔の地区新聞を読みましたら、塩沢牧師はここを「子どもたちが集まる学校」にしたかったようです。ですから教会のつくりも、いわゆる教会らしい設計というよりも、子どもたちが入ってきやすい敷居の低さとなっており、学校教室に似た形状になっています。
酒田暁星教会はホーリネスの群に属し、信徒2〜3名という小さ……
6月23〜25日、教団新任教師オリエンテーションに参加した。今年度新たに遣わされた教師たちと共に、学びと交わりの時をもち、新任教師の皆さんが、それぞれの働きに真摯に取り組んでいる姿に励まされた。
遣わされた教会や学校は違っており、その働きの場での苦労も違う。けれども、共通していることは、「ここから始まる」ということである。
今回も、「教会員が少ない」、「青年がいない」、「説教の準備が大変だ」、「行事や集会の準備に追われている」など、様々な悩みを抱え、苦労している声を聴いた。しかし、教会や学校での福音伝道の働きは、今、出会っている一人ひとりとの関わりから始まっている。
大勢の群衆を前に、「ここにはパン五つと魚二匹しかありません」と言った弟子たちに、主イエスは、「それをここに持って来なさい」と言われた(マタイ14・17〜18)。「これしかない」のではなく、「これがある」のだ。
……
一昔前、「一神教は不寛容」という言説を度々耳にした。背後には「多神教である日本は寛容」という主張が込められていた。当時、世界で頻発していた原理主義に基づくテロとは無縁であった日本社会において、一定の説得力を持って受け止められていたように思う。▼しかし、寛容の精神が、欧州での近代化の中で、幾多の争いを経てもたらされた宗教和議や寛容令によって醸成されて来たと受け止めている者にとっては、少々乱暴な主張のように感じられた。また、多神教であっても、等しく不寛容に陥る可能性があるにも関わらず、自らの問題として受け止めようとしない姿勢に危うさも感じた。▼昨今、日本においても自国ファーストを掲げる政党が支持を集め、ネット上には排外主義的な言説が溢れている。もともと無自覚であったが故に、むき出しの不寛容が蔓延しかねないのではないかと危惧せざるを得ない。▼「寛容」(tolerance)という言葉は「忍耐」を……
准允・按手礼式において教団信仰告白を告白
神奈川
6月21日、第155回神奈川教区総会が清水ヶ丘教会を会場に開催された。議員数225名中161名が出席した。
議事は第1号として前回可決された修正案と同様の「今回の教師試験が不当とまでは言えない」という議案、第2号に「按手礼・准允式において教団信仰告白を告白する件」が、その後第3・4号に准允執行と按手礼執行が提案された。議場からは、第1号と第2号および第1号だけを第4号の後に審議する二つの案が提出された。ともに准允・按手礼とは切り離し、影響がないことを明確にすべきというのが主な提案理由だった。両案とも否決され、原案が可決された。
第1号議案の審議では、議論の前提が不十分、すでに進展したことが踏まえられていない、准允・按手礼と結びつけると予定者が萎縮する、などの反対意見があり、教師試験についての対立を率直に認めた上での議案であると……
《寿炊き出しの会》
分断をのりこえる場として
8月以外毎週金曜日に寿公園で行っている寿炊き出しの会は、日雇い労働者の先達である「老人クラブ」の声がけで1993年12月から始まり現在第33次に入っている。バブル経済崩壊の不景気が労働者の町に直撃し、公的資料ではないものの当時の記録によると寿地区および周辺での行路病死は1993年には184人。今では「寿の人」と言えば簡易宿泊所に住んでいる人を連想する人が多いが、当時日雇い労働者にとって野宿生活は地続きの問題。まさに「命の灯」を守る活動としての炊き出し。時代の移り変わりとともに労働者の町から「福祉ニーズの高い町」になり行政による福祉拠点化が進みその様相は変わったが、第32次では平均で467食の雑炊が配食されており、炊き出しは食べるだけの場にあらず、身寄りなど人的関係性の乏しい困窮者が新たにつながりを構築する「場」の一助になっていると感じてい……
キリスト教学校を通して世に仕える
星野薫さん
フェリス女学院の職員として43年働いてきた星野薫さんは、藤沢北教会で受洗して46年になる。その間30年間長老を務めている。
教会との出会いは、転校先の公立小学校に藤沢北教会の教会学校に通っている生徒が何人かいたことだった。大学入学後ほぼ毎週礼拝に出るようになり、「この教会で礼拝者になる」との思いに導かれて受洗。それ以来藤沢北教会で礼拝をし、仕え続けている。
牧師の夫人にフェリス女学院を勧められて就職。それ以来事務職員として学生、生徒を支えることを通して日本の宣教に仕えてきた。フェリス女学院のモットーは「For Others」。学生、生徒、卒業生に親しまれ、職員にとってもこの学校で働く指針になっている。
6年前からキリスト教学校教育同盟の全国事務局長・事務長会議の実行委員長を務め、キリスト教学校のあり方を考えさせられることも多い……
青年大会開催方法を協議
今総会期宣教委員会は、第1回(4月14日)および第2回(6月25日)委員会を開いた。
青年大会実行委員会についてのみ報告すると、委員長を須賀工委員とすること、また教育・伝道・社会の各常設専門委員会からそれぞれ1名を委員として出すことを決めた。
開催方法については、昨年9月に開催した青年大会が全国6会場に分かれてオンラインでつなぐ形でなされ、参加した青年がそれぞれの地域でつながりを持つなどの成果があったことを評価し、次回となる来年も同様の形で行うことを確認し、日程の調整に入ることとした。また、情報が必ずしも諸教会に届いているとは言えないことから、どのように広がりを作っていったらよいかについて検討している。(小宮山剛報)……
機構改定、教団総会の規模縮小について協議
第43総会期第4回常議員会が7月7〜8日、教団会議室にて、開会時常議員30名中29名の出席で開催された。
書記報告では黒田若雄書記が出版局経営改善会議の立ち上げ、各教区総会への問安使派遣等について報告した後、第43回教団総会での3件の発言について触れた。この発言については第1回常議員会にて指摘され、三役に取り扱いが託されていた。今回は発言録を議場に配布して議論し、再び三役持ち帰りとして第5回常議員会で取り扱うとした。これについて議場からは「教会会議において聖霊を否定する発言にその場で対応できなかったことは悔い改めなければならない」、「総会での発言を後日の常議員会で取り上げるのはフェアではない」等の発言が出た。また「教団として信仰告白理解の公式の基準が存在していない。これを好機に建設的な歩みを始めて欲しい」との意見も出た。兵庫教区議長として陪……