インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4591号】「合同のとらえなおし」大いに議論

2005年11月26日
二日目の午後は、「合同のとらえなおし」関連議案に多くの時間が割かれた。 まず、それぞれの教区での取り組みについて各教区議長からひと言ずつ報告がなされた。教団と距離を置くことを決めている沖縄教区に対して、どのような言葉をもって応答していくか、関係回復を願い、打開の道を探る各教区の姿勢や苦悩が語られた。 山北宣久議長から、現在もなお山里勝一沖縄教区議長に声を掛け続けており、この常議員会にも出席を願い、対話と関係構築を求めて沖縄教区の訪問を願っていることなど、手紙、ファックスなどで連絡を続けているという報告があった。基本的には前回常議員会の時と現状は変わっていない。 和田献一常議員は、「合同に関する議定書」を読み直してみて得られた認識について概ね次のように見解を述べた。「議定書によると、両教団が『合併』ではなく『合同』としたのは、当時の両教団の背後にあった歴史的事情が影響しているという。当……

【4591号】財政関連に論議集中・総幹事報告

第34総会期第三回常議員会は、一〇月二四日午後一時三〇分から二日間、教団会議室で開会時三〇人全員が出席して開催された。 総幹事報告の中で竹前昇総幹事は、「歳入、歳出とも適正な規模まで削減に努めて行きたい。その上で運転資金(八、〇〇〇万円)、必要退職金引当(約一、一〇〇万円)、減価償却額(約八、四〇〇万円)不足の解消が大きな課題となる。阪神大震災救援第二次募金の会計については、兵庫教区と話し合う。教団特別財産は、教会・伝道所一四〇件、センター・施設等二三件の合計一六三件となる」と報告した。 この総幹事報告について、財政関連に論議が集中。竹前総幹事は質問に答えて、「教団財政は予断を許さない状況だが、総幹事就任後五年たっても、教団財政はしっかりとは分からない。外部監査を受ける状態にはないというのが現状認識だ。教団の特別財産も今回、初めて公表出来た。教区活動連帯金の名で、議事として常議員会にも……

【4591号】第34総会期 第3回常議員会

重要案件で議論深められる 教憲第9条・合同のとらえなおし・式文改訂等々、普段にも増して重要案件・課題が議論された常議員会であった。継続的に取り扱われてきたこれらの課題は、そこに至る複雑な経緯に強く拘りもあり、従来はややもすれば議論が噛み合わないという感があった。今常議員会では、従来よりは中味に入った議論がなされた。更に議論が深められ、一歩でも半歩でも前進し続けることが期待される。

【4590号】今日も一日生かされて

2005年11月5日
「お世話になりました」と言い、九〇歳になる教会員が挨拶をされた。その日の礼拝を最後にシニアハウスに入ると言う。高齢の教会員が多くなり、礼拝出席がままならぬ状況になる。「最近、Aさんを見かけませんね」と教会員が消息を話し合っている。足腰が弱くなったとか、老人ホームに入居したとか、寝たきりになったとか、現実を受け止めざるを得ない。思うことは、礼拝に出席できなくなってしまった皆さんは、それまでは教会を支え、担ってきたのである。今、高齢になって礼拝には出席できない。「最近、お見えになりませんね」と言うとしたら、悲しい現実である。願うことは、高齢となり、朝目覚めては賛美の歌が耳に聞こえ、御言葉にふれる。夕べには感謝のうちに目を閉じる。そういう生活である。 姉は既に天に召されているが、一五年間リュウマチを病んだ。身体のあちこちに骨の補強金具を埋め込み、「せん方つくれどものぞみを失わず」(第二コリント……

【4590号】人ひととき 平井 章さん

旗印を鮮明に、堂々と、元気に 『夕暮れになっても、光がある』(ゼガリヤ書一四章七節)。浜松市郊外、三方原にある社会福祉法人「十字の園」(一九六〇年設立)を訪ねると、この聖句が迎えてくれる。浜松ディアコニッセ母の家に属するハニ・ウォルフ姉妹が長谷川保の協力を得て開設した「十字の園老人ホーム」が始まりである。 初代理事長の鈴木生二は信仰と人格的感化によって事業をよく指導した。現在は、浜松、御殿場、伊豆高原、松崎で養護老人ホームや軽費老人ホーム、デイサービスセンターや訪問看護ステーションなどを運営している。 平井章さんは四代目の理事長(一九九九年~)である。一九四七年生まれ。二七歳の時、御殿場十字の園を会場にして行われた東海教区主催ボランティア・スクールに出席、それがきっかけとなって修善寺教会で受洗、勤務していた楽器会社を退職して十字の園に献身することとなった。 ニーバーの祈り「神よ……

【4590号】広告

主任担任教師公募のご案内 この度、当教会の主任担任教師の辞任に伴い公募による招聘を行います。左記の要領にてご応募下さる様にご案内申し上げます。 一 年齢六十歳位迄の既婚者(附属幼稚園あり、園長資格のある方が望ましい) 二 提出書類は履歴書、「宣教・牧会について」の基本的考え(原稿一枚以上)及び推薦状 三 選考方法は書類選考の上、面談による。 四 申し出締め切りは、本年十一月三十日。 ◎書類送付及び お問い合わせ先 〒一五三-〇〇六三 目黒区目黒三-四-五/日本基督教団中目黒教会主任担任教師代務者・早川宗八郎/電話〇三-三七一三-四一七二/FAX-四一八二/E-mail nakame96@a00.its.com.net ※お問い合わせは、主任担任教師代務者・早川宗八郎まで

【4590号】北川晋さんの死刑執行に対する抗議声明

内閣総理大臣小泉純一郎殿 法務大臣  南野知恵子殿 この度、北川晋さんに対する死刑が執行されたことは誠に遺憾であり、強く抗議致します。 9月16日の死刑執行については、衆議院選挙後の国会閉会中を選んで、本人や家族にも予告無しに突然行われたと聞いています。 人命を損なう非人道的行為は、犯罪によるのはもちろん、たとい法の執行によるといえども、許されるべきものではありません。犯罪による被害者やそのご家族のやり場のない深い悲しみや怒りまた恐怖に、心から同情し、共感いたします。それ故にこそ、加害者の命を死刑によって奪うことでは、真の解決にはならず、真の慰めを得ることにはならないことを、この度の死刑執行に際し、改めて訴えます。 私たち日本基督教団は、1982年第22回総会において、日本国家による死刑執行の中止を求める声明を採択し、死刑制度の廃止を求める運動を続けてまいりました。死刑が執行され……

【4590号】伝道のともしび

浅草に生きる 浅草教会牧師 小島 仰太 「♪テケテンツクテテツクテン♪…」祭囃子の賑やかな音、そして、足袋に町ごとの揃いの半纏を「粋」に着こなした神輿の「担ぎ手」の声が、「せいやっ!せいやっ!」「おいさ!おいさ!」と町のあっちこっちで響き渡る。神輿と担ぎ手がピタッと一つとなる。その姿、雰囲気は、活字で表現できるものではない。毎年五月、年に一度の「三社祭」で、「浅草っ子」は燃える。「俺たちは三社(祭)のために生きてんだ!」と堂々と言ってのける。その威勢のよさに、ただただ圧倒されてしまう。「祭り好き」の一言に尽きる。この浅草の「三社祭」は全国的にもよく知られ、盛大に行われるが、ここでは、その他次々と何かしらの祭りをやっている。 この町で生活を始めてから一年半が過ぎた。浅草教会は、今年の八月で百十九周年を迎えた。教会周辺は、神社は言うまでもなく、寺院も多く立ち並ぶ。教会のある芝崎東……

【4590号】訂正

四五八九号三面、消息欄、小室 烈氏の遺族、「岩崎容子氏」を「岸﨑容子氏」にお詫びして、訂正いたします。

【4590号】消息

松澤 刧氏(隠退教師) 九月一三日、逝去。八四歳。静岡県に生まれる。一九四三年日本西部神学校(現関西学院大学神学部)卒業。四六年、相良教会に赴任。その後、四九年から六九年まで嶋田教会牧師を務め、二〇〇〇年隠退した。遺族は妻ののよさん。
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan