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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4940・41号】すべての命を守る

2020年12月26日
コロナ禍の中で迎える今年のクリスマス。キャンドル・サーヴィスもページェントも、愛餐会も取りやめ。この時こそ、肉をとられた神の御子を喜び迎えるクリスマスの意義を考える時となるでしょう。 1年前にローマ教皇フランシスコが日本を訪れた時、各地で大きな集会が開かれました。“We protect all life,with power of love”(「わたしたちはすべての命を守ります。愛の力を持って」)の大合唱と共に教皇が幼子を祝福しながら入場した光景を思い出します。あの時は、長崎や広島から核の使用の非道徳性を指摘して、すべての命を守る責任があることを世界に訴えていましたが、期せずして「すべての命を守る」責任はコロナウイルスの危機に怯える世界にあって新たな課題をわたしたちキリスト者に突きつけることになりました。 最近、世界教会協議会と教皇庁諸宗教対話評議会との連名で「諸宗教の連帯による傷つい……

【4940・41号】伝道報告 神に栄光、地に平和 (福)牧ノ原やまばと学園理事長 長沢 道子

神に栄光、地に平和 (福)牧ノ原やまばと学園理事長 長沢 道子 私どもの活動は、重度知的障碍児のための入所施設「やまばと学園」を、1970年4月に開設したことから始まります。 榛原教会(長沢巌牧師)関係者が中心になって開設しましたが、国の認可を受けるには、教会ではなく社会福祉法人でなければならないので、法的には、「(福)聖隷保養園(現在の聖隷福祉事業団)」の一つの施設として開始。実質的な責任は「やまばと学園運営委員会」が担いました。9年後に「(福)牧ノ原やまばと学園」として独立。本年は、創業50周年に当たります。 最初の施設建設の定礎式(着工に当って聖書を礎として地中に埋める式)において、長沢巌は、神を賛美し、その導きに感謝し、工事従事者の安全と、み旨に適う建物の完成を祈ると同時に、こうも祈っています。 「やまばと学園が建つことによりまして、子どもの親たちばかりでなく、この地域全……

【4940・41号】医療専門家たちの声に聞く
新型コロナウイルス感染拡大の渦中で

ウィズコロナの宣教 大友  宣 《老蘇会・静明館診療医/日本聖公会・札幌聖ミカエル教会員》 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。(ヨハネによる福音書20章19節) 今こそ、わたしたちは教会から平和を携えてでかけていく時期です。新型コロナウイルス感染症の影響が社会の至るところに出ています。病院や施設では家族と会うことは出来ません。社会では仕事がなく、補償もなく戸惑っている人たちがいます。家庭内暴力、孤独、貧困の問題が大きくなります。分断と格差の拡大があります。イエスはこのような時代にこそ生きています。それなのに、教会は今、機能を十分発揮することができていません。 弟子たちはユダヤ人が怖くて部屋に鍵をかけてじっと家に閉じこもっていました。現在の……

【4940・41号】教区議長コラム 西中国教区 小畑 太作

ある月曜の午後  西中国教区議長   小畑 太作 ある月曜の午後、宇部市内のある病院に電話をした。 前日、主日礼拝に来た90歳を超えるある女性から、春から入院している二人暮らしだった夫に面会して欲しいとの依頼があった。感染予防で面会謝絶の中、こうした在り方についてもずっと気になっていたこともあり、病院に面会を申し入れてみることと、同行する日程を約束した。 病院の対応は、案の定、頑なにわたしの面会を拒絶した。曰く面会可能なのは「支援者」と「家族」のみなのだと。しかし聞けば、「支援」の枠組みも「家族」の中身も曖昧でしかない。心や魂への配慮も考慮すべきではと、果ては信教の自由の補償義務や牧会権の話までして、再考を求めたが、折り返しの電話でも結果は変わらずであった。 次の手立てを講じる前に、ここまでの経過を依頼者に電話で報告した。依頼者は、わたしの面会は諦めると言う。わたしは、この度だけ……

【4940・41号】「兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝

「兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝 ◎日時 2021年1月17日(日)午後6時 ◎オンライン映像配信による開催 アクセス先 https://hyogokyouku.web.fc2.com/ ◎「今の不安の中で阪神淡路大震災からの26年を想う」  市川哲牧師(芦屋岩園教会) ◎主催・問合せ 日本基督教団兵庫教区

【4940・41号】人ひととき 森藤文郎さん

大いなる計画の中で 森藤文郎さん  初めて教会の礼拝に出席したのは13年前。無理が重なり休職していた頃。自分で自分をどうにもできない日々。以前から、次女が通っていた教会付属の幼稚園を通し教会の話を妻から聞いていたのを思い出して通うように。礼拝を守りながらカウンセリング感覚で牧師との面談を重ねた。ある時「洗礼を考えてほしい」と言われ「断る理由がない」と決心。約1年半の受洗準備を経て2008年のクリスマス、妻と共に茨木教会で田邊由紀夫牧師より受洗した。 受洗準備会で牧師が話していた「大いなる計画」、「すべてが備えられている」との言葉に驚いた。思い返せば生まれ育った町も、結婚して最初に住んだ町も、転勤先もキリシタンゆかりの土地だった。偶然とは思えなかった。それに次女を茨木教会の幼稚園に通わせたのも、前の勤務地で「近い」という理由で長女を教会幼稚園に通わせ、キリスト教保育に好感を持っていたか……

【4940・41号】日本伝道の推進を祈る日

毎月第3主日「日本伝道の推進を祈る日」のために、祈祷課題が『信徒の友』に19年12月号から掲載され、14教区と東京教区5支区の協力を得て20年8月号で1巡目を終えました。 21年3月号より2巡目が始まります。2巡目は『信徒の友』編集室の全面的な協力によりレイアウトを新しくし、モノクロ2頁となります。 「⑴祈祷運動−共に祈ろう、⑵信徒運動−共に伝えよう、⑶献金運動−共に献げよう」のスローガンを掲げて運動を展開しています。1巡目は、共に祈ることから始めました。第3主日の礼拝でこの運動を覚えて祈った教会がありました。信徒の声が『信徒の友』編集室には寄せられました。また全国伝道推進献金には、260万円が献げられました。ご協力に感謝いたします。しかし、まだまだこの運動は、全国の教会・伝道所に広まっていません。 2巡目は、⑴教区の伝道の働きについて、⑵教会・伝道所の働きについて、⑶第3主日に祈り……

【4940・41号】事務局報

逝去 上田啓悟(無任所教師) 20年8月9日逝去、66歳。兵庫県生まれ。91年准允、95年受按。91年より御影、甲東、尼崎、兵庫松本通教会を牧会。遺族は娘・坂根歩さん。 長谷川淳子(隠退教師) 20年10月22日逝去、89歳。愛媛県生まれ。57年農村伝道神学校卒業。同年より前原、渋川、東根、熊取教会を牧会し、09年隠退。遺族は娘・長谷川恵子さん。 延原時行(無任所教師) 20年10月23日逝去、83歳。岡山県生まれ。62年同志社大学大学院卒業。同年より伊丹、加茂兄弟団教会を牧会し、敬和学園大学に務めた。遺族は義妹・佐々木順子さん。 須加㟢泰宏(無任所教師) 20年11月2日逝去、91歳。長崎県生まれ。58年東京神学大学大学院卒業。同年より御殿場、沼津教会を牧会。遺族は娘・竹田恵さん。 中村次郎(無任所教師) 20年11月9日逝去、90歳。福岡県生まれ。59年同志社大学大……

【4938・39号】伝道対策検討委員会 「教団機構改定に関する検討資料」についてのQ&Aを協議

2020年11月28日
10月9日、オンラインで、第8回教団伝道対策検討委員会を開催した。 前回記録承認後、本委員会の下に設置した2つの小委員会からの報告がなされた。教団伝道推進基本方針展開検討小委員会からは、全国伝道推進献金報告(献金総額約460万円。その内米国長老教会からの献金が約200万円)のほか、献金配分先および『信徒の友』への「日本伝道の推進を祈る日」記事掲載継続が提案され、これらを承認した。 続いて教団機構改定検討小委員会より、教団機構改定Q&Aの原案が提示されたほか、今後、各教区において教団機構改定に関して協議をしてほしいとの要望、および、教団各委員会に対して教団機構改定についての質問や意見を寄せてほしいとの要望が出された。 その後協議をし、Q&Aに関しては、「教団機構改定に関する検討資料」についてのQ&Aとすること、同Q&Aを教団ホームページに掲載し、随時バージョンアップして行く……

【4938・39号】宣教研究所委員会 論文集「宣教の未来」、21年10月発行予定

第4回宣教研究所委員会は、2019年12月16日に教団会議室で行われた。 宣教研究論文集「宣教の未来〜5つの視点から〜」の論文執筆者を以下のように決定し、依頼した。 ◎「教会の霊性」疋田國麿呂牧師(本庄教会)、◎「教会のダウンサイジングの問題」深澤奨牧師(佐世保教会)、◎「日本人の宗教性とキリスト教」保科隆牧師(福島教会)、◎「教会と付属施設」坂下道朗牧師(阿佐谷東教会)、◎「SNSと伝道」春原禎光牧師(柏教会)。 これらの論文執筆者の中間報告を読んだ上で、10月12日にオンラインで第5回委員会を開催し、意見交換をした。今後、その内容を執筆者全員に伝え、今後の執筆の参考にしてもらい、来年3月末までには最終論文を提出、10月までに冊子を発行し、全国の教会に送付予定である。 この発行に合わせて「宣研だより」を発行し、内容は、各研究テーマを選んだ理由等に関して5名の担当委……
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