教団新報第4985号(2022年11月12日発行)の「人ひととき」欄に掲載された記事「神の愛を見出しながら」の中で、英国エリザベス女王の国葬の際に皇后が着用したスーツを仕立てられた信徒の方の紹介がされました。その記事の中に、2度にわたって「皇后陛下」との尊称をつけた文章となっていることに対して多くのご批判・抗議が寄せられました。
インタビューをした新報記者および編集者としてできる限り取り上げる人の思いを丁寧に紹介すべく、それを汲み取ってそのような表現としたことは推察されますが、これまで部落解放センターの運動その他を通して天皇制が日本社会の中で差別を生み出す構造的な体質と深く関わっていることを様々な場面で表明してきた教団が、その機関紙である「教団新報」の記事に皇室に属する者に対してそのような尊称を用いることは不必要・不適切であったことを認め、お詫びいたします。「陛下」の文言は訂正・削除……
「教団新報」今号を4988・89合併号とし、次号は2023年1月28日に発行します。また、教団事務局・出版局は12月29日から1月4日、年金局は12月29日から1月5日まで、カルト問題電話相談(03−3207−8794)を12月28日から1月3日まで休業いたします。
総幹事 秋山 徹
教団総会から付託された歳入歳出決算・予算を承認
第42総会期第3回常議員会が12月5〜6日、教団会議室にて、常議員28名が出席して開催された。2回の書面決議を経て、今総会期最初の対面での会議となった。
冒頭、雲然俊美議長が挨拶し、常議員会の開催方法について、緊急の場合を除き常議員は対面での出席のみとし、陪席者はオンライン参加も可とすること、今総会期の課題と取り組みについて夜に協議会を持つこと等を告げた。
第42回教団総会に関する件では、総会を振り返り、議事の取り扱いについて多くの時間が割かれたことを受けて議事規則の変更を求める意見や、大声での不規則発言を放置しないことを求める意見があった。
教団総会に関して出された三つの抗議、質問(大阪教区、九州教区、豊岡教会)を扱った。大阪教区から、常置委員会が総会に提出した3議案が、第22回常議員会において否決された理由を問われた点につ……
【4987号】クリスマスメッセージ(1面)
【4987号】新型コロナウイルス 感染拡大の渦中で(2・3面)
【4987号】教区議長コラム(3面)
【4987号】社会事業奨励日メッセージ(3面)
【4987号】事務局報/お詫び・訂正(3面)
【4987号】荒野の声(3面)
【4987号】伝道報告〜伝道のともしび〜(4面)
【4987号】台風15号静岡災害支援のお願い(4面)
【4987号】人ひととき(4面)
【4987号】教会が教会になるため(4面)
……
9月末、4年越しに教団総会が対面の形で開催されました。教団三役および常議員が新たに選ばれました。雲然俊美議長は奥羽教区、藤盛勇紀副議長は東京教区、黒田若雄書記は四国教区と、東と西、そして中央と日本全体の教会の宣教について配慮を行き届かせることができると思います。
毎月開かれる三役と教団事務局幹事による打ち合わせ会は、コロナ禍により、ネットを用いて行われるようになっています。交通費と時間の負担を気にすることなく緊密な関係を持ちながらの教団運営になることが期待されます。
12月中に最初の常議員会が開かれ、各委員会委員、出版局・年金局などの委員と理事会の構成が新しくなります。それらの委員会の働きが始動するまで教団の動きは中間状態となっています。
しばらくコロナ・パンデミックの影響で活動が途絶えていた世界の教会との交わりも徐々に回復して来ています。8月末から9月初めにWCCの総会がド……
つながり
三本木教会教会員
上原 惠さん
上原惠さんは福岡県筑紫野市二日市で生まれた。幼いころに母親が受洗し、共に教会に通っていた。その後、神奈川県に家族で移住し、愛川伝道所に通うようになる。教会学校のスタッフになってほしいと言われたことをきっかけに、1979年8月に行われた「第7回教師の友セミナー」に参加したことで、他の参加者のキラキラした姿に感動し、受洗を決意、翌年のイースターに洗礼を受けた。
結婚後、お連れ合いの故郷である青森に転居、三本木教会にはこの頃から通うようになった。青森で過ごす中で、夫婦別姓を選び、そのために事実婚に切り替え、上原姓に戻す(子の三人は栗山姓、末子が上原姓)。
奥羽教区青年会連合での活動をはじめ、地区や教区で様々な経験が出来たことにより、教会生活そのものが広がり、今の自分につながっていると語る。
現在は三本木教会立認定こども園ひかり保育園の……
2022年9月23日、台風15号が発生し、特に線状降水帯が発生した静岡県では24日にかけて記録的な豪雨となりました。中でも平地から山間部まで多様な地形・自然環境にある静岡市では、土砂崩れや河川の氾濫によって、市内だけで3800世帯超が床上浸水の被害に遭いました。
ACTフォーラム事務局では、発災直後から被災地の関係教会・団体に連絡をとり、緊急災害支援の可能性を探り始めたところ、地元教会関係者から支援活動への賛同とご協力をいただくことができました。
発災から1カ月が経過し、2週間あまり続いた断水が復旧するとメディア報道がピタリと止まり、町なかでは災害が既に過去のことのように見えます。しかし、私たちが支援対象とする要支援者世帯では生活が元に戻った訳ではありません。床上50センチ以上浸水した住宅では、家具や電化製品が水没し、特に生活困窮者、精神障害者や単身高齢世帯については二重三重の苦……
一人ひとりを大切にする保育
四條町教会牧師・認定こども園清愛幼稚園園長
藤 秀彦
今年で創立110年を迎えた清愛幼稚園は、米国クリスチャン教会のスゼイ・フライ宣教師が設立した「宇都宮クリスチャン幼稚園」に始まります。女子教育と幼児教育に力を注いでいたフライ宣教師は、幼稚園の開園に先駆けて1907年に女学校を開校しました。ところが幼稚園の開園直前に、アメリカの宣教団体が女学校に対して経済的援助を打ち切る勧告を出し、学校の運営が危ぶまれます。それでもフライ宣教師は勧告後も私財を投じて学校運営を続けることを決心しました。幼稚園はそのような厳しい状況での船出でした。
幼稚園と女学校の運営に尽力したフライ宣教師は、病のために1928年に宇都宮の地で生涯を終えます。女学校はその後閉校となりますが、幼稚園は名称を清愛幼稚園に改め、クリスチャン教会の牧師が園長を務めて継続されることになりました……
政治的主義や信仰上の信念など、譲れない「価値」と、豊かな暮らしや人命など、重大な「利益」が対立する際、どちらを優先するかという選択を迫られる。価値を重んじることは貴いことだが、価値を掲げる者が生む争いは、なかなか終わらず、時に大きく利益を棄損する。▼主イエスは弟子たちに、「弟子の覚悟」や「条件」を語り、自分の家族や命さえも「憎む」姿勢を示す一方、「不正な管理人」のたとえを語った。管理人は、主人の財産を無駄遣いした上、そのことが知られると、主人に借金がある者の証文を書き換えさせて恩を売り、自分が失職した際に助けてくれる友を造った。この管理人の、どこまでも自分の利益に忠実な姿勢を主人は褒め、「この世の子らは、自分の仲間に対して、光の子らよりも賢くふるまっている」(ルカ16・8)と語った。▼信仰を与えられ、主イエスの弟子として歩む時、あらゆる「利益」に優先する「価値」を持つ「光の子」として歩むこ……
小笠原浩方(無任所教師)
22年8月3日逝去、79歳。66年同志社大学大学院修了。69年から72年まで須磨教会を牧会。
遺族は娘・小笠原直花さん。
教師隠退
前島隆志、山本光一、君島洋三郎
教会合併
郡山、郡山細沼(郡山存続)
教会所在地変更
稚内 〒097−0004 稚内市緑4−5−3
教会通信先設定
勝沼 〒409−0618 大月市猿橋町桂台1−4−15 舩戸方
教会通信先変更
新見 〒718−0303 新見市哲多町本郷869−1 山本奈麻美方
教会通信先削除
甲山、福良キリスト、松江
伝道所通信先削除
守谷
お詫び・訂正
新報4986号4面「事務局報」欄、窪田隆一牧師「正教師転入」を「補教師転入」に、お詫びして訂正いたします。……