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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4988・89号】教区議長コラム(3面)

2022年12月31日

関東教区はカントウ賞!

関東教区 熊江秀一

 関東教区は新潟・群馬・茨城・栃木・埼玉の各県を5地区とする140の教会・伝道所からなる。日本海から太平洋に至る広大な面積は北海教区に次ぎ、教区内の人口は17教区最大の1620万人に及ぶ。また過疎地から首都圏、工業地帯や農業地帯、漁業地帯、豪雪地帯や島の教会もあり、教派的伝統も様々である。また小規模教会も多い。その中でそれぞれが覚え合い、支え合い、連帯して宣教に仕えている。
 その連帯の柱がナルドの壺献金運動である。一人の女性信徒の提案で始まった運動は今年36年目となる。1日10円の自由献金として捧げられ、ほぼ毎年、目標額が満たされていることは教区の連帯の証しである。今年も1200万円を目標に献金運動に取り組んでいる。この献金は謝儀互助(2022年度は13教会・伝道所)を始め、緊急互助(教師やその家族の急病や様々な緊急支援)、教団年金互助(教団年金への加入支援)、退職金互助(退職金の積み立てのための支援)のために豊かに用いられ、これまでの残金の積み立てはナルド基金として災害時の謝儀支援として用いられている(コロナ禍にも使用)。ナルド献金運動のために宣教部がナルド通信を発行して運動を展開し、またナルド懇談会を開催して互助教会相互と教区の交わりを深めている。
 この運動は教区連帯の柱となり、04年の中越地震、07年の中越沖地震、11年の東日本大震災、15年の関東東北豪雨水害、また新潟雪害支援等、教区の災害支援にもつながっている。コロナ禍が続く中でも一つ一つの教会・伝道所が主にあって連帯し、互いに祈り、支え合い、元気に宣教に仕えることが願いである。「忠実な僕よ、よくやった」と神さまからのカントウ賞をいただける関東教区でありたい。

(関東教区議長)

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