【4916号】人ひととき 鈴木由味子さん 弱さという賜物

 「生まれてからずっと神様に導かれてきたと気付いたんです」。そう受洗のきっかけを振り返った通り、幼いときからキリスト教が近くにあった。教会幼稚園、教会学校、ミッション系の高校、短大と過ごした。卒業後は教会付属幼稚園の先生に。結婚後退職し、夫の駐在先バンコクへ同行。そこで、以前勤めていた幼稚園を運営する教会の事務員と偶然再会。日本人宣教師の開く集会に誘われて通った。異国の地での生活、特に出産と子育てに孤独を感じたが、集会の人々が支えてくれた。しかし信仰には至らなかった。

 帰国後、今度は夫が単身で海外へ。3人の子供を抱え、夫の両親と隣同士の生活に。慣れない環境で家族を守るため、良い母親であろうと目の前の課題を必死にこなした。苦しくても我慢すれば報われる日が来ると信じ、自分の思いに蓋をした。でも誰も認めてくれない。そればかりか乳がんも患った。空しかった。周りへの恨みが募った。誰かに救ってもらいたい、生まれ変わりたいと願った。

 ある日曜日、背中を押されるように学生時代の聖書と讃美歌を手に近所の教会へ。初めて聞く説教は、まるで自分のことを知られていると思うくらい心に刺さった。そのとき、ずっと神に導かれてきたことに気付き嬉しかった。それなのに背を向けてきたことを悔い、これからは主に従っていこうと決心。1ヶ月ほどで受洗した。見えるものが全て明るくなった。

 それから11年。現在は役員、奏楽者、CS教師を務める。「弱さという賜物を感じます」と鈴木さんは語る。弱い自分だからこそ、用いられる喜びを強く感じるという。

 今の願いは家族の救い。自分が日曜日に礼拝を欠かさず守る姿が、証しとして用いられればと祈っている。

東京都生まれ。東洋英和女学院女子短期大学保育科卒業。広尾教会員。会計担当役員を務める。

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