【4661号】人ひととき 宮澤 豊さん

ゼロからの「開拓」伝道

 

「軽井沢の教会」と聞けば、木漏れ日の中に佇む瀟洒なチャペルに、紳士然とした細身の牧師。一般的なイメージとしては完全に出来上がっている。

宮澤豊牧師がこの軽井沢に主の召しを覚えて開拓伝道を志したのが二三年前。借家に「聖書を学ぶ集い」の看板を掲げて、小さな家庭集会が始まった。

「開拓伝道」と聞けばやはり、親教会があり、教区や他の教会的グループのバックアップがあって、祈りと共に人的、財的な力も注がれて成長するイメージであろう。しかし、宮澤牧師は、「そのような開拓伝道は、開拓伝道と言うより出張伝道であり、出張教会です」と言う。

すべてを主に委ねて旅立ったアブラハムのように、ゼロから出発した。知古も無く、蓄財も無い無一文。自ら生活の糧を得、住居を確保しつつの、自給自立の開拓である。その中で、宣教の拠点としての教会の欠けていた南軽井沢に、教会建設のヴィジョンが与えられた。

宮澤豊、京子夫妻は、森と窪地の「原野」であった現在の土地に出、数名の信徒と共に、南軽井沢に宣教の拠点としての教会の建設を始めた。僅かな人数で、土地購入と会堂建築の資金も無い。「頼るのは、祈りと信仰と、銀行」。

不思議な導きで牧師個人への融資というかたちで借り入れが実現し、土地の購入と会堂建築に取りかかることができた。当地では有名なログ造りの教会堂は、宮澤牧師自身が工事に携わった「牧師の手作りの教会堂」としても知られている。

会堂建築から二〇年が過ぎたが、借入金の返済は、ここ四、五年に教会での結婚式が急激に減少し、なお見通しは厳しい。さらに様々な課題や新たな重荷も担うこととなった。しかし、「開拓伝道を志す以上ロマンと冒険と戦いの道、主の召命と伝道の使命の確信に立って歩む者でなくてはならない」。まだ続く旅の、もう一踏ん張りの所に立っている。

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