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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4926・27号】人ひととき 岡田 光廣さん 岡田美保子さん

2020年5月30日
行く先々に主がおられた 岡田 光廣さん、岡田美保子さん 「若い時に兄を亡くし、虚無感に捕らわれている時に、ラジオから福音が流れてきて、教会に通い、受洗しました」と美保子さんはキリスト者となったきっかけを話す。光廣さんは美保子さんと知り合い、結婚する中で教会に通うようになり、後には受洗もした。しかし、国家公務員としての仕事は忙しく、「不真面目な教会員でした。洗礼も妻の信仰に従って、家庭平和のために受けたようなものでした」と光廣さんは語る。 そんな光廣さんを変えたのは次男が大学卒業後に心と体の調子を崩したことであった。ちょうど広島に転勤し、生活をしている時であった。「頑張っていた子なんです。なんでこんなことになるんだろうと思いました。見ていて苦しかったです。でも次第にわかったのは、この子にとって大事なことを神さまが病をとおして教えてくれているということでした。そして神さまは生きておられる……

【4926・27号】事務局報

逝去 麻生統一氏(隠退教師) 19年5月20日逝去、87歳。大阪府生まれ。97年関西学院大学卒業。01年より西伯法勝寺教会を牧会し14年隠退。遺族は妻・麻生妙子さん。 宇都宮佳果氏(隠退教師) 20年3月29日逝去、86歳。兵庫県生まれ。58年関西学院大学大学院卒業。同年より豊中、神戸東部教会を牧会し06年隠退。遺族は妻・宇都宮生子さん。 山田 稔氏(隠退教師) 20年4月2日逝去、91歳。石川県生まれ。60年日本聖書神学校卒業。同年より桜台、ひばりヶ丘教会を牧会し99年隠退。遺族は娘・山田道子さん。 濱邊達男氏(隠退教師) 20年4月15日逝去、87歳。神奈川県生まれ。57年青山学院大学大学院卒業。同年より荒尾、前原教会を牧会し、青山学院大学、弘前学院大学、東洋英和女学院大学に務め、茅ヶ崎堤教会を経て14年隠退。遺族は妻・濱邊敬子さん。 川原田玲子氏(無任所教師) 2……

【4926・27号】教区議長コラム 西東京教区 願念望

二度と経験しないことが 西東京教区議長 願念望 主の平安とお支えをお祈りします。これを書いているときは、緊急事態宣言の真っ只中です。教区総会も5月開催を6月に延期して書面開催となりました。各教区も、書面開催が多く、厳しい状況下でさまざまに取り組んでおられることを思い、共に主の助けをお祈りいたします。 1995年1月17日、東中国教区の鳥取の教会で阪神淡路大震災を経験し、教区での炊き出しに行かせていただきながら、このようなことは二度と経験しないだろうと思いました。 青森の教会で、2011年3月11日の午後、舟のように礼拝堂が揺れる中、まもなく停電になりファンヒーターが動かず寒さに凍えました。いっぱい着込んで子どもたちと布団に潜り込んだ夜中に、携帯が鳴りました。教団総務幹事の藤盛勇紀先生からです。伺うと、奥羽教区のだれとも連絡がつかず、初めて繋がったと。あとで分かったのですが教会の転送……

【4926・27号】「障がい」を考える小委員会 全国交流会開催を6月末に判断

当初、第3回委員会を4月20・21日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、日程を20日のみ、対面での会議を止め、各自が各場所からEメールを送受信する仕方で会議を行った。 宣教委員会の下に設置されている当小委員会は、「障がいを考える全国交流会」を4年ごとに主催している。今年は10月5・6日、津田望氏(社会福祉法人「のゆり会」理事長)を講師とし「発達障害の理解と対応」を主題に全国交流会を開催する。そのための準備と段取りを確認したが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮する必要があり、6月末に開催か中止かを決定することとした。また、当委員会が担当しているホームページは、現在の体裁を継続することとした。 議事終了後、臨床心理士でもある杉本園子委員(高知教会員)を講師とし、「発達障害の理解と支援」を主題とした全国交流会に向けての学習会を持つ予定であった。しかし、今回の委員会が、新型コ……

【4926・27号】伝道委員会 資金援助実施要綱貸出規定見直し承認

第4回委員会は、感染症拡大防止策として、対面での会議の形をとらず、電子メール等による意見交換および持ち回り決議により行われた。異例の形式での会議となるため、通常扱うべき10議案のうち、今委員会の決議を必須とする4議案について集中的に審議した。 ①「2020年度予算案の件」では、今般の情勢により予定される会合の不成立などによる経費の減額も想定されるが、不確定要素が多いために総額250万円からなる原案を承認した。 ②「2020年度開拓伝道援助金の申請に関する件」では、3件(矢吹教会、川崎戸手教会、名古屋東教会)の申請について審議の結果、承認した。ただし、一件の申請については、「経常収入600万円未満」という援助申請の条件にわずかに触れたが、他の諸条件を鑑みて「概ね600万円以下」と幅を持たせる解釈を加えて対応したことを付記する。 ③「資金援助実施要綱の貸出規定見直しの件」について承認した……

【4926・27号】各個教会の取り組みに聞く
新型コロナウイルス感染拡大の渦中で

「何を大切にするのか」を確認しつつ 旭川豊岡教会、ひまわり幼稚園 《北海道旭川市》 先の見通せない不透明な状況にあるこの時、以下を心がけています。⑴不安な気持ちに流されたまま判断しないこと。⑵「何を大切にするのか?」という原点を確認し、判断基準を明確にしつつ、状況に応じて自らのなすべき行動を具体的に設定すること。⑶関係者に判断の結果・根拠を説明すること。 旭川豊岡教会では時間を短縮し、20〜30名規模の大人礼拝を守っています。「マスク着用」、「手指消毒」、「教会備品に触らないこと」、「教会で飲食しないこと」が予防対応の中心です。また、各自の体調に応じて、礼拝出席の自粛もお勧めしています。委員会や集会は基本的に中止し、子ども礼拝は休止しています。 ひまわり幼稚園は0〜2歳児まで約100名の園児が在籍する認定こども園です。4月20日以後、保護者に「可能ならば登園の自粛」を、「登園する場……

【4926・27号】メッセージ この上ない喜び 石橋秀雄

この上ない喜び ヤコブの手紙1章2節 石橋秀雄(越谷教会牧師) 試練の中で 3月に入り、新型コロナウイルスの感染の影響で学校が休校になり、休園する幼稚園が増える中で、越谷幼稚園は通常の保育を決意した。幼児に安全な除菌剤と専用の空中霧化器を用意、除菌と換気と手洗いの徹底を図るなど感染予防対策をし、卒業式まで予定通りの保育と卒業期の行事を行った。新型コロナウイルスに関して「正しく恐れる」ことが大切と報道されていた。 越谷幼稚園の父母の会の活動は活発だ。謝恩会も1月から準備をしていた。その中心に、子育てに専念する小児科医である母親がいた。謝恩会の準備で殆ど毎日幼稚園に来てくれていたことが心強かった。その夫も小児科医で、二人の医師の助言を受けながら保育をした。 謝恩会も感染予防対策をした上で実施することにした。 恐れが膨らんで 3月15日、主日の午後、謝恩会が開催された。 その前……

【4924・25号】イースターメッセージ 心が燃えていたではないか 渡辺兵衛

2020年4月18日
芥川龍之介 最後の言葉 芥川龍之介の絶筆とされる『続西方の人』の末尾に、「彼の一生はいつも我々を動かすであろう。……我々はエマオの旅びとたちのように我々の心を燃え上がらせるクリストを求めずにはいられないのであろう」と記されていて、これが最後の言葉となっています。芥川龍之介は、ルカによる福音書の復活したキリストの姿に最後まで心をとらえられていた人だったことがわかります。 関口安義著『芥川龍之介』(岩波新書)には死の間際の芥川の様子が次のように記されています。「午前二時ごろまで雨の音を聴きながら二階で書きものをしていた。……『我々はエマオの旅びとたちのように(以下略)』の一文で、彼は『続西方の人』を結び、ひとまず『聖書』を閉じる。……午前二時になり、妻と三男也寸志の寝ている一階の部屋の床に『聖書』を持って入る。睡眠薬の致死量はすでにのんでいた。枕元の電気スタンドの光で、彼は再び『聖……

【4924・25号】新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症が世界中に広がり、今やアジアだけでなくアメリカもヨーロッパ諸国もパンデミックの様相を呈し、非常事態になってきた。東京オリンピックも1年延期に。すべての社会が対応に追われる。混乱と不安は教会をも直撃して、礼拝やすべての集会を休止のところも。 教会の集まりは、狭い空間に人と人が近い距離で、互いに挨拶を交わし、賛美を高らかに歌う。警戒体制を取らなければならないのは当然。このような状況に即して教会は新たなメッセージを発信する必要が生じている。ここ暫くの期間、緊急の場合を除いて教団・教区レベルの委員会や集会はキャンセルまたは延期、今後予定されている各教区総会、教団総会開催も課題となる。 このような疫病によるパンデミックの現実に直面する時、キリスト者の存在が疫病に例えられたことがあったことを思い出す。使徒言行録にはパウロのことを「この男は疫病のような人間で…」と語っている。……

【4924・25号】人ひととき 松澤 郁子さん 

魂に沁み込んだ 信仰の言葉 松澤 郁子さん  教会付属の幼稚園で幼い時から、神さまの御手の中に迎えられた。その信仰は、衆議院議員であり弁護士として超多忙な父の、日曜日は必ず礼拝に出席するという後ろ姿を見て成長した。 戦後間もない頃、青年たちとの熱い交わりの中で洗礼を決意、今年のペンテコステで受洗73年目だ。 女学校を卒業後、歯科医になる志が与えられ、地元新発田の歯科医院に勤務した。そこは朝から市が立つほど賑わう場所で、ひっきりなしに多くの患者が訪れ、現役を退いた今でも、「先生は優しかった」と、衣料品店の店主や、食品店の家族などが、郁子さんを慕っている。 夫は信仰者で耳鼻科医、郁子さんはその夫を導いたお姑さんの信仰を心から尊敬している。教会を第一に仕える姿勢をお姑さんから学んだ。 夫が耳鼻科医院を開業する時に、郁子さんも共に歯科医院を開業した。3人の子どもたちに恵まれ、育児などの……
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