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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4920号】事務局報

2020年2月15日
藤村直子氏(隠退教師)  19年12月27日逝去、74歳。大阪府生まれ。82年東京神学大学大学院卒業。同年より鹿島栄光、山都教会を牧会し、衣笠病院に務め、江差伝道所を経て聖光学院に務め、鶴岡教会を経て17年隠退。  遺族は娘・藤村幸さん。   北澤良夫氏(隠退教師)  20年1月7日逝去、87歳。東京都生まれ。59年東京神学大学大学院卒業。同年より麻布南部坂、北上、広島、名古屋中村、麻布南部坂教会を牧会し01年隠退。  遺族は妻・北澤豊子さん。   二宮幸雄氏(常陸大宮伝道所担任教師)  20年1月8日逝去、79歳。神奈川県生まれ。77年東京神学大学大学院卒業。同年より阿佐ヶ谷、勝田教会、常陸大宮伝道所を牧会。  遺族は妻・二宮めぐみさん。……

【4920号】恵泉女学園 創立者 河井道 

真の校長は愛の神さま 松井 弘子 (恵泉女学園史料室運営委員) 「恵泉女学園の真の校長は愛の神さまです」と言い続けた河井道(1877-1953)の精神は今も恵泉女学園中学・高等学校、恵泉女学園大学・大学院の教育の中にしっかりと生きている。  「河井道は生涯、教会を大切にし、学生・生徒、教師・職員、保護者、また世界の友への熱い祈りと一身を捧げて人々を愛した。女性の自立、自主、神の前に立つ人格存在としての自覚を促す教育者であった」と、河井道の教えを受け家族同然として暮らし、現在恵泉女学園特別顧問の一色義子は語る。  恵泉女学園は海外の宣教団体の支援を受けて設立されたミッション・スクールではなく、日本人キリスト者河井道が、信仰に基づいて設立したクリスチャン・スクールである。  伊勢神宮の神職の家に生まれた河井道は、明治維新の改革で父が職を失い、幼い日に北海道へ移住した。函……

【4920号】人ひととき 中道 秀樹さん 命を与えるのは“霊”である

 幼少期、キリスト者である両親に連れられ、気が付いたら教会にいた。小学校に上がる前は、賛美歌を歌ったり紙芝居を観たり、楽しい思い出がいっぱい。しかし次第に足が遠のき、大学に入学した頃、教会から離れてしまった。その時は、自分は二度と教会に行くことは無いだろう、と思っていた。  大学時代、イギリスに短期留学をした。そこで出会った日本人の友人が、キリスト者の学生サークルに誘ってくれた。そこで証を聞き、再び教会に足を向けるようになった。ただ、慣れない英語で説教を聴くことには苦労をした。必死に牧師の言葉に耳を傾けた。ある日の説教で「命を与えるのは“霊”である。肉は何の役にも立たない」(ヨハネ6・63)という御言葉に出会った。この御言葉は自分の心の奥にあった疑問を消し去り、受洗したいとの思いが与えられた。  留学から帰国する際に立ち寄ったマレーシアのジャングルで、日本で作られた機器が、その……

【4920号】冬はつとめて

 冬が来た。寒さと雪の季節だ。  毎朝6時から早天祈祷会を行っている。目覚めたらまっさきに窓の外をのぞき、夜のうちに雪が積もっていたら、まずは身支度をして教会の玄関前の雪かきに出ていく。  雪はこちらの都合にあわせて降ってはくれない。仕事のつまった忙しい日に限ってどかっと降る。なんとか時間を見つけて教会玄関や駐車場、教会前の歩道も除雪する。  さすがに日曜日の朝には、気遣って早く来てくれる教会員に作業をゆだねる。週日にも、自宅の雪かきを終えた教会員が駆けつけてくれることがあるが、基本、教会のまわりは牧師の仕事だ。  10年ほど前、会堂を移転新築し百坪以上の駐車場も確保した。この広さに、それまで使ってきた除雪機では力不足。大馬力の除雪機の購入を決断して教会員みんなでこつこつ特別献金を貯め、古い除雪機を売却し、他の基金も取り崩して、3年前にとうとう新品を購入した。 ……

【4919号】新春メッセージ すべての命が救われるために 石橋秀雄

2020年1月25日
乾いた地に埋もれた根から生え出た若枝のように/この人は主の前に育った。見るべき面影はなく/輝かしい風格も、好ましい容姿もない。彼は軽蔑され、人々に見捨てられ/多くの痛みを負い、病を知っている。彼はわたしたちに顔を隠し/わたしたちは彼を軽蔑し、無視していた。 彼が担ったのはわたしたちの病/彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに/わたしたちは思っていた/神の手にかかり、打たれたから/彼は苦しんでいるのだ、と。《イザヤ書53章2〜4節》 すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。それゆえ、わたしは弱さ、侮辱、窮乏、迫害、そして行き詰まりの状態にあっても、キリストのために満足しています。なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです。 《コ……

【4919号】荒野の声

 アフガニスタンで支援を行う医師、中村哲さんが凶弾に倒れた。現地で信頼関係を築きながら、生活の基盤を整えて行った働きは、国家による支援では実現し得ない実りをもたらしていた。▼平和を望まない人々が、敵意の渦巻いていることを示そうとしたのだろうか。よそ者の活動を嫌う民族主義的熱狂が強まっていたのだろうか。罪が生み出す「隔ての壁」を思わずにはいられない。▼その壁は、私たちの現実でもある。先進国では、年々「孤立主義」が強まっている。殺害されたのが、ジャーナリスト、あるいは宣教師だったらどうだっただろう。死を悼む声と共に、「余計なことをするな」、「外国にまで出て行って、自分の価値観を押し付けるな」と否定的な声が囁かれたかもしれない。▼多くの経典や倫理、哲学が「人にされたくないと思うことは、人にするな」と説くのに対して、主イエスは「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」と語る……

【4919号】▼伝道対策検討委員会▼ 機構改定議案 7月常議員会で作成・公表へ

 12月6日、教団会議室にて、第5回教団伝道対策検討委員会を開催した。前回記録承認後、岸俊彦教団伝道推進基本方針展開検討小委員長は、『信徒の友』に掲載している「日本伝道の推進を祈る日」の各教区からの記事について、複数の教区より、祈りに覚える教会として2教会を選ぶことは難しいとの意見が寄せられており、その場合には各教区の状況を紹介するようにお願いしていると述べた。  このことに関連して、1教区から記事そのものの提出を断る旨の意見表明が出されていることへの対応について協議したほか、献金の使途を明確にすべきであるといった意見が出された。  続いて久世そらち教団機構改定検討小委員長は、小委員会における協議の概要(機構改定の必要性、教団総会議員数・常議員数の変更、事務局・委員会の改変)、教団総会議員数の変更に伴う経費の見通し、機構図案を説明した。  これに対して、教会を会場として教……

【4919号】台風(15号、19号、21号)被害報告

♦東北教区♦  4教会で会堂等が被害  10月に発生した台風19号により東北教区でも各地で被害が発生した。教会の会堂等が被害を受けたのは4件。角田教会は会堂が床下浸水、雨漏りの被害を受けたことに加え、付属幼稚園の園庭に土砂が流入、園バス等が水没した。川俣教会は会堂の一部が床上浸水、敷地内に土砂が流入した。磐城教会は会堂が床下浸水、牧師館は床上15㎝の浸水被害を受けた。本宮教会は礼拝堂と隣接の幼稚園園舎が2m弱の浸水被害を受けた。また会堂は被害を受けなかったものの、仙台愛泉教会では園庭に土砂が流入、原町教会ではカーポートが破損、鹿島栄光教会、中村教会では断水が発生するなどの被害が生じた。加えて、これら被害を受けた教会を含め13の教会・附帯施設において、教会員宅や職員などの関係者宅での浸水や土砂流入の被害も多数発生したとの報告も受けている。  教区は被害報告を受け、本宮教会、磐城教会……

【4919号】♦伝道資金を用いた取り組み(中部教区)♦ バイブルキャンプが受洗のきっかけに

 中部教区においては、教師謝儀に対する援助を謝儀援助のみならず、謝儀をより充実するために伝道費援助を行っている。また、教師の生活をできる限り支えることは、各教会・伝道所における伝道の要となることを教区総会ごとに確認している。その伝道費援助の半額を、毎年、教団へ伝道交付金として申請している。  教団伝道方策交付金申請は、教区独自の伝道方策、特に、各教会・伝道所の伝道活動への援助と、青年伝道活動として2017年度から開始されたバイブルキャンプへの援助に充ててきた。伝道活動への援助は、小規模教会・伝道所に対して、特別伝道集会や教会コンサートにかかる費用、チラシや講師謝礼などの伝道費に対しての援助である。  ただし、2020年度は教団財政も考慮して、教団伝道方策交付金申請をバイブルキャンプのみに絞ることを決定した。これは、青年伝道により力を入れ、福音を次の時代を担う一人でも多くの人に伝……

【4919号】教区議長コラム ♦ 北海教区 ♦ 原 和人 ギリギリでいこう!

ギリギリでいこう! 北海教区議長 原 和人  1974年の夏の甲子園。徳島代表の池田高校が初出場を果たした。このとき登録選手は11人。これは野球の公式戦が出来るギリギリの人数である。この大会で池田高校は準優勝。「さわやかイレブン」と呼ばれ、甲子園の話題をさらった。  選手層の厚い強豪校ではなく、才能あるホームランバッターも三振を積み重ねる豪腕ピッチャーもいない。小柄でダイアモンドを駆け抜ける選手たちは大きな特徴もスター性もない。そして、誰か一人でもケガをすれば試合が出来ない。そんな池田高校が甲子園で準優勝。この事実と奇跡は全国の数多の弱小チームに夢と希望を与えた。  わたしの牧する2つの教会は、全国規模で言うと小規模教会の部類に入る。年々高齢化で礼拝出席も減少傾向で、ともすれば気持ちが後ろ向きになる。他を見ると、才能に長けた方々が沢山おられ、いろんな行事を行い、信徒も増加。それらを……
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