《釜ヶ崎》
あきらめずに闘う
2019年の5月から6月にかけ、それまでは南海高架下の西成労働福祉センター前の駐車場に向けられていたのに、釜ヶ崎のあいりん総合センター(以下、センターと略す)のシャッター前の団結小屋に向きを変えた監視カメラに、ゴム手袋やスーパーのレジ袋を被せた行為が、「威力業務妨害」の容疑に当たるとして、この行為を実行したとされる4人が逮捕・起訴され裁判が行われていましたが、2022年3月14日の大阪地裁判決は検察の求刑通りの不当判決でした。
この大阪地裁判決を受けて3人が控訴したのですが、2023年6月14日に、大阪高裁で判決の言い渡しがあり、斎藤正人裁判長は、監視カメラにゴム手袋やスーパーのレジ袋を被せた3人の行為は正当防衛にあたるとし、罰金10万〜50万円とした一審・大阪地裁判決を破棄し、控訴した3人全員に無罪を言い渡したのです。
大阪府は裁判の中で、監視……
伝道報告 伝道推進室より応援した教会・伝道所
城下町にある勝山教会
久世教会牧師・勝山教会代務者
宮本裕子
2018年から、私(宮本裕子)が、久世教会に赴任し、勝山教会の代務者となりました。今年で7年目です。その間、2名おられた勝山教会の信徒をお一人天にお返ししました。現在、勝山教会は93歳の信徒(宇田弘通兄)お一人となってしまいました。
勝山教会は鳥取県と中国山地が接する岡山県北部に位置します。勝山地区は、かつて勝山藩二万三千石の城下町であり、中国山地を挟んで山陰と山陽を結ぶ「出雲街道」の宿場町としても栄えた町です。出雲街道沿いには、今も白壁の商家や民家などの建物が軒を連ねて、当時の風情を残した街並みが続いています。倉敷の美観地区を思わせます。勝山地区は、県の「街並み保存地区」の指定を受けています。
勝山教会はそのような風情ある町並みの中にある小さな教会です。創設された……
《奥羽教区》
東日本大震災13年を覚えての礼拝
◎日時 3 月 10日(日)午後2時30分〜
◎会場 大船渡教会、奥羽キリスト教センターチャペル
※「奥羽教区」チャンネルからYouTubeでも配信
◎メッセージ 村谷正人教師(大船渡教会)
《東北教区》
東日本大震災13年記念礼拝
◎日時 3月11日(月)午後2時30分〜
◎主会場 小高伝道所
◎説教 飯島 信牧師(小高伝道所・浪江伝道所)
◎礼拝ライブ配信
東北教区Facebookページより配信
※集まって参加できる教会もあります。……
大城鉄也(無任所教師)
23年11月12日逝去、58歳。福岡県生まれ。89年関西学院大学卒業。94年より00年まで早稲田教会を牧会。遺族は父・大城美知信さん。
小栗善忠(隠退教師)
23年12月23日逝去、88歳。東京都生まれ。60年日本聖書神学校卒業。同年より四谷新生、花巻、原町田、神戸聖愛教会を牧会し、13年隠退。遺族は妻・小栗雅子さん。
齋藤忠雄(無任所教師)
23年12月26日逝去、89歳。宮城県生まれ。00年受允、03年受按。00年より横浜港南台、新横浜教会を07年まで牧会。遺族は妻・齋藤裕子さん。
坂田 進(新居浜梅香教会主任担任教師)
24年1月10日逝去、67歳。愛媛県生まれ。88年東京神学大学大学院修了。同年より洗足、新居浜梅香教会を牧会。遺族は木下啓子さん。
安藤義雄(隠退教師)
24年1月16日逝去、87歳。東京都生まれ。5……
社会委員会援助団体
一般社団法人シャロームいしのまき《宮城県》
困難を受け止め、事業を継続
一般社団法人シャロームいしのまき(2014年設立)は、精神障がいを経験した当事者・家族・支援者が中心となり「地元の水産加工物などの販促による地域活性化」と「地域に新しい精神福祉の風をおこす」ミーティング・当事者研究・障害で町おこしセミナーを続けてまいりました。
2011年東日本大震災によって宮城県石巻市は最大の被災となり、漁業施設や水産加工場は壊滅的な被害を受け、約4000名の尊い人命を失いました。2011年5月よりミーティング・当事者研究を石巻栄光教会の礼拝堂をお借りして再開を果たしました。水産加工品などの販売は2015年度より本格的に販促を開始しました。2018年就労継続支援B型事業所「べてるの風」の事業認可を得て、障がい者の方々の働く場を拡大しました。資金繰りは厳しいところがあ……
教師委員会
東北教区からの戒規適用申請を受理
第4回教師委員会が1月29日に教団会議室で行われた。古旗誠委員長による開会祈祷ののち、議事日程を変更して内城恵委員(羽咋教会)より能登半島地震について現状報告があった。輪島教会、七尾教会、七尾幼稚園、富来伝道所などの被災状況、インフラ状況、避難所の状況などが伝えられ、教師委員会の参加者一同が被災した教会や人々のために祈りを合わせた。
次年度の「新任教師オリエンテーション」について検討し、講演Ⅰのテーマは前回と同じく「伝道を共に担う教団の教師」となった。講演Ⅱについては「教師のメンタルケアについて」となったのだが、今期の委員会では教師のメンタルが話題になることが多く、そうした議論を受けての決定である。「ハラスメントと教会」の講演については、少し時間を増やして開催されることになった。また、能登半島地震についての報告の時間を設けることに……
宣教研究所委員会
『宣教の未来2』論文の中間報告を共有
宣教研究所委員会の第3回委員会が1月22日にオンライン(完全リモート)で行われた。委員会には全委員が出席した。他に道家紀一幹事・新名知子職員が陪席。主な議事は、本年秋に発行予定の論考集『宣教の未来2』(仮題)に収録される5本の研究についての中間報告であった。研究委嘱をおこなってあった5名の研究員からの中間報告を共有した。
「論文骨子」と銘打たれた中間報告は、平均で2ページ前後のもので、研究によっては構成が決まっているものもあった。全研究員から「骨子」が届いたことを委員会として喜んでいる。なお、一つの研究について、論文テーマ変更の申し出があった(委員を兼ねている神保望研究員の論文テーマを「教会合同としての宣教の未来」とすることを委員会は了承した)。神学教師・教務教師の研究と教会担任教師の研究には自ずから性格の違いもあり、各……
大規模災害発生時、マニュアルに基づき迅速に対応
2024年1月1日夕刻、能登半島地震が発生しました。中部教区は、発生と同時に、今年度10月常置委員会で可決された「大規模災害発生時の初期・中期対応に関するマニュアル」に基づいて対応を始めました。このマニュアルは、東南海地震に備えて作成されたもので、「①教区は教師とその家族の心身を守ることを最優先とする。②教区は地区会長を通して被災教会・伝道所の被災状況を把握する」という2つの基本方針に基づき、発生から3日間の初期、3週間までの中期に分け、その対応を示したものです。
発生からしばらくして、地区会長を通して、情報が逐一、教区議長に届けられ、その内容を整理し、教区ホームページに発信しました。現代は、メールなどの通信手段があり、被災地自治体もまず、この通信の回復、スマホの充電を優先的に考えてくださり、迅速に情報が伝わり、その後の教区としての対……
お知らせ
「教団新報」次号を、3月9日に5015増刊号として発行します。
総幹事 網中彰子
《公募》日独ユースミッション
◎日時 2024年8月14〜26日(現地滞在、日本出国は13日、帰国は27日になる見込み)
◎募集人数 10名(年齢 14〜26才)
現地滞在費はドイツ側で負担、日本からの渡航費は参加者負担(一部補助あり)
◎主題「私たちのミッションとは?」
◎主題聖句 マタイ28・18〜20の御言葉に私たちはどのように応えられるだろうか
◎言語 英語(ドイツ語も可)
◎締め切り 3月10日
*申込み、詳細は下記を参照
https://uccj.org/kobo-2……
神からいただいた恵み
コリントの信徒への手紙二6章1~2節
わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。なぜなら、「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。
むさし小山教会
遠藤 忠
重荷を負う中で
読者各位にはこの時どのような重荷があるのでしょうか。
わたしたちはこの世の中で主をほめ讃えることが許されていますが、多くのさまざまな重荷を負っています。それぞれの立場で思ってもいなかったようなことが起きたり、どうすることも出来ずにただ心身共に苦しみが通り過ぎるのを待つようなこと、また、心が厚い雲に覆われたままで何かに押さえつけられているようであることなど、言葉に言い表すことも出来ず、それを他者に伝え……