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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4597号】消息

2006年2月25日
田中道宣氏(隠退教師) 一月二日、逝去。八六歳。長崎県に生まれる。一九四一年関西学院神学部卒業後、久留米東町教会に赴任、八八年まで牧会し、隠退した。遺族は妻の政子さん。 加藤俊三氏(隠退教師) 一月六日、逝去。一〇一歳。愛知県に生まれる。一九三〇年私立中央神学校卒業後、日本基督撫養教会、三春教会に赴任。三七年から四四年まで福山延広教会、五四年まで久万教会、その後七五年まで篠山教会を牧会し、隠退した。遺族は長男の和久さん。

【4597号】教区コラム 神奈川教区

教区設立40周年事業への取組み 高柳竜二 神奈川教区は一九六五年四月一日に東京教区より分離し設立された。昨年二〇〇五年が教区設立四〇周年であった。 遅ればせながら、今年一月の常置委員会において教区設立四〇周年を記念した事業について話し合われた。そこでは、「伝道説教を教区内より公募し選定して説教集を出したらどうか」とか「教区内百七教会伝道所すべてから礼拝説教を出してもらって説教集を出したらいい」などいろいろな意見があった。常置委員および陪席者から「そんなことには反対だ」との意見は誰からもなかった。 話し合いとしては、教区内すべての教会伝道所から礼拝説教を出してもらって説教集を作るということに好意的な意見が多かった。このことが実現できるならば教団一七教区の中でも初めてのことではないだろうか? 日ごろから、諸教会伝道所が主から託された宣教・伝道の業に励み、その中でみ言葉の説き明かし……

【4597号】速水優前日銀総裁を講師に 西東京教区 キリスト教講演会

西東京教区では年一回、壮年委員会主催による「キリスト教講演会」が行われている。社会福祉、キリスト教教育、老いなどの現代社会、そして現代の教会に於ける諸課題を取り上げ、講演を伺い、教区内壮年会の親睦の時ともなっている。六回目となる今回は、一月二二日、「職業観について-コーリングへの応答」と題して、キリスト者経済人である速水優氏(前日本銀行総裁・聖学院名誉理事長・阿佐ヶ谷教会員)を講師として、阿佐ヶ谷教会に於いて開催され、教区内外二五教会より約一〇〇名の参加があった。 速水氏は、自らの戦中・戦後体験、経済界での経験はもちろんのこと、教会での経験、海外での体験や理事などで関わってきたキリスト教主義学校での経験を通して、「職業観」をどう考えるか、その思いを語られた。 速水氏の「職業観」は、大塚久雄氏のマックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』解釈に影響を受け、コリントの……

【4597号】宣教課題としての外国人住民基本法 第20回外キ協全国協議会・全国集会

二〇〇六年一月一九~二一日、広島を会場に「第20回外キ協全国協議会」「同全国集会」が開催された。協議会では〈宣教課題としての外国人住民基本法-戦争と排外の時代に「外国人住民基本法」制定運動を展望する〉を主題として、三日間にわたり熱心な討議が交わされたが、これに先立ち今回も現場研修が設定された。広島YMCAの皆さんの案内により平和公園、広島城跡にある旧大本営跡などを巡ったが、特に朝鮮人原爆犠牲者慰霊碑については、協議会で証言された在日大韓基督教会広島教会の金信煥名誉牧師のお話とも直接結びついて心を揺さぶられた。大本営跡、護国神社ではまさに軍都「廣島」が記憶から蘇るようで、平和都市「ヒロシマ」の背後にあるおぞましさに触れ、背筋が寒くなった。 協議会は在日大韓基督教会広島教会の中江洋一牧師の力のこもった説教で始まり、夜の公開講座では古屋哲さんから「新たな入管指紋制度」についてみっちり学んだ。外……

【4597号】概要説明盛る補正予算案作成へ 第四回予算決算委員会

第34総会期第四回予算決算委員会は一月二三日・二四日の両日、教団会議室で開催された。 竹前昇総幹事および計良祐時財務担当幹事より、当委員会に関わる事項の報告を受けた。 二月に開催される常議員会への報告事項について、二〇〇五年度補正予算案について、教団監査委員からの要望について、事務局・出版局・年金局の連結決算を目指すことについての課題、等の報告があった。 ついで二〇〇五年度補正予算の協議では、それぞれの補正項目について財務担当幹事より説明を受け、協議の結果、表に数字で表した予算案だけでなく、より判りやすく、くわしい概要説明を盛り込んだ、補正予算案を作成することになった。 かねて不用になっていた教団小金井住宅の処分については、処分金を運転資金とすることを承認した。 二〇〇七年度教団負担金については、現在の負担金賦課方式と、教規一五四条とのずれについて協議を行ない、規定を一部変更する……

【4597号】新任教師オリエンテーションの内容を決定 第7回教師委員会

第34総会期第七回教師委員会が一月二六~二七日に教団小会議室において開催された。 今回の主な協議内容は、昨年一〇月から一一月にかけて実施された教師委員会の神学校問安の報告をもとに協議したこと、二〇〇六年度の新任教師オリエンテーションの概要を決定したことなどである。 新任教師オリエンテーションは六月二六~二八日に天城山荘で開催されるが、その具体的な内容について協議し、決定した。 主題は、「教団の教師として宣教を共に担う」を今回も継続して掲げていくことを確認し、この主題の課題である、日本基督教団の「教師」像を探ること、「宣教」の内容を探ること、宣教を「共に」担うことを踏まえて教団総会議長、副議長、総幹事にそれぞれ発題をして貰う予定である。 しかし、一方で委員会が数年来心を砕いている点は、新任教師の現場での苦悩への配慮である。そこで、今回のオリエンテーションでは、新任教師相互の交わりを深……

【4597号】大下宣教師夫妻の活動報告に感謝 第四回世界宣教協力委員会

一月二四日午前一一時から午後四時三〇分まで、教団会議室において第四回世界宣教協力委員会が開催された。葬儀のために欠席した木下宣世書記に代わり、村山盛芳実務委員が代理書記に選任された。 今回は委員以外に二組の方をお迎えした。一組は昨年七月、フレーザーバレー日系人合同教会(カナダ)での六年にわたる働きを終えられた、大下秀三・幸恵宣教師ご夫妻だった。昼食前の時間に活動報告をお聞きし、昼食を食べながら交わりの時を持った。北米における日系人教会の働きが、多くの人の心の支えになっている様子を知り、委員一同は大下宣教師ご夫妻の働きに感謝をするとともに、後任の木原葉子宣教師とご家族の働きが祝福されることを祈った。もう一組は、ブリュッセル日本語プロテスタント教会(ベルギー)から当委員会に派遣要請をいただいた、岡田直丈牧師であった。当該教会からの要請を受けて、帰国中の岡田牧師と面接をし、後援会の結成などの条……

【4597号】受験会場は大阪一カ所で 第四回教師検定委員会

第34総会期第四回教師検定委員会が、一月二三〜二四日、大阪クリスチャンセンター及び天満教会で、委員七名の出席で行われた。大阪クリスチャンセンターを会場にしたのは、試験会場の下見を兼ねるためであった。 最初に前委員会で試験会場の一本化の件を常議員会に報告したこと、各教区議長にその旨の文書を出したこと、常議員会及び各教区から特に反対はなかったこと等が菅原力委員長より報告された。また、「教憲第九条検討作業委員会」からの提言などが委員長より報告された。 次いで、二〇〇六年秋季教師検定試験の受験会場を大阪クリスチャンセンターにおいて一本化することが検討され、費用等も含めて可決された。常議員会を経て、今後この方向で教師検定試験は実施されていくこととなる見通しである。 二〇〇六年春季教師検定試験受験志願者は、補教師九二名(Aコース三九名、Bコース二九名、Cコース二四名)、正教師一五名、計一〇七名。……

【4597号】荒野の声

▼ある寒い日の礼拝後、奏楽者がオルガンの席に座ったまま、手を組んでうなだれている。どうも気になるので、少し近づいて様子を窺ってみた。頬に涙がつたい、そして光った。▼涙を流すご婦人のお相手は敬遠したくなる。苦手だ。まあ、得意な人もいないだろうと思うが。妻が「どうかなさいましたか」と声をかけた。返答はあまりにも意外なものだった。米寿を迎えようとする年齢で、なお奏楽の奉仕が出来た。ここまで健康を与えられ、礼拝に仕えることが出来て、嬉しくて嬉しくて、感謝の涙が出てしまったということだった。▼喜怒哀楽の感情の内、怒哀は、あまり衰えないように思う。楽もありそうだ。喜、…感極まり感謝の涙を流したのは、一体何時のことだったか。そんなことが果たして一度でもあったかどうか、それも怪しい。▼婦人は、この日の奏楽を最後に、自ら現役を退いた。それから一〇年、今は転居し新しい教会で礼拝を守っている。「白寿を迎えました……

【4597号】統一協会問題・日韓教会フォーラム 韓国教会宣教百周年記念館会場に

深刻な被害状況の情報共有 日韓の教派を超えた協力関係 一月一八~一九日、ソウルの韓国教会宣教百周年記念館を会場に「統一協会問題についての日韓教会フォーラム」が開催された。日本側からは「統一協会問題キリスト教連絡会」を構成する日本基督教団、カトリック教会、日本聖公会、日本福音ルーテル教会、日本バプテスト連盟、在日大韓基督教会の六教派の代表、弁護士、被害者家族の会の代表二八名、韓国側からは大韓イエス教長老会の統合派、高神派、ホーリネス、カトリック教会の四教派の代表二一名の合計四九名の参加であった。 これまで日本の各教派はエキュメニカルな形で「連絡会」を組織する形で、韓国の諸教派もそれぞれに「異端似而非対策委員会」等を設ける形で統一協会問題(韓国ではキリスト教と明確に区別して「文鮮明集団」と呼ぶ)の対策と相談に当たってきた。そうした積み重ねにより目覚しい成果が上がってきた一方で、互……
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