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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4988・89号】伝道のともしび -伝道報告-(4面)

2022年12月31日

「きらきら・わくわく・のびのび」と

横浜本牧教会牧師・横浜本牧教会附属早苗幼稚園園長
宮川 周子

 横浜本牧教会は、アメリカのメソジスト・プロテスタント教会の信仰を受け継いで創設されました。その歴史は、ミス・ガスリーとミス・ブリテンによる日本伝道から始まります。教育を通して宣教をするために、1880年ブリテン女学校(1886年に横浜英和女学校と改称)が創立されました。その後、同教会からクライン牧師が日本に派遣され、1886年7月11日に「横浜第一美普教会(横浜本牧教会)」が誕生します。最初は12名から始まった教会でしたが、その頃教会を支えたのが、英和女学校校長ミス・ハジスや、英和女学校の人々でした。創立当初から英和女学校と横浜本牧教会は、一つの集団と言えるほどつながりがとても強かったのです。
 1908年横浜英和女学校附属早苗幼稚園は本牧上台に幼稚園を移し、寄付金を託してくださったシールド氏の名前を取り、「シールド早苗幼稚園」と命名されます。これが現早苗幼稚園の始まりでした。しかし1923年に関東大震災が起こり、園児はほとんど行方不明となってしまいました。そして時代は戦時下へ。1945年5月29日の横浜大空襲にて、会堂、牧師館、幼稚園舎、全てが焼失。会員のほとんども戦災を受けますが、礼拝を守るために人々が一丸となって信仰を守ったのです。1950年9月より伊藤与雄牧師の園長兼任により、横浜本牧の地で本格的に幼稚園の業が開始されました。そして1959年「横浜本牧教会」「早苗幼稚園」と教会と幼稚園が改称され、さらに1972年に新園舎が完成し、現在に至ります。

 早苗幼稚園は今年で114周年を迎えました。「きらきら・わくわく・のびのび」と毎日を過ごせるよう、「キリスト教教育」・「遊びを重視した教育」・「共に歩む教育」を三本柱として毎日、保育の業に励んでいます。歴史の中で私たちの生活が変化したように、幼稚園の在り方も変化してきました。2015年から「横浜市施設給付型幼稚園」として、預かり保育を導入しました。また、2017年から近隣施設の児童養護施設「日本水上学園」の児童を受け入れています。約1割の子どもたちが在園しています。様々な背景を持った子どもたちです。少しでも安心できる場所・存在として幼稚園が役立てればと思っています。
 長い歴史を経て今にいたる私たちの幼稚園ですが、多くの課題が山積みです。特に保護者や教職員へのキリスト教伝道が課題です。それぞれキリスト教保育に理解は示しているものの、なかなか教会につながりません。また少子化により、少しずつ園児数も減少しています。しかしながら援助が必要な子どもの割合は増えていくばかりで、難しい経営が続いています。園長を務めて5年となりますが、今も続くコロナ禍によって「今まで通り」の保育がなかなか出来ません。早く全員で楽しい会食の時を持ちたいと祈るばかりです。その中にあっても、神さまが一番良い道を示してくださると信じ、歴史ある幼稚園の伝統を祈りながら守っていきたいと願います。

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