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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4932・33号】荒野の声

2020年8月29日
新型コロナウイルスという試練に見舞われてから、教会においても多くの活動を自粛せざるを得なくなった。バザー、ピクニック、キャンプ、コンサート等、様々な奉仕により教会が立てられていたことを思う。▼そのことの素晴らしさは言うまでも無い。ただ、感謝の応答として始められることであっても、人間が励む以上、人間が主になり、業に対する評価が生まれ、裁く思いに捉われてしまうことが避けられない。不謹慎かもしれないが、今、主の日に会話を控えつつ短く礼拝を捧げる信仰生活を続ける中で、少なからず安息を与えられている。▼意気揚々とエジプトを脱出した民が葦の海で追い詰められた時、モーセは「あなたたちは静かにしていなさい」と語った。ファリサイ派の人々が律法に縛られ、安息日に裁く思いに捉われていた時、主イエスは「人の子は安息日の主なのである」と語った。▼人間の意思と関係無く、歩みを中断させられる時こそ、私たちが主を知る時な……

【4932・33号】西東京教区 教団総会議員、常置委員共に任期延長

教団総会議員、常置委員共に任期延長 第42回西東京教区総会(定期)が6月27日に、会場には集まらない「書面開催」という前例のない形で開催された。 この形での総会の開催は様々なことを準備しなければならず、年度の報告、新しい年度の計画などを、書面のみでどれほど理解を得ることができるのかということに検討を重ね、また、選挙の在り方、准允式の取り扱いなどについても慎重に検討しなければならないことが山積みであった。結果としては教団総会議員、常置委員共に任期を延長、また様々な議案を協議することなく承認を諮るという苦渋の決断をすることになった。 ただ、それらのことを様々な知恵によって乗り越え、「議決権行使書」によって全ての議案を可決することが出来たのは、何よりも主なる神さまの導きによる以外には有り得ないことである。 今後、まだまだ続くことになるコロナ禍の中で、教区内の諸教会とどのようにして繋がりを……

【4932・33号】教師委員会 20年度新任教師オリエンテーション、来年度と合流

6月10日に第5回教師委員会を、7月14日に第6回教師委員会を教団小会議室と一部オンラインにて行った。出席者は委員7名と事務局2名。 事務局報告として2019年度教師委員会会計報告、今年度秋季教師検定試験の様式変更等報告、牧会者とその相談室委員会報告、第42回教団総会開催の見通し及び常議員会報告、現在の事務局等の体制について報告がなされた。 懸案事項として、2020年度新任教師オリエンテーションの開催時期について協議した。新型コロナウイルス感染状況が収まらない中で、6月開催予定であった新任教師オリエンテーションもやむなく延期となったため、2021年1月開催か、もしくは来年度と合流し、2021年6月開催の二つの提案が協議された。できれば早い時期の開催が望まれるが、来年1月開催となると新型コロナに加えインフルエンザ等の流行も重なり、参加者や参加者を送り出す教会や学校他の理解も得られにくいで……

【4928・29号】教育委員会 「台湾ユースミッション」中止

2020年8月18日
第5回教育委員会が6月8日に開催された。ズームを用いたオンライン会議であった。 2019年度のクリスマス献金から、特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金(ACEF)に100万円、アイヌ奨学金(北海教区アイヌ民族情報センター)に100万円、東北教区放射能問題支援対策室いずみに150万円、それぞれ献金することが決定された。 また、今年度の表彰バッジ・表彰状については、精勤者の表彰を目的とするものではなく、集まれない状況にあるCSで豊かに用いられるような仕様とする。 教育委員会関連の行事として、中止を余儀なくされたものもある。主なものとして、台湾ユースミッション(8月17〜25日、岡山・広島)、教区青年担当者会(9月7〜8日、神戸、但しオンライン会議で行うことを検討中)がある。台湾ユースミッションはすでに青年たちによる準備が始まっていただけに、悔しい思いが委員会にも伝わってきた。 昨……

【4930・31号】アフターコロナの伝道

2020年8月1日
新型コロナウイルス感染症の影響は大きい。社会生活や経済活動のみならず、あらゆる分野での対応が求められ、ウィズコロナの日常を過ごすための「新しい生活様式」と、「行動変容」が提唱されている。 そして、教会もまた否応無しに、アフターコロナの社会(コロナ禍を経験した社会のこと。コロナ禍の収束・終息後ということではない)における新たな伝道のあり方が求められている。 今、いずこの教会でもウイルス感染防止の対策がなされていることと思うが、あらためて認識したことは、ビフォーコロナにおいては、「三密の伝道」が主であったということである。教会での伝道集会におさそいする(密閉)。できるだけ多くの方に来ていただく(密集)。きわめて近い距離で大きな声で賛美をする。時には食事会をもつ(密接)。このようなことを〝自粛〟しなければならない今、「新しい伝道様式」が必要とされている。 すでに、オンラインや動……

【4930・31号】人ひととき 青戸 雄司さん 父の愛に生かされて

はじめにイエス・キリストに興味を持ったのは映画『ベン・ハー』を見たときだった。自ら「灰スクール」だったと語る中高時代、暇さえあれば映画館に通い、出会った一本だった。 高校1年生の冬、親戚に誘われて近くの教会へ行った。伝道集会があり、小出忍牧師の「父の愛」と題した説教が心に突き刺さった。12歳の時に無菌性髄膜炎に罹患して一カ月入院した。生きる意味、勉強する意味について悩み、自室の前にバリケードを作り、檄文を書いて立てこもったこともあった。問い続けてきた心の闇に一筋の光が差した気がした。通っていた米子教会で信田智伝道師から『4つの法則』を示され、「自分のために死んでくださったお方がいるのか」と深く感動した。 大学に入り、友人たちと遊びもしたが心の平安を得られず、その年のクリスマスに米子教会で加藤俊行牧師より受洗した。それからは、キリスト者学生会で熱心にキャンパス伝道に励んだ。所属す……

【4930・31号】桜美林学園創立者 清水安三の生涯 「夢を見よ」

《若い日の安三》 桜美林学園は来年2021年に創立100周年を迎える。100年前の1921年、桜美林学園はどのようにして誕生したのか、その経緯をたどりながら創立者である「夢追い人、清水安三」の人物像を紹介したいと思う。 清水安三は1891年、琵琶湖の西岸、滋賀県高浜町の比較的裕福な半農半商の家に次男として生まれた。しかし、長男の放蕩が原因で実家が没落し、安三は経済的に困窮した少年時代を過ごすことになる。旧制膳所中学(現在の県立膳所高校)に入学するものの、貧しい家庭環境のため学業に集中できず、安三の言葉を借りると“いつもクラスの中で最後から数えたほうが早い順序だった”。そうした安三であったが大きな転換期が訪れる。当時滋賀商業学校の英語教師に赴任したばかりのメルリ・ヴォーリス(1880〜1964)との出会いである。安三はヴォーリスの招きでバイブルクラスに参加し、そこで初めてキリスト……

【4930・31号】事務局報

岩井 啓(隠退教師) 14年10月27日逝去、83歳。千葉県生まれ。56年関西学院大学大学院卒業。同年より成松教会、カナダ合同教会、鴨島兄弟教会を牧会し、98年隠退。遺族は娘・岩井信子さん。 大坂正治(隠退教師) 20年5月31日逝去、84歳。秋田県生まれ。62年農村伝道神学校卒業。63年より秋南、北上、土佐福音、中濃教会を牧会し、09年隠退。遺族は妻・大坂洋子さん。 補教師登録 赤松真希、髙木政臣 (2020・5・28受允) 森下静香 (2020・5・31受允) 髙根祐子 (2020・6・1受允) 吉居美緒、稲益久仁子、 佐藤彰子 (2020・6・9受允) 大島庄吾、野澤幸宏 (2020・6・13受允) 井田一郎、加藤秀久、 髙橋優美子 (2020・6・19受允) 正教師登録……

【4930・31号】教憲変更議案:「教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件」掲載について

2020年8月1日 第41総会期 日本基督教団総会議長 石橋秀雄 第70回九州教区定期総会にて、第42回教団総会への提出議案として可決されました。本議案は、「教憲変更議案」となります。教憲12条に則り、教団新報にて「公表する」こととなりました。 提案理由 日本基督教団は、敗戦前の国家統制の厳しい時代に採ることを余儀なくされた二種教職制度を、教会に相応しい制度であると捉えてきた訳ではありません。1954年の教団信仰告白制定後の1956年の教憲改正、それに続く再度の教憲改正作業(1958年)がなされた頃、“教師とは按手礼を領した者ではないか”との意見が盛んに主張され、その正当性を認める形で“准允を受けた者を「教師補」とする”内容の教憲第9条改正案がまとめられたのでしたが、第12回教団総会(1962年)では二種教職制の解消に至らないままの教憲改正となりました。 しかし、議……

【4930・31号】伝道委員会 資金援助実施要項最終改定版を協議

第5回委員会は、感染症拡大防止策として6月23日、オンライン会議で行った。業務報告として、前回了承された開拓伝道資金申請について、当該教会への支援が実行されたことが伝えられた。これを受けて、伝道委員会では当該教会を直接訪ね、教会の状況を聞き、ともに祈ることを大切にしてきたが、今般の状況を鑑み、これを電話にて行うこととした。 同じく、前回了承された資金援助実施要項について最終改定版が提示された。返済事務業務の簡略化を目的とする返済間隔の長期化(最短毎月→半年)と、教区による連帯保証の明確化が明記された。関連で、現状の貸出金利についてマイナス変更の余地はないかとの問い合わせがあることについて協議した。貸出金利(年率1%)が現状の市場金利に対して高いのではないかとの趣旨を受け止めたうえ、本制度が無担保貸付であることを鑑みると、現状利率が高いとは判断されないことを確認した。 伝道委員会……
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