▼右肘痛で苦しんでいる。利き腕だから、日常のあらゆる所作で悲鳴を上げる。それ程に痛い。寝返りを打つ時に、自然、布団を持ち上げる、その度に激痛が走る。当然目が覚める。目が覚めると、自然、いろいろとよもやまごとを考えて寝付けない。当然、寝不足になる。困ったことだ。▼ビンのふたをねじっただけで激痛。そこで工夫をする。左手を支えに、右手でねじる。痛い。逆にする。もっと痛い。意外な発見をする。誰もが、利き腕ではない方で支え、利き腕で細工する。ところが、利き腕よりも、そうではない方に力がかかっているのだ。▼ここまでパソコンを打っていたら、右手に激痛、ところで…左手は別に痛まない。と思った瞬間、左手の肘に違和感が。▼当たり前のことだが、左右の肘のどちらがより重要ということはないだろう。互いに支え合い、協力し合い…あまりに当たり前過ぎて、理屈にもならないか。▼ところで、何故右肘だけが痛むのか、右肘だけを酷……
第51回大阪教区定期総会は五月三日(水)~四日(木)にかけて、大阪女学院ヘールチャペルにおいて開催された。三日の開会時には正議員総数二九〇名中二三五名の出席があり、教区規則第十八条に従い総会は成立した。
今総会において承認、並びに可決された主な議案は次の通りである。第一日目。「二〇〇五年度決算承認に関する件」、賛成多数で承認。「二〇〇六年度予算案に関する件」、賛成多数で承認。「三号議案に関する件」、継続審議。「『大阪教区に提出された訴願の取り扱いに関する内規』に関する件」、賛成多数で承認。「負担金算定基準変更に関する件」、賛成多数で承認。第二日目。「日本基督教団と沖縄教区との関係回復に関する件」、質疑の後採決され、議員数一五五名中賛成九一名で可決。また、総会第一日目に「大阪教区第51回総会は日本国憲法第9条『改正』を反対する」が建議として提出され、建議請願審査委員会において審査された後、……
五月二日・三日、札幌教会を会場に北海教区第66回定期総会が開催された。
「実を結ばせる枝として」と題する説教に導かれた開会礼拝において、清水信浩(名寄)、三浦亮平(栗山)両教師の按手式と梅田憲章(札幌中央)、中田美歌(滝川二の坂)両教師の准允式が執行された。
開会礼拝に引き続き、西東京教区との宣教協約締結式が行われた。これは、昨年の両教区の総会において第五期協約(二〇〇六~二〇一〇年度)締結が可決されたもので、これまで四期二〇年間にわたって取り組まれてきたものである。道北地区オホーツク伝道圏(興部伝道所)伝道支援とワークキャンプをはじめとする交流が続けられてきたことの豊かな恵みが、吉岡光人西東京教区議長と小山哲夫興部伝道所信徒から証しされた。
四年の任期を終えた山本光一教区幹事が再任された。広大な地域に六五教会(内一教会休止中)が点在し、牧師招聘が困難な小規模教会の多い北海教区にとっ……
光は、闇の中に輝き出で
日本全土を覆う暗雲が、教団の頭上でより濃いものとなり、逼塞感が私たちを捕えている。闇の中、足下を確かめつつ一歩ずつ歩むのが精一杯で、将来を展望すると不安になる。しかし、一方では、各教区の真摯で具体的な取組が始められている。効果が見えるのは随分先のことかも知れないが、「あなたの光は、闇の中に輝き出で…イザヤ58:10」、この御言葉が成就する日を待ち望むのみ。
離脱していた「日本キリスト教連合会」に印紙税問題を機に復帰、再加入したが、この度、そのつながりで日本宗教連盟の理事長に教団総会議長が就任することとなった。
日本宗教連盟とは日本キリスト教連合会のほか「教派神道連合会」「全日本仏教会」「神社本庁」「新日本宗教団体連合会」が加盟して構成している。
任期一年にて五つの団体が輪番制で責任を担っている。以前はカトリックの白柳誠一枢機卿が理事長をつとめられた。
昨今の公益法人制度改革に伴う宗教法人への影響、不活動宗教法人問題、環境問題、生命倫理や青少年問題、さらには宗教と教育の諸問題を日本宗教連盟としてシンポジウムや講演会などを開催しつつ取り組んでいる。
日本宗教連盟の構成団体からして天皇制、日の丸・君が代問題、靖国神社問題や歴史理解が右寄りで大丈夫なのかとの心配もあろうかと思う。
こうした問題の論議は当然のことながら緊張にみちたものとなるが……
ハンセン病患者救済に携わって60年
嶋崎さんがハンセン病救済に目覚めたのは、医学生時代、多摩全生園を見学したのがきっかけだった。「こういうところで働きたい」と強く思ったそうだが、第二次大戦中、社会の偏見差別が強かったころで、周囲からも反対があったと、嶋崎さんは淡々と述懐してくれた。
自ら、そこで働くことを断念した代わりに、嶋崎さんは、医業に専念した六〇年ほど前から、一九二五年に賀川豊彦牧師らが設立した組織(七二年、現在の日本キリスト教救癩協会に改組)に関わって救済事業に取り組み始めた。医師としての激務、子育ての中で続けられたのは、三年前に亡くなった医師の夫君ら「家族や教会の友人が愛と祈りで応援してくれたから」という。嶋崎さんは六六年から評議員、理事を務めた後、九〇年に第六代理事長に就任した。
協会は七三年から韓国のハンセン病患者救済に乗り出し、これまでに五三棟の老人ホームを建設し……
★東京地区原理問題相談会時=5月26日(金)13時~15時/所=日本キリスト教会館4階会議室/問合せ=東京教区事務所(℡03-3203-4270)
★全国教会幼稚園連絡会 園長・設置者会
時=6月5~7日/所=軽井沢 中央工学校 南ヶ丘倶楽部/テーマ=「生き残りをかけた幼稚園」~総合施設を展開する中でのある教区の取り組みから~/主題講演=生野隆彦氏(三崎教会牧師・三浦市教育委員長)/発題=東北教区 栄光学園園長 今野善郎牧師、東海教区 信濃キリスト教学園木原盛行牧師
御名を讃美いたします。
2006年2月17日、フィリピン・レイテ島南部セントバーナードのギンサウゴン集落を丸ごと飲み込む地滑りが発生し、何百トンもの岩、泥等がカンアバック山から崩れ落ち、281軒の家屋と246人の学童・教師がいた学校が埋まりました。直ちに捜索・救援活動が開始されました。
WCCとルーテル世界連盟でつくる人道支援組織ACT(Action by Churches Together)は世界の教会に復興支援募金を呼びかけました。
フィリピンのACTメンバーであるフィリピン教会協議会(NCCP)は、スタッフを被災地に送り、調査した結果、既に緊急救援段階での支援は十分に行われており、復興に焦点をあて、支援をすることにしました。
私達も祈りを以って、これに応じたいと思います。
2006年3月22日
日本基督教団社会委員会 委員長 小出 望
記
▽募金期間 2006年8……
愛は、すべてを完成させるきずな
アルトマン・ユキコ
(PCUSAからHELPへの派遣宣教師)
女性の家HELPは、さまざまな人権侵害や暴力に直面している女性たちに、援助の手を差し伸べようと、日本キリスト教婦人矯風会によって、創立百周年記念プロジェクトとして、一九八六年四月に設立されました。以来、HELPは、電話相談による援助と、国籍、在留資格の有無を問わず、女性、母子に、緊急一時避難の家(シェルター)として、単身者用、家族用の部屋をそれぞれ用意して、安全な宿泊の場を提供してきました。
HELPは多くの方々の支えにより、今年二〇周年を迎えることができました。設立当初は、人身売買に巻き込まれたアジア圏からの女性が圧倒的な数を占めていました。しかし、その国籍も徐々に南米、欧州など多様化していきました。私がここでお手伝いを始めた二〇〇一年頃には、日本人夫の暴力から逃げてくるアジア圏の女……
生原 優氏(隠退教師)
三月一三日、逝去。八一歳。神奈川県に生まれる。一九五五年日本基督教神学専門学校卒業後、神戸丸山教会に赴任。その後銀座教会、日下部教会を経て、七三年から九七年まで本郷中央教会を牧会し、隠退した。遺族は妻の道子さん。