【5013号】新春メッセージ(1面)
【5013号】クリスマスを喜ぶ賛美によって(2面)
【5013号】能登半島地震報告(2面)
【5013号】2・11メッセージ(3面)
【5013号】教区議長コラム(3面)
【5013号】事務局報(3面)
【5013号】お詫び・訂正(3面)
【5013号】能登半島地震緊急救援募金のお願い(3面)
【5013号】伝道のともしび(4面)
【5013号】職員クリスマス礼拝(4面)
【5013号】人ひととき(4面)
【5013号】元気を出しなさい(4面)
……
能登半島地震で被災された皆さまを神さまが守り導いてくださるようお祈りいたします。
1日午後4時24分に救援対策委員会を立ち上げました。2日に雲然俊美議長が緊急役員会を開催。社会委員会が募金を開始。教団ホームページに公開しました。4日10時に第1回救援対策委員会を開き、海外からの祈りのメール等に担当者から感謝の返信をしました。災害発生時は被災教会への連絡を控えます。現地で対応する教職や信徒の方々の体調を最優先します。刻々と変わる状況の中で、昨日も今日もいつまでも祈り続けることは変わりません。
協議の際、こどもたちの思いについて考える場面がありました。これから新年を迎えるたびに思い出すことについてです。悲しみは消えないけれども、それでも誰かと遊んだりして日々を喜びの内に楽しんでほしい。そんな幸いなひとときをも祈り願います。
「ですから、皆さん、元気を出しなさい。わたしは神を信じて……
説教はむずかしくてもいいよ
浦河教会員、社会福祉法人「浦河べてるの家」副理事長
早坂 潔さん
早坂潔さんは北海道の日高の沿岸、襟裳岬まで1時間ほどにある浦河教会の信徒です。精神障がい等をかかえた当事者の地域活動拠点「浦河べてるの家」の受容的精神を代表するメンバーであることから「ミスターべてる」ともいわれています。
牧師「今日は、熱心な信徒さんである潔さんにインタビューしたいと思います。教会に来始めたのはいつ?」
潔「様似の牧場で働いていた時、精神科に入退院を繰り返していたんだけど、その頃だな。幌泉教会のFさんに教会に行ってみたらと誘われて浦河教会に通い始めた」
牧師「で、どうだった?」
潔「それまでは自分に自信がなくてよ。ひとの顔色を見ながら、おっかなびっくりで生活していたのが、そうでもなくなった。
最初、落ち着かなくて礼拝中でも立ったり座ったり。
牧師の宮島利……
寄留民の霊性
12月18日、教団事務局で、教団3局と部落解放センターのスタッフ33名が集い、職員クリスマス礼拝が行われた。23年10月に、在日大韓基督教会総幹事を退いた金柄鎬牧師が、出エジプト記2章16〜22節から、「寄留民の霊性」と題して説教を語った。
冒頭、カナダに移住した韓国人寄留者の生活を描いた映画「ライスボーイスリープス」、また、在日コリアンを描いた小説「パチンコ」を紹介した。外国で差別され辛い経験をしながら、祖国にも居場所を見出せないアイデンティティクライシスが描かれている。
続けて、同胞を助けるべくエジプト人を殺害してミディアンに逃亡したモーセの姿に触れた。特にモーセが、同胞を助けようとしたことで逃亡を余儀なくされたにも拘らず、逃亡先でも出くわした人を助ける姿勢を持ち続けたこと、また、最初の子には、自らの境遇に対する恨み節を交えてゲルショム(寄留者)と名付けていた……
主は小さな群れを顧みてくださる
宇都宮東伝道所牧師
森田泰司
宇都宮東伝道所は、1977年1月から印南真人教師と印南繁子教師そして宇都宮教会の数名の信徒により伝道が始まりました。当時、宇都宮教会から離れざるを得ないやむを得ない事情があり、宇都宮市峰町にて伝道を始めました。
伝道開始後、すぐに日本基督教団の開設認可を得る予定でしたが、近隣諸教会からの祝福を得ることができず、困難な状況が続きました。しかし、1985年にようやく近隣教会からの同意を得て、日本基督教団認可伝道所としての歩みを始めました。
印南真人牧師が学習塾をされていた場所を伝道所としたことで、子どもや青年が集う伝道所でした。これからの伝道発展に大いに期待が寄せられていましたが、1989年に印南真人牧師が健康上の理由により、突然辞任されました。後任は、宇都宮教会の益守栄牧師が兼牧を引き受けてくださいました。一方、礼……
御名を讃美いたします。
1月1日16時10分頃に、能登半島を中心に、マグニチュード7.6、最大震度7の地震が発生いたしました。中部教区の教会を中心に、能登半島地域を中心に、多くの被害が報告されています。ただちに募金を開始し、受け入れます。祈りをもってご協力をいただきますようお願い申し上げます。
2024年1月2日
日本基督教団社会委員長 柳谷知之
◎送金先
加入者名 日本基督教団社会委員会
郵便振替 00150−2−593699
※通信欄に「能登半島地震緊急救援募金」とお書きください。※献金使途にご指定がある場合は、通信欄に下記のようにご記入ください。「人道的支援のため」「教会等再建支援のため」
日本基督教団社会委員会(電話 03-3202-0544)……
新報5009・10号3面「事務局報」欄、「横浜訓文学院」を「横浜訓盲学院」に、お詫びして訂正いたします。
新報5011・12号2面「宣教師人事・支援委員会」本文中、「12月22日」を「11月22日」に、3面「事務局報」欄、「郡中南」通信先「正貴教会気付」を「松前教会気付」に、お詫びして訂正いたします。
森野善右ヱ門(隠退教師)
23年7月31日逝去、94歳。滋賀県生まれ。57年東京神学大学大学院修了。同年より信濃町、若草教会を牧会し、東北学院大学に務め、関東教区巡回教師を経て17年隠退。遺族は息・森野直樹さん。
渡辺敏雄(隠退教師)
23年11月2日逝去、74歳。愛知県生まれ。79年同志社大学大学院修了。同年より神戸、泉北ニュータウン教会を牧会し、15年隠退。遺族は妻・渡辺のゆりさん。
尾崎マリ子(隠退教師)
23年12月1日逝去、93歳。大阪府生まれ。88年東京神学大学大学院修了。同年より井草、久我山教会を牧会し、08年隠退。遺族は息・尾崎令さん。
後藤擧治(無任所教師)
23年12月11日逝去、92歳。山形県生まれ。64年日本聖書神学校卒業。65年より68年まで山辺伝道所を牧会。遺族は姪・後藤るつ子さん。
志垣 暹(隠退教師)
23年12月2日逝去、93歳……
讃美に臨在される主
沖縄教区副議長
具志堅 篤
去る 1月7日・ 8日、高原教会を会場に年頭修養会が実に4年ぶりに対面開催された。自粛しても萎縮するな!と言い聞かせながらコロナ禍を過ごしてきたが、小さな教区の中で延べ人数47名の参加者には励まされた。が、これは修養会の報告ではない。
開会礼拝において川﨑正志牧師は「ことりたちは」 (こどもさんびか)をなぞるようにして小さき者に注がれる神の慈しみを語った。私自身何かお手伝い出来ることがあればと、讃美のリードを引き受けギター伴奏で「誰もみたことのないことが」を会衆と共に歌い、カホンを叩きリズムを取りながら「てんにいますわたしたちのちち」(主の祈り)を祈った。
二日目の午後に「讃美を共に」27歳の青年信徒・玉城遼太郎さん(兼次伝道所)による讃美を聴いた。遼太郎さんは早産で母の胎から仮死状態で生まれ、母子手帳には「蘇生」と記された。……
イエスは言われた。「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」(マルコ12・17)
安倍晋三元首相銃撃により、宗教と政治との関係が注目されている。シリーズ「問われる宗教と“カルト”」という番組で、憲法学者の駒村圭吾氏が、日本国憲法20条と24条に触れて次のように語っていた。「20条の信教の自由と政教分離は、国家神道的なある種の神権国家体制とはもう決別するということであり、このことを最高裁は何度も強調し、国家神道に対する反省からこの条文は導入されたと繰り返している。他方婚姻における両性の平等を規定している24条は、かつての家父長的な家族観、あるいは封建的な家族観と、袂を分かつということで導入されている」と。さらに続けて「しかし、現実はこの二つの領域が常に先祖返りしようとする動きが必ずある」とのこと。政教分離が骨抜きにされている例として、安倍晋三元首相の国葬を挙げている。
このよ……