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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5014号】伝道のともしび(4面)

2024年2月24日

伝道報告 伝道推進室より応援した教会・伝道所

城下町にある勝山教会

久世教会牧師・勝山教会代務者
宮本裕子

 2018年から、私(宮本裕子)が、久世教会に赴任し、勝山教会の代務者となりました。今年で7年目です。その間、2名おられた勝山教会の信徒をお一人天にお返ししました。現在、勝山教会は93歳の信徒(宇田弘通兄)お一人となってしまいました。
 勝山教会は鳥取県と中国山地が接する岡山県北部に位置します。勝山地区は、かつて勝山藩二万三千石の城下町であり、中国山地を挟んで山陰と山陽を結ぶ「出雲街道」の宿場町としても栄えた町です。出雲街道沿いには、今も白壁の商家や民家などの建物が軒を連ねて、当時の風情を残した街並みが続いています。倉敷の美観地区を思わせます。勝山地区は、県の「街並み保存地区」の指定を受けています。
 勝山教会はそのような風情ある町並みの中にある小さな教会です。創設されたのは1918年、今から106年前のことです。岡山にアメリカンボードが来日し、高梁教会から伝道され、1918年勝山教会が創設されます。勝山教会は、創設当初から、専任の牧師がいたことはなく、久世教会と共に信仰の歩みを続けてきました。
 現在、勝山教会は、毎日曜日、久世教会において合同礼拝を守っています。そのほかに、月に1回、第3金曜日午後から、勝山教会礼拝堂で礼拝を行っています。
 勝山教会の現住陪餐会員は、お一人になってしまいましたが、月に1度の勝山教会の礼拝には、毎回、1〜2名の勝山地区の方の参加があります。時には、旅行途中の方が礼拝に参加されることもあります。誠に小さな群れではありますが、勝山地区での信仰の灯は消えていないと感じています。教会がここにあるがゆえに、礼拝ができることに感謝しています。
 私が赴任する前の6年間は、延藤好英牧師(和気教会)が代務者となり、片道2時間かけて、月1回、勝山教会に通ってきてくださいました。コロナ禍以前から、インターネットを駆使し、勝山教会、久世教会の信徒の方々と勉強会や祈りの会を持ってくださり、礼拝には賛美があふれ、信徒は大いに励まされました。
 私が代務となってからは、礼拝後のお茶の時間が貴重な交わりの時となっています。その後、施設に入っておられる方々を訪問するのが、恒例となりました。
 勝山教会は、経済的にも久世教会の支援を受けつつ歩んでいますが、今から8年前、リフォーム改修工事を行うことができました。内装も一新され、きれいになりました。教会員の宇田兄により、草刈りもなされ、きれいに保たれています。また、勝山教会は毎週、ピアノ教室として利用されていますので、いつか子どもたちが教会につながるのではないかとの、期待もあります。
 一つ残念なことは、いつも教会が閉まっていることです。そのため地域とのつながりが持てず、求道者に十分な配慮ができないことです。信徒1名の勝山教会ですが、106年前に神が立ててくださった教会がここにある限り、勝山の伝道の拠点として、礼拝を守り、希望を捨てずに歩んでいきたいと思います。

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