相互不信は深まり行くのか?
前回号で「各教区を横断する主題は見えて来ない」と書いたが、今号に至り、それは、はっきりと浮かび上がってきた。ただ、その課題は、マイナスの課題だ。教団総会での議事運営に対する不信、教区総会への教団議長挨拶への批判が、幾つかの教区で議論になった。一方、教区内での宣教理解の対立が深刻な様子も覗える。亀裂は深まり行くのか、再び、ひとつ目的地を目指すことができるのか。教会総会(教会会議)とは、主の御旨を探り知り、そのことによってこそ、互いを理解し合い許し合い、そして、協力するために、開かれるのだと考えるのだが。主の御導きを信じ、委ねるより他に不信解消の術はない。