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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4613号】宣教師からの声

2006年10月28日

お互いに
ノーリス・シーラ
(英国メソジスト教会〈MCB〉からの派遣宣教師)

だから、多くの部分があっても、一つの体なのです。目が手に向かって「お前は要らない」とは言えず、また、頭が足に向かって「お前たちは要らない」とも言えません。
(コリントの信徒への手紙一 12章20〜21節)

問題だらけの大学生活であっても、毎朝活水女子大学の東山手キャンパスに入る時、こんなに素晴らしい所で仕事が出来ることを神に感謝しています。
階段を登ると創立者エリザベス・ラッセルが植えた楠の下に大きい石碑が見えます。これは活水学院創立125周年記念事業の一つとして造られた活水歴代宣教師記念碑です。エリザベス・ラッセル先生、ジーン・ギール先生はじめ、今まで活水学院で奉仕した宣教師76名の名前が銘板に刻まれています。その最後に私の名前もあるのですが、その後には少ししか余白がないので、将来はどうなるのだろうと思います。と同時に宣教は一方的でなく双方向のものとなった印としても捉えられます。
私は20年前に「宣教師」として日本に来ましたが、途中で英国本部の呼び方が変わり「宣教のパートナー」となりました。これで私の仕事が大きく変わったわけではありません。勿論、次第に日本語が出来るようになったり経験を積んだりしてより深く活水の生活に入ることが出来ましたが、基本的な仕事、つまり教室で教えること、授業外の小さなバイブルクラスを幾つかもつこと、活水の宗教主任と宗教プログラムをサポートすることは以前から同じです。どんな状態であれ、その場で祈って神の御旨を求め、言葉と行動を通してキリストの愛を宣べ伝えようとしています。
けれども、呼び掛けの変更には大切な意義があると思います。神様のための「ミッション」はお互いにキリストの体の一部として手伝い合いながら行うべきだからです。
本国活動で英国に帰ると、説教の中でよく次の話をします。ある時長崎地区の牧師とその家族の集いに私たち外国人二人が参加しました。たまたま、その日の朝、日本語を聞く練習のために注文していた聖書のテープが来ていたので、取りに行きました。箱に点字が書いてあるのに気がついた時びっくりしましたが、考えてみれば、自分で聖書を読める人は普通テープを買わないのは当然でしょう。宿泊所では日本人の家族は皆和室に泊まりましたが、私たち二人は親切心からでしょう、洋室でした。ところが、ドアは広いしスィッチは座ったまま届くし、浴室には手すりがあったので車椅子の人用の部屋だと分かりました。日本に来たということはそんなに不自由になることなのかと思いました。
その時は笑いましたが、コリント12章のイメージのように、友達や同僚に手伝って貰うことを毎日経験して、私はキリストの体の一部として他の部分の大切さを感じています。
勿論、これは個人のレベルのことですが、教会のレベルも同じです。それなら、日本の教会と英国の教会はどういう風に支援し合うべきでしょうか。「支援」とは「寄付をする」という意味がよくありますが、両者の関係にはお金ではなく祈りこそが大切でしょう。
英国のメソジスト教会は「祈りのハンドブック」によって毎月22日に日本や日本基督教団の働きのために祈ります。日本の教会が英国のために祈って下さればと思います。

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