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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【5016号】部落解放センター運営委員会(2面)

2024年3月23日
センターの働きを自ら問いつつ、解放に向けて歩む  第4回臨時運営委員会および活動委員会との合同協議会を11月28日に東梅田教会にて開催、第5回定期運営委員会を2月14〜15日に日本キリスト教会館会議室にて開催した(すべてオンライン併用)。主な協議事項として、継続して取り組んできた①センター対外業務において発生した問題については、教団総幹事の扱いとなったことの報告を受けた。②教区総会挨拶は各教区運営委員が担うこと、③「部落解放センター奨学金」規定変更、細則制定、④関係神学校へ「神学校等人権教育懇談会、部落解放センター奨学金・奨学生募集についての報告」をすること、⑤「運営委員の役割」である教区とのパイプ役と教区での取り組みの推進のために各教区常置委員会へ運営委員陪席の依頼状を送付することなどが決議された。併せて「今井数一記念解放講座」も案内し、各教区での部落差別問題への取り組みを促すこととし……

【5016号】能登半島地震報告 《学校現場から》(2面)

愛と希望と喜びの経験を運ぶため  2024年元旦、16時10分、能登半島地震が発災。すぐに、全学院での学校関係者の安否確認、校内点検に入りました。校舎の被害もありましたが、数日で整理のできる範囲でした。調理室、理科室、図書室、職員・研究室、ロッカーなどから備品の散乱や破損があり、パイプオルガンはパイプのゆがみが何本も確認されました。しかし、すべて数日か数週間で整備できました。ただ、教職員・生徒の実家で被害を受けた方もあり支援を必要とされています。  発災後しばらくは、ずっと体が揺れているような感覚がありましたし、心の後遺症のようなものもあります。また、若い人たちは大きな揺れを体感し、日々のニュースによって心に重圧を感じているでしょうから、学内では礼拝から始まる安定した日常を取り戻し、中高では「ほっとかふぇ」を開催して校内で安心できる空間をつくってみたりもしています。  地震1週間後、……

【5016号】2024年教区総会日(2面)

教区 会期 会場 問安使 北 海 4月29日(月・祝)13:00〜30日(火)15:00 札幌北光教会 藤盛勇紀 奥 羽 5月21日(火)12:30〜22日(水)15:45  奥羽キリスト教センター 黒田若雄 東 北 5月28日(火)10:30〜29日(水)16:00 仙台青葉荘教会 東北教区センター・エマオ 雲然俊美 関 東 5月29日(水)10:00〜30日(木)16:00 大宮・ソニックシティ小ホール 黒田若雄 東 京 5月28日(火)11:00〜29日(水)16:00 富士見町教会 藤盛勇紀 西東京 6月2日(日)15:00〜3日(月)17:00 阿佐ヶ谷教会 雲然俊美 神奈川 6月29日(土)10:00〜1……

【5016号】152回神奈川教区総会報告(2面)

按手の採決を保留する動議を否決  神奈川教区総会が2月24日、清水ヶ丘教会で、正議員229名中143名が出席して行われた。  開会礼拝後、佐野匡副議長が、「教区形成基本方針」を朗読、「我々は対立点を棚上げにしたり、性急に一つの理念・理解・方法論に統一して他を切り捨てない」と述べた。議場から「次回の総会から教団信仰告白を礼拝の中で唱和する」動議が出された。理由として、「教団信仰告白を共に告白しているからこそ、様々な意見の対立を乗り越えて顔を合わせている」と述べられた。「教団信仰告白は規範的なものではなく、解釈については神学的議論をすることが成立時に言われている」と述べて反対する意見があった。132名中賛成62名で否決。  按手礼執行に関する件では4名の按手を扱った。所信表明後の質疑応答において、常置委員でもある議員が、常置委員会での面接の際、一人の志願者が北村慈郎教師の戒規を当然と明言……

【5016号】イースターメッセージ(1面)

「さあ行け、そこで会おう」 天使は婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。『あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。』確かに、あなたがたに伝えました。」婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。すると、イエスが行く手に立っていて、「おはよう」と言われたので、婦人たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。イエスは言われた。「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。」 (マタイによる福音書28・5……

【5015号】記事一覧

2024年3月9日
【5015号】42総会期第9回常議員会(1面) 【5015号】教師養成制度検討委員会・伝道委員会(2面) 【5015号】西日本5教区合同宣教研究協議会(2面) 【5015号】牧会者とその家族のための相談室委員会(2面) 【5015号】社会福祉施設からの声 ❷(3面) 【5015号】事務局報(3面) 【5015号】お詫び・訂正、お知らせ(3面) 【5015号】伝道のともしび(4面) 【5015号】寄せ場からの声(4面) 【5015号】人ひととき(4面) 【5015号】闇の中の光(4面)……

【5015号】闇の中の光(4面)

 神学校時代、夏期伝道で派遣されたのは能登。「能登は優しや土までも」と言われるあの土地が忘れられず、新婚旅行も能登。夏期伝道でのある夜、七尾教会の釜土達雄牧師が「藤盛君、闇を見たことあるか?」と、私を車に乗せて連れ出した。夜の山中で車は停められた。「外に出てみな」。私が外に出ると、釜土牧師は車のライトを消した。「何か見えるか?」「いえ、何も見えません」。自分の手さえ見えない漆黒の闇を初めて経験した。「ちょっと歩いてみな」「いや、無理です」。暗闇の山道。道の端は崖じゃなかったか。動くこともできない私に向かって釜土牧師の声。「藤盛、上を見てみろ、上」。  真っ暗闇だと思っていたその場所は、真上には見事な天の川が架かっていた。これが「ミルキーウェイ」か。闇のキャンバスに星々がこぼされたように煌めく。闇どころか、光が満ちている。もう一度、自分の手を見てみると、ぼんやりと見えている。目が慣れてくる……

【5015号】人ひととき(4面)

神の御手に委ねて 境南教会員 中本祐子さん  カトリックの父と、キリスト教保育に関心があった母の間に生まれた中本祐子さん。原宿教会の幼稚園に通い、中学では女子学院で学んだ。  父のワシントン赴任により、高校1年からアメリカで生活。キリスト教の信仰が息づく社会で多感な時期を過ごした。英語と共にフランス語も履修。語学に関心を示した中本さんに、フランス語の先生は、昼休みにラテン語の指導をしてくれた。この恩師の勧めで、アメリカでカトリック系の大学を受験、1年通った後、国際基督教大学に編入した。  卒業後、製鉄会社に就職、25歳の頃に社内のバンド仲間であった夫と結婚。夫が室蘭に転勤するのを機に退職、語学力を生かして国際交流のボランティアに取り組んだ。  中本さんが洗礼を受けたのは、5回目の転勤先であったシンガポールにいた頃だった。友人に誘われて入った合唱団の指導者がキリスト者で、家庭……

【5015号】寄せ場からの声(4面)

《山谷越年越冬闘争》 外国人労働者との連帯を求めて  コロナ感染が始まった2020年春から4度目の山谷越年闘争は年末年始12月29日昼〜1月4日早朝の1週間、例年通り城北労働・福祉センター前の路上を拠点に、連日朝と夕方の炊き出しと衣類分配等を行いながら、日雇い・野宿の仲間が力を合わせてやり切った。昨年5月、全国的に感染が下火になったとして感染法上5類に格下げされても、山谷地域に暮らす貧しい人々にとっては、それまで無料で受けられた診療や検査費用の自己負担化、陽性の場合の隔離・療養施設の廃止などにより、気軽に医療機関にかかれない状況が続いている。高齢者や基礎疾患のある人にとっては命に関わる問題だ。  今年の越年闘争のスローガンの1つが「外国人労働者との連帯」。建築現場で働く労働者の多くを占める外国人技能実習生は、不当に安い賃金で厳しい労働を強いられ、日本人の親方や同僚のいじめにあっている……

【5015号】伝道のともしび(4面)

伝道報告 伝道推進室より応援した教会・伝道所 秋田飯島教会近況報告 秋田楢山教会牧師、秋田飯島教会代務者 村尾政治  1974年、秋田市土崎の地における信仰の先達たち(故 土合竹次郎牧師を中心として)の開拓伝道によって土崎伝道所が生まれました。それから20年後の1994年、土崎伝道所は、秋田飯島教会(第二種教会)へ一歩進みました。秋田飯島教会は、今年で教会創立50周年を迎え、秋田の地で「伝道する」という先達たちの思いを引き継いでいます。現在、現住陪餐会員は4名という小さな群れですが、毎週午後からの礼拝を守っています。  私は、2022年度から代務の働きを担っています。秋田飯島教会は10年以上代務体制が続いていたこともあり、代務を依頼される際に、同時に役員会より依頼されたことがありました。それは、今後の秋田飯島教会の在り方を祈り、考えていただきたい、とのことでした。具体的には、①限……
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