インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4938・39号】《会堂共済組合》 被災に大いに寄り添う

2020年11月28日
2019年は台風が9月から10月にかけて連続して同じ地域を襲い、さらに後追いするかのような豪雨で、被害が大きくなった。会堂共済組合では、すべての支払いを2020年8月18日をもって完了した。支払い実績は左記の通り。 ある教会では今回の台風での被害を機に、会堂・牧師館の建て直しを決定。建物が取り壊されることになったが、建築業者に原状復帰の見積りを取るようにと会堂共済組合から教会に勧めをした。届いた見積金額を精査して保険金を支払った。教会では新築費用の46%が教会積立金、19%が教会債発行で、残りの35%が全国献金・支区借入金・他教会借入金。その中にあって、会堂共済組合からの保険金は3%相当になり、教会からは大いに感謝された。 まだ加入されていないところはぜひ問い合わせてもらいたい。現在の保険料との比較を勧めます。教会・学校の財政の役に立ちたいと願っている。(辻井秀雄報/会堂共済組……

【4938・39号】人ひととき 村山めぐみさん

主の御業に信頼して 村山めぐみさん 牧師の家庭に生まれ、物心ついた時には幼児洗礼を受け、教会学校にも通っていた。思春期には「礼拝か部活か」を巡って、両親との「戦い」を経験することもあったという。しかし、幼稚園がある教会の牧師館で育ったことが、保育者になりたいという思いを与えられる要因になった。 高校3年生の時に小石川明星教会で信仰告白をし、短大に進学して幼稚園教諭の資格を取った。阿佐ヶ谷教会の「つぼみ会」に就職。その後、小石川明星教会の「こひつじ幼稚園」での働きを経て、阿佐ヶ谷教会の子育て支援や、地域のファミリーサポートなど、子どもと関わる仕事を担い続けて来た。「一生懸命励むと、すぐにではないけれども、必ず子どもの成長した姿が見えることが喜びでした」と村山さんは振り返る。 幼児教育を退く頃、年金局業務室長の仕事の話があった。体を動かして子どもと接する働きから一転、今まで扱ったことの……

【4938・39号】2020年 秋季教師検定試験 補教師合格3名、継続3名、正教師合格45名、不合格4名

コロナ禍の中、万全の準備をして実施 9月15〜17日の日程で、2020年秋季教師検定試験が開催された。 補教師6名、正教師49名、教師転入審査1名の受験者が与えられた。秋季教師検定試験は正教師試験を受験する者が大半である。その教師を通して聖礼典執行がなされることを待っている教会の祈りがある。教師検定委員会として、新型コロナウイルス感染症拡大の中でも、教師試験の中止は是非にも避けたいと願った。 そのため、これまで説教・釈義などの提出試験に加え、学科試験科目もレポート提出に置き換えることで試験を実施した。またこれまで教師検定試験では面接も試験の一部であることをうたってきた。面接もレポート提出に置き換えることも考えられた。しかし教会でも多くの会議がズームなどを用いたオンライン会議として開催されていることを踏まえ、面接をオンラインで行うこととした。 レポート試験となった学科試験は、提出期間……

【4938・39号】社会福祉施設援助金への推薦のお願い

社会福祉施設援助金への推薦のお願い 本年も、前年度分のクリスマス献金を社会福祉施設援助金に充当いたします。教区において下記の条件に該当し、援助を必要とする施設がありましたら、別紙にて推薦くださいますようお願いいたします。 *「教団の教会または教区が何らかの形で関係し、無認可の法人格を持たない開拓的社会事業で、経済的援助を必要としている」(原則1教区1施設)。 申込締切 2020年12月末日(期日厳守) 社会委員長 森下 耕

【4938・39号】第41総会期第9回常議員会

教師養成制度検討委員会 「日本基督教団の教師論」を提示 第41総会期第9回常議員会が10月26日に常議員28名が出席して行われた。三役、総幹事、幹事、一部の常議員が事務局に集い、多くの議員はオンラインで出席した。 総幹事報告において、秋山徹総幹事は、冒頭、各教区が努力しつつ教団総会議員の選出を行ったことに対する感謝を述べた。また、コロナ禍への対応について触れ、「2021年度版教団年鑑」を休刊としたものの「便覧」の発行を予定していること、41総会期の諸報告は、1期2年間の活動報告を行い、延期された1年間は「補遺」を考えていることなどを報告した。 教団三局については、退職者が出た後、職員の採用は行わず暫くは自然減を続けること、コロナ禍の財政状況に鑑み、幹事の夏期一時金を減額したことなどを報告した。 青年伝道については、「教団メディア戦略」について、ユーチューブなどで発信するスタジオ構想……

【4938・39号】教師養成制度検討委員会 「日本基督教団の教師論」最終案を作成

教師養成制度検討委員会の第8回委員会が8月17日、第9回委員会が10月13日、いずれもオンライン会議として開催された。委員長=菅原力、書記=東野尚志、委員=石橋秀雄、岡本知之、古旗誠、協力委員=小宮山剛。 第8回委員会は、当初、4月13日に開催の予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大のため流会となり、改めて、8月にオンラインでの開催となった。前回委員会から半年の間が空いたが、継続審議中の「日本基督教団の教師論」を巡り、原案をもとにして意見交換を行った。 第9回委員会においても教師論の本文の検討を継続し、委員会としての最終案を作成の上、これに前文を付して常議員会に報告し承認を求めることとした。その後、オンライン上でのやり取りを経て、文章を確定した。 当委員会は、教師養成制度検討会議による「答申書」(2014年2月3日)をもとにして、その具体化を進めるべく設置された。以……

【4938・39号】伝道報告 

愛は絶えることがない 鳥取教会社会委員長・社会福祉法人鳥取こども学園理事長 藤野 興一 「愛は絶えることがない」(コリント一13・1〜13)、この聖書の言葉が鳥取こども学園の創立の精神である。 創立以来、貧困や虐待、親の死亡等により家庭で生活できない子どもの「家」として、115年間一日も休まず歩んできた。 子どもたちは、日課として礼拝を守り、職員も、毎朝全職員が関わる礼拝形式の朝会を続けてきた。百年以上続いてきた学園(院)の文化としての礼拝は、学園墓地も含めて園(育児院)の大きな霊的財産である。 また、2008年から本田哲郎神父著「釜が崎と福音」読書会という形で「キリスト教社会事業研究会(木曜会)」を開催し、何度か本田神父にも参加していただいた。休会も含め12年続けている。この間、木曜会常連の法人幹部職員5名が相次ぎ受洗、鳥取教会の役割を引き受け、「大胆に外に向けて踏み出そう」と……

【4938・39号】荒野の声

アルベール・カミュ『ペスト』(新潮文庫)を読んだ。ロックダウンした町の中での人々の生活を「抽象との戦い」として描いている点が印象に残った。▼主人公の医師リウーは、人々が製造ラインに乗せられた工業品のように準備を施されて連れて来られ、彼が診断をくだすと、すぐに連れて行かれるという単調な連続の中で、自分の心を無関心が満たして行くのを感じる。同情が無駄となり、心の扉が徐々に閉ざされて行く感じの中に慰めを見出し、それによって自分の仕事が容易になって行くことも知る。▼「抽象と戦うためには、多少抽象に似なければならない」。作中の心に留まったフレーズを思いめぐらしながら、コロナ禍の中での自身の歩みを振り返ってみた。病院や施設へお見舞いに行けない辛さを感じつつ、一方で、病や老いの苦しみと向き合う具体的な個人に思いを寄せながら、「どのような言葉をかけたら良いだろう」と悩む時間が減った。様々な会議が書面やオン……

【4938・39号】事務局報

正教師登録 梅崎須磨子、遠藤誠一(2020・7・23受按) 中島 純(2020・7・26受按) 正教師転入 林 利行(第9回常議員会承認) 教師異動 高知中央辞(主)益  敏 〃  就(主)金 修貞 〃  就(担)益  敏 那須塩原就(代)飯塚拓也 山形学院高校 辞(教)佐々木謙一 札幌 辞(主)米倉美佐男 〃 就(代)米倉美佐男 大館 辞(主)佐々木久慶 〃  就(代)丸尾雅俊 愛北 辞(兼主)日高伴子 〃  就(代)長田圭子 教師隠退 森田武夫 教師退任 三浦亮平 教会合併 仙台愛泉、宮城野愛泉 →仙台宮城野 伝道所名称変更 津島日光川燈台 →中川ぶどうの木 教会離脱 亀有 伝道所離脱 成増キリスト 教師改姓 宮田誉夫→奈良誉夫 キリスト教教育主事改姓 宮田登貴子→奈良登貴子……

【4938・39号】オンラインでつながる恵み

コロナ禍で、オンラインによる会議が一気に広がったことから、奥羽教区秋田地区内の若手牧師と共に、オンラインで秋田における伝道を語り合う「秋田伝道フォーラム」を立ち上げた。 地方においては広い地域に教会が点在しているため、地区教師会などで教師たちが集まることもなかなか大変である。けれどもオンラインであれば長距離を移動する必要は無く、また、時間の制約という課題もクリアできるという利点がある。 これを始めた理由は、秋田の地で教会形成と福音宣教の働きを担い、労苦している教師たちの学びと励ましになることを願ってのことであるが、それと共に、地方の教会に仕える牧師たちを孤立させないためという意味がある。電話やメールで連絡を取り合うこともできるが、画面を通して顔を見ながら語り合うことの意義は大きい。 なお、提起された課題について順番に意見を述べることで、年齢や経験の差というものにとらわれな……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan