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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4834号】消息

2016年1月30日
柳谷 明氏(隠退教師)  15年11月15日逝去、80歳。青森県生まれ。61年東京神学大学大学院卒業。同年より山形六日町、大船渡、八戸柏崎、山形六日町教会を経て、11年に隠退。  遺族は妻・柳谷迪子さん。

【4834号】宣教師からの声 番外編 ートルート・サラ・ビゲロー 豊田 滋 (梅光学院大学・学院資料室)

 ガートルート・サラ・ビゲローは、1860年5月17日、ニューヨーク州に生まれた。  1883年、ミス・ビゲローは、ハミルトン・レディース・セミナリーを卒業後、地元の学校に勤務していた。その頃、帰国した宣教師が日本伝道について話した後、「だれかこの中で東洋にキリスト教を伝えるために献身する方はいないでしょうか」と呼びかけた。この呼びかけに応えたのが若き日のミス・ビゲローである。日本に赴任するために1886年9月、ニューヨーク州の試験を受け、中等学校教師の免許状を取得。1887(明治20)年、来日。26歳であった。1888年、長老教会教育宣教師として新榮女学校に着任した。新榮女学校は、築地居留地六番地にB六番女学校、その後、居留地42番に移転し新榮女学校、その後、櫻井女学校と合併して女子学院として開校する。ミス・ビゲローは着任の1年後、新榮女学校長に昇任。1890年に辞任し、北陸女学校……

【4834号】人ひととき 清水 貴子さん

 清水さんは、日本基督教団のいくつもの教会に育てられた。母の胎内にいるときから弘前南教会に礼拝出席し、高校1年生から現在に至るまで5つの教会で奏楽奉仕を務めている。  大学入学後、長野本郷教会に礼拝出席し、大学4年生のイースターに洗礼を受けた。「受洗にあたり、聖書のことをもっと知らなければいけないと思ったが、牧師先生から『ここからがスタートだ』と言われて、これでいいのだ、一生、神様について行きたい、社会に出る前の不安の中、守っていただきたいと思った」という。  その後、東京の会社に就職すると共に野方町教会に転入会し、4年間、楽しい青年会時代を過ごした。  2000年3月、牧師の司式により、大学で出会った青年との結婚式を挙げた。  結婚後は、新居近くの滝野川教会に転入会、2005年の春から聖学院大学キリスト教センターに就職した。「主に用いていただいている感謝と共に、キ……

【4834号】教会一本での戦い

 晩秋の或る主日夕、東京・永福町に幼稚園の持続を断念して、その敷地を売却し、瀟洒な会堂・集会室・牧師館のみを新築をした永福町教会の献堂式に出席した。教会は、地域に次第に少数化する幼児の実情と教会幼稚園としての経費に徒ならぬもの有りと判断して廃園の決断をしたのだ。ところがそれに異を唱える保護者と卒園者ら3000余名の人々の猛烈な反対署名運動が起こった。それらの動きに呼応して教会を離れた信徒も数名はいた。教会に戦後都内から現在地に移転した経緯があり、合わせれば130年を越す重厚な教会史と格式を有しつつも現在地で70年近く継続させた幼稚園経営によって、地域は教会というよりも、「小羊幼稚園」の呼称で親しまれたのも確かだ。そのために、歴代の牧師・園長は相当の努力をもって必要な教育を些かも恥じることなく行った。わたしは、幼稚園付教会に赴任したことはないが、それらの報告を聞きながら、思うことが幾つかあっ……

【4832・33号】クリスマスメッセージ 羊飼いの夜に ルカによる福音書2章6~20節 左近 豊

2015年12月19日
ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださ……

【4832・33号】「マイノリティ問題と宣教」国際会議開催 

12項目にわたる共同声明を決議  ヘイトスピーチをのりこえ、共生の天幕を広げよう」と、11月18日から21日にかけて、在日大韓基督教会主催、第3回「マイノリィティ問題と宣教」国際会議が、教団やNCCなどが共催して、東京・在日本韓国YMCAを会場に133名が参加して開催された。教団からは石橋秀雄議長を始め、約30名が参加した。  在日コリアンをはじめとするマイノリティ(社会的に弱い立場に置かれている少数者)に対する差別・排外主義的な主張や「死ね、殺せ」といった言葉によって人種的憎悪や民族差別を扇動して恐怖や苦痛を与え続けるヘイトスピーチ(憎悪表現・差別扇動)などが生み出され、放置されている日本の現状が特に問題とされた。  金性済在日大韓基督教会総会長による聖書研究では、①イスラエル共同体の中の「寄留者」(受け入れられ、保護されるべきよそ者)という存在と、②アブラハム、モーセ、ま……

【4832・33号】♦東京教区・東支区 伊豆諸島伝道委員会♦ 教区を越えて離島教会が交流

 東京教区東支区・伊豆諸島伝道委員会(委員長・竹井真人波浮教会牧師)が11月10日に銀座教会にて行われた。今回は「伊豆諸島伝道と離島教会交流」を主題とし、教団伝道資金を活用して伊豆諸島以外の離島教会から代表者が出席する懇談会となった。  出席者は、伊豆諸島にある三宅島伝道所、大島元村教会、波浮教会、新島教会、八丈島教会から11名の教職と信徒、東支区内の諸教会から30名、南支区内から3名、西南支区内から2名、北支区内から3名、千葉支区内から1名、さらに四国教区の多度津教会と内海教会、西中国教区の隠岐教会、関東教区の佐渡教会、沖縄教区の与那原教会、在日大韓基督教会の対馬伝道所の教職、信徒、在日大韓基督教会金柄鎬総幹事と合せて59名となった。  新島教会の小橋孝一牧師が開会説教「海の島々、地の果てから」(イザヤ書42章10~13節)の中で、本懇談会での交わりに他教区の離島教会を招くに……

【4832・33号】広報センター委員会 教団の広報部門の情報共有

 11月6日、第3回広報センター委員会が教団会議室で開催され、委員長・長崎哲夫総幹事が開会祈祷を捧げた。出席者は同総幹事、大三島義孝(教団ホームページ)、渡邊義彦(教団新報)、真壁巌(救援対策本部広報)、林牧人(信徒の友誌編集長)、市川真紀(教団出版局、信徒の友誌)、川上善子書記(教団ニューズレター)で、教団の広報を担う部門の情報交換の場である。委員会は2007年4月に再編再開され、教団新報編集委員会、教団ニューズレター編集委員会、教団ホームページ編集担当者と各担当幹事が、総幹事のもとに招集されて始まった。さらに東日本大震災後の2011年7月に救援対策本部広報担当者が、翌年10月からは教団出版局の局長並びに信徒の友誌担当者も加わった。  各部門は独自の媒体としての編集方針を持ち、購読形態や読者層、発行部数と発行間隔も異なるが、分かち合える諸課題がある。開催は不定期だが、東日本大震災後……

【4832・33号】委員会コラム 教育委員会 子供のため祈らねばならない 具志堅 篤

 「教師の友」に掲載される説教のためにテキスト黙想を作成する機会を持った。全国のCSの子供たち、奉仕者と諸教会を覚えつつである。委員が時間をかけて作成した黙想は直接、説教に反映されるかどうかは分からない。少なくとも、私たちの祈りが届くことを期待したい。  多くの物に囲まれ、多くの人に囲まれながらも空虚な思いに不安を抱く子供たちは少なくない。  教会は、この子供たちのために何が出来るのだろうか。主イエスは「子供たちをわたしのところに来させなさい」と言われた。主イエスこそは、子供たちの「居場所」だ。だから「神の国」には必ず子供たちがいるはずだ。それなのに教会に子供がいないとの報告を聞くのは何故か。  この夏、祖母の勧めで修養会に参加した中学生がいた。2泊3日の日程だが、半強制的だったので1泊だけとの条件付きの参加だった。  1日目が終わった。皆に見送られて彼は、駅に向っ……

【4832・33号】キリスト教本屋大賞2015大賞受賞記念 「エッサイの木 クリスマスまでの24のお話」 池谷陽子エプロンシアター 沢知恵ミニコンサート

 児童作家ジェラルディン・マコックランさんの「エッサイの木」(2003年に英国にて出版)を、昨年、シンガーソングライターである沢知恵さんが翻訳、絵本作家の池谷陽子さんが挿絵を添えて教団出版局から出版した。この児童書がキリスト教本屋大賞を受賞した。この大賞はキリスト教専門書店がこの1年に刊行された中から「売りたい本・お勧めの本」を投票で選ぶ。2015年で5回目。児童書、海外作家の受賞は初となる。  物語は、教会でエッサイの木を木彫りする大工のおじいさんが、教会を突然訪ねてきた男の子からせがまれて話しを聞かせることで進んでゆく。おじいさんが聞かせるのはエッサイの木に彫り進めてゆく創世記からはじまりキリスト誕生に至る24の聖書の出来事である。子供たちに届く言葉、物語を印象づける力強いスクラッチ画の挿絵を得て新たな本となっている。  大賞受賞を記念して11月23日、東京・洗足教会を会場……
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