【4990号】新春メッセージ 教会を信ず(1面)
【4990号】新型コロナウイルス 感染拡大の渦中で(2面)
【4990号】《第42総会期》常設委員会等委員選考結果(3面)
【4990号】教区議長コラム(3面)
【4990号】▼NEA(北東アジア)教会フォーラム▲(3面)
【4990号】事務局報、お詫び・訂正(3面)
【4990号】教団経常会計、50万円の齟齬について(4面)
【4990号】差異発生の要因について(4面)
【4990号】人ひととき(4面)
【4990号】私たちの伝道(4面)
……
都会の大教会がイメージされることが多いが、東京教区東支区は特色ある支区だ。多くの教会はいわゆる下町の小さな教会で、伊豆諸島の四つの島には五つの教会・伝道所がある。都心と下町と島の教会で構成される独特な地域だ。
2018年に「三宅島伝道所支援委員会」を組織し、東京教区の諸教会を中心に5年間の支援献金の協力を呼びかけ、翌年には37年ぶりの牧師招聘が実現した。1987年の噴火で伝道所建物を焼失し、2000年の噴火では全島避難によって5年間も伝道が中断された。しかし、月に一度牧師を派遣して聖餐礼拝を守ってきた。毎回出席できる信徒は1名だったが、長らく信徒宅や公民館で、最後の2年ほどは民宿の喫茶店を借りて礼拝を守った。専従の牧師を迎えると、すぐに礼拝者が増え始め、信徒一人か二人の礼拝が、6、7名の礼拝が守られるようになっている。
5年の期間を定めて支援が始まったが、東支区での当初からの祈り……
恵みを数えつつ
三重県、津教会員
本弘 禮子さん
本弘禮子さん、「神様に用いられて来た人生。恵みを数えて来た人生」。そういつも語られる。
横浜出身。戦争中に疎開し、中学卒業まで過ごした軽井沢の教会幼稚園でキリスト教と出会った。周りには沢山のクリスチャンが居た。羽仁もと子から子ども用の聖書をもらい、W・M・ヴォーリズ夫妻とも交わりが与えられた。
高校入学と共に家族と共に東京へ戻る。クリスチャンの友人の紹介で、西荒川教会の幼稚園で働き始め、20歳の時に受洗。その後、軽井沢時代から親交があった夫と1960年に結婚。夫の郷里である津に転居し、以来、津教会で礼拝を守っている。
津教会での教会生活と共に、夫の両親が設立した児童養護施設「真盛学園」での仕事が始まる。副園長として保護者のいない児童、虐待を受けている児童を養護する働きに邁進して来た。
嫁ぎ先の実家はお寺。真盛学園の母……
2022年10月20日
税理士法人アイパートナーズ 浜田 晴香
1. 差異発生の要因
収支計算書において、2019年度の次期繰越収支差額と2020年度の前期繰越収支差額は会計上一致するのが原則です。にもかかわらず、これらに差異が生じた理由は、繰越収支差額の計算に関係する“会計科目の性質設定”の誤りを正したためです。
貸借対照表には、“普通預金”や“未収金”など様々な科目がありますが、収支計算書と連動させるために、会計ソフトではそれぞれの科目につき「資金科目・非資金科目」といった性質設定も行われています。繰越収支差額は、貸借対照表に表示された科目のうち、性質が「資金科目」であるものの集計です。「資金科目」には、現金預金その他短期的に現金化されることが見込まれる未収金などの流動資産(プラスの資金科目)と短期的に支払が予定されている未払金などの流動負債(マイナスの資金科目)があり……
1.はじめに
第42回総会において、2019年度経常会計決算承認他5件は内容の精査の必要な事項があったため、常議員会付託となりました。本来、総会で承認や可決を得るべき事項がこのような取り扱いとなったことについて、議事運営の責任を負った議長団として深くお詫びいたします。
2.精査が必要だった内容について
精査が必要となったのは、教団総会に提出した20年度経常会計報告書で、19年度次期繰越金2608万7232円に対して、2020年度前期繰越金2658万7232円が、50万円多くなっていたことでした。
このことについて、議長団は、議場に会計関係の議案を上程した後、この齟齬を認識しました。そのため、財務審査委員会で調査いただくこととしましたが、その場でも齟齬の理由が判明せず、財務審査委員会の提案を受けて、教団総会の議決により常議員会付託となりました。
付託を受けた常議員会で確……
増尾善文(無任所教師)
22年1月17日逝去、92歳。埼玉県生まれ。12年日本聖書神学校卒業。13年より15年まで浦安教会を牧会。遺族は妻・増尾邦子さん。
高橋三郎(隠退教師)
22年12月2日逝去、83歳。福島県生まれ。64年東京神学大学大学院修了。同年より高井戸、大井金子、焼津、住道一粒教会を牧会し、16年隠退。遺族は妻・高橋滋子さん。
宮内 眞(隠退教師)
22年12月6日逝去、91歳。佐賀県生まれ。57年東京神学大学大学院修了。同年より上山、喜多方、浄風、日野台教会を牧会し、03年隠退。遺族は妻・宮内恵子さん。
湯澤 裕(隠退教師)
22年12月9日逝去、95歳。東京都生まれ。54年日本基督教神学専門学校卒業。同年より千厩、本荘教会を牧会し、97年隠退。遺族は娘・鍋島宣子さん。
関田寛雄(神奈川教区巡回教師)
22年12月14日逝去、94歳。福岡県生まれ……
平和について諸問題を分かち合う
11月28〜30日に、フィリピン・マニラにて、NEA(北東アジア)教会フォーラムが開催され、台湾、韓国、フィリピン、日本のNEA加盟教会およびキリスト教関係団体から代表者が30名ほど集った。日本基督教協議会からは2名出席、またNEA創立に関わっているPCUSA(アメリカ長老教会)からも出席者が与えられた。西之園路子は日本基督教団およびTEF(台湾エキュメニカルフォーラム)の代表として参加。
このフォーラムは、東北アジアの平和について考え、各国が抱えている諸問題を分かち合い、東北アジア全体の視野をもって、平和を作り出すための神学的、聖書的ビジョンを明確にすること等を目指している。
フォーラムでは、各国の抱えている課題についてのそれぞれの報告と三つの発題、また全体協議が行われた。発題のテーマは、「東北アジアに平和を打ち立てることにおける難題と困難」、……
東京は都会だろうか
東京教区議長
渡邊義彦
千代田、港、中央、渋谷。高層ビルが建ち並ぶ街の様子を思い起こすと東京は都会だな、と思うにちがいない。東京教区と言うと、そういったビル街に立つ大きな教会を思い浮かべるかもしれない。都会に建つ教会群がある一方で、住宅街に建つ教会、農村地域に建つ教会、島に一つだけ建つ教会群もまた、東京教区の教会だ。
東支区が中心となって、伊豆諸島伝道を祈り続けることができるようにしてくれている。千葉支区は、教団の伝道資金を用いて、房総の教会に学ぶ会を今年も計画してくれている。これらの取り組みは、東京が都会の教会だけではなく、とても広く、そしてそれぞれの地域にユニークな教会が建てられていることを教えてくれている。
地域性の違いだけでなく、教会数が多いだけに、それぞれの関心事においても幅が広い。ジェンダーや差別に強い関心を持つ教会もある。現代的な礼拝や……
★=招集者、○=信徒(2023年1月19日現在)
《常設委員会》
〔宣教委員会〕
★岸憲秀(千葉本町)、具志堅篤(読谷)、小林克哉(札幌)、小宮山剛(逗子)、伝道委員会、教育委員会、社会委員会から各2名
〔教師委員会〕
★古旗誠(目白)、兼清啓司(神奈川)、願念望(白鷺)、栗原清(武蔵豊岡)、福島純雄(福島)、宮川経宣(大和郡山)、他一名交渉中
〔信仰職制委員会〕
★田邊由紀夫(茨木)、井ノ川勝(金沢)、岩田昌路(狛江)、小泉健(東京神学大学)、衛藤満彦(玉川)、伊藤英志(三軒茶屋)、他一名交渉中
〔教師検定委員会〕
★清藤淳(和歌山)、川島直道(錦ヶ丘)、春原禎光(柏)、町田さとみ(初雁)、宮地健一(向日町)、横山良樹(半田)、他一名交渉中
〔予算決算委員会〕
★宇田真(岩村田)、川村尚弘(駒場エデン)、岸俊彦(経堂北)、○國吉常喜興(宇都宮上町)、田村毅朗(東村山……
宣教師からの声
主の光があまねく照らされることを願って
プラハ・コビリシ教会日本語礼拝 《チェコ》
2020年の初めにヨーロッパで新型ウイルス感染症が猛威を振るい始めると、チェコでも感染が広まり、3月には集会制限などで礼拝に影響が出始めました。翌年の春からのワクチン接種が行き渡るまで、さまざまな制限の中で礼拝をささげ続けなければならなかったことは、日本でも同じかと思います。私たちのプラハ・コビリシ教会では、主の日にチェコ語、韓国語、日本語の礼拝をささげていますが、それぞれにオンラインの活用などの対応が求められました。現在は、コロナ禍以前の礼拝の形態に戻っていますが、年配の信徒の多いチェコ語礼拝は、今も礼拝のオンライン中継を続けています。
残念なことは、3か国語の合同礼拝時に行っている聖餐式でのブドウ酒の配餐の形式が変わったことです。チェコの教会の伝統では、会衆が……