恵みに生かされて
奄美・喜界教会員
上村小夜子さん
喜界教会の上村小夜子さん(79歳)は礼拝や、諸集会には欠かさず出席、土曜日には礼拝堂のお花を活ける。教会の役員として、また教会を代表して奄美地区委員会にも出席し、「島の教会」の宣教を担い支えている。地区の集いには海を越えて奄美大島などへ飛行機や船で出かけ、役割を担っている。
生まれは台湾・台北市。敗戦後に4歳で両親の故郷・喜界島に。当時、喜界島は米軍統治下にあった。その中で行われた、信徒の群れによる日曜学校に、上村さんは毎週楽しみに出席していた。両親はクリスチャンではなかったけれど、日曜学校に行くことを勧めてくれた。
奄美群島の施政権が日本に返還され(1953年)、教団の奄美特別開拓伝道が計画された。その端緒として1956年、福井二郎牧師が喜界島に着任、喜界教会が設立した。上村さんは中学3年のクリスマスに受洗。鹿児島の……
森 和子(隠退教師)
22年9月22日逝去、97歳。愛知県生まれ。45年日本基督教女子神学専門学校卒業。47年より行人坂、代々木、相模原、鎌倉、鎌倉浄妙寺(62年より鎌倉泉水)教会を牧会し、91年隠退。遺族は姪・則武美稲さん。
宇都宮樫子(隠退教師)
22年10月22日逝去、95歳。58年日本聖書神学校卒業。同年より津屋崎、宝塚福井教会を牧会し、大阪水上隣保館に務め、松山栄光教会を経て99年隠退。
岸本和世(隠退教師)
22年10月25日逝去、88歳。群馬県生まれ。58年同志社大学大学院修了。同年より霊南坂教会を牧会し、教団事務局に務め、福岡警固、札幌北光、元浦河教会を経て07年隠退。遺族は娘・貝瀬かおりさん。
正教師登録
髙橋優子(2022・8・28受按)
竹澤潤平(2022・8・30受按)
永瀬よし子(2022・9・25受按)
正教師転入
窪田隆一(第1……
教会と施設の関係
須賀川教会牧師・学校法人栄光学園理事長・認定こども園オリーブの木園長
太田 春夫
私は現在、須賀川教会と学校法人栄光学園に務めています。学校法人は、三つの幼保連携型認定こども園を運営し、各園は233名、196名、143名、児童クラブ38名の計610名の乳幼児・児童を受け入れています。スタッフは総勢150名になります。
この学校法人を生み出した教会は、厳しいコロナ禍の影響と急激な高齢化により、会員数25名、礼拝出席はリモートの出席者を加えても18名前後です。家族礼拝(CS)は休止や断続的な開催を余儀なくされています。コロナ以前の3大祝祭日の合同礼拝には、職員の出席も含め100名以上を数えましたが、この間は種々の制限下大変厳しい状況です。
歴史的経緯として、栄光幼稚園は1949年にアイリン・アンダーソン宣教師の助力を受けて、当時の本川直躬牧師が初代園長に……
★『日本基督教団年鑑2023』刊行
日本基督教団年鑑2023年版が発行されましたので、是非お買い求めください(定価3,200円+税)。なお、直接お買い求めの場合は事務局総務部までご連絡ください。
★全国教会宛名シール値下げ
全国教会宛名シールは、2,000円(送料込)に値下げしました。ご入り用の教会・伝道所は下記までご連絡ください。
Tel 03-3202-0541
Fax 03-3207-3918
e-mail somu-b☆uccj.org
(☆を@マークにかえてください)……
⑴出身地 ⑵信仰歴(受洗日、教会、受洗牧師名)
以下より選択して自由に
☆趣味 ☆愛唱聖句(聖書箇所)・讃美歌 ☆長所・短所
◎50音順
稲松義人(いなまつよしと)東海教区 遠州栄光教会
⑴兵庫県神戸市
⑵1972年12月24日、西神戸教会(兵庫教区)、ノーマン・パースンズ宣教師(協力牧師)
☆趣味と呼べるほど継続して興味を持っているものは思いつきません。愛唱聖句は「小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない」(マタイ18・14)。好きな讃美歌は90番。よく言えば忍耐強い方だと思うがそのために決断がにぶる面があると感じています。
衞藤慧志(えとうさとし)中部教区 尾張一宮教会
⑴大分県竹田市
⑵1964年12月20日、大分教会、三岡一郎牧師
☆読書(戦国時代)
☆詩編37章3節「主に信頼し、善を行え。この地に住み着き、信仰を糧とせよ」
……
違いを越えて互いを認め合う世の中を
10月25日、日本基督教団部落解放全国会議in京都プレ集会が京都教会を会場に、オンライン配信を併用して行われた。京都教会での対面とオンラインをあわせ、70名の参加があった。講師の山本栄子さんは自身の人生の歩みについて語られ、差別と偏見、貧しさの中で苦労されたこと、教育の機会を奪われたこと、部落解放運動との出会いから文字を取り戻すことを志し、識字運動に取り組み、定年後も教育を取り戻そうと夜間中学から高校、大学へと進学されたこと、自分の孫ほどの年齢の若者たちと机を並べて学ぶ中でさまざまな出会いを経験されたことなどを語られた。
山本さんは水平社創立50周年の記念集会に参加、その慰労会で「50周年でこんなに立派な集会をするんやったら、百年になったらどんなことをするんやろうなあ」と言ったところ、当時、京都で部落解放運動の指導的立場にあった朝田善之助さんから……
「摂理」、「クリスチャントゥデイ」、「統一協会」についての発題を聞く
2022年度日本基督教団カルト問題全国連絡会が10月20日、ズーム会議で開催された。参加者は47名。
会は、 教団宣教委員長で代表世話人の岸憲秀牧師による挨拶と祈りによって始められ、「摂理問題」、「クリスチャントゥデイ問題」、「統一協会問題」についての発題と、各教区の報告ならびに全体協議がなされた。
発題はまず、日本バプテスト連盟枝光教会の岩崎一宏牧師により、現在、日本で教勢を伸ばしているキリスト教福音宣教会(通称、摂理)の勧誘、特にSNSによる中高生にまで及ぶ勧誘の実態と手法についてなされた。接触から入信までの巧妙な手法は、他のカルトにも用いられている可能性もあり、予防的対応が求められていることが話された。
「クリスチャントゥディ問題」は、以前から警鐘を鳴らされているにもかかわらず無責任な対応をしている……
新しい歌を歌え
奥羽教区
小林よう子
奥羽教区は、戦後東北教区から、北の青森県、秋田県、岩手県が分離して生まれた教区です。突出して規模の大きい教会がなく、広い地域に小さな教会が点在しています。そして、教区成立の時から「一つなる教会」を目指して歩んできました。一つ一つの教会が小さいため、地域で互いに助け合って歩んできた歴史があります。教区全体が一つの教会のように、配慮しあう仕組みがあります。特に、以前は同じ教区に40年、50年と長く働く教師が大勢いました。けれども最近は、短期間で変わる教師が多くなってきています。
感染症が広がり始めたのと同じ時期に、奥羽教区では教区議長が一期で他の教区へ転出するということが続きました。そして、議場に集まることができない中、新しい三役と常置委員の選挙が郵送で行われました。その結果選出された顔ぶれは、これまでとは大きく変わったのです。中でも女性たちが……
多くなる相談への対応が課題
カルト問題連絡会では、7月26日にメール相談窓口、8月18日に電話相談窓口を開設し、10月17日までの2ヶ月半の間に、メール42件、電話31件、合計73件の相談が寄せられた。その内、統一協会に関する相談が42件で全体の57%、次いでスピリチュアル・自己啓発系の団体に関する相談が11件で全体の15%、摂理・新天地・救援派などその他キリスト教系団体に関する相談が5件で全体の6%を占めた。
二世問題に関する相談は、統一協会で8件、その他キリスト教系で1件、仏教系で1件見られ、全体の14%を占めた。メール、電話共に、全国霊感商法対策弁護士連絡会や統一協会被害者家族の会からの紹介が増え、スピリチュアル系教祖の信者ビジネスや認定講師セミナー、自己啓発セミナーに関する相談も増えている。
日本基督教団では、基本的に各教区事務所がカルト問題の相談窓口になっているが、専……
主の賛歌-イエスこそ私たちの光
ヨハネによる福音書1章1〜4節
上星川教会牧師
細井 茂徳
アドベント、クリスマスを待ち望む4週間が始まります。教会ではこの期間、神の御子がこの世界に来られたクリスマスの意味を厳かに思い巡らし心躍らせながら過ごすことにつとめます。讃美歌を高らかに歌い、喜びを表して過ごすのです。
ところが、今尚コロナ感染対策で讃美歌を歌えずに礼拝を続けている教会もあります。聖歌隊による合唱も自粛し、未だ大声で賛美することが憚られる状況にあります。それと共に、以前と比べ、教会での交わりが希薄になったと言われます。そのような中で過ごすこれからの4週間、私たちはどのような心持ちで過ごすべきなのでしょうか。
ロゴス賛歌
聖書には四つの福音書があり、それぞれユニークな視点からクリスマスを描いて見せています。中でもヨハネによる福音書は、天地が創造される前からおられたキ……