第34総会期第二回教育委員会は六月二〇日、二一日二日間教団会議室で開催された。
岸憲秀委員長より議事日程が諮られた後、委員長・事務局報告、キリスト教教育主事リーフレット作成小委員会、業務報告等がなされた。業務報告としては精勤生徒表彰に二五八の教会学校からの申し込みがあったこと、二〇〇四年クリスマス献金に九、六一〇、〇二八円が寄せられたことが報告された。委員長報告では、五月に聖和大学に書記及び幹事と訪問し、奥田和宏キリスト教教育学科長と懇談したことが報告された。
協議事項では、先ず二〇〇五年クリスマス献金について、クリスマス小委員会の報告を受けて話し合われた。現時点では教団教育委員会にクリスマス献金の依頼が来ていないことをふまえて、原則として子どもを対象とする教会・施設・団体を紹介し献金を募ることが確認された。今年はスマトラ沖地震と中越地震で被災された主に子どもたちを支援する組織・団体の……
六月三○日夜教団会議室で、日本基督教団の牧師が被害者家族と共に統一協会員から訴えられた二つの裁判と浅見定雄東北学院名誉教授の名誉毀損裁判に関わった弁護士たちを招いて、勝訴感謝会が開かれた。
この六年七ヶ月余り支え続けてきた「支える会」の会員たちの他、統一原理問題全国連絡会に参加した諸教区の代表者たち、被害者の家族の会、オウム真理教被害者家族の会の代表者等六〇名を超える人々が集まった。
教団を代表して山北宣久議長は「長い間、粘り強い困難な闘いを支えて下さった弁護士の皆さんに感謝したい。…しかし終わりは新しい初め、ピリオドでなくカンマとしてこれからもこの問題に取り組んでいきたい」と挨拶。弁護士の一人は「今回の裁判は統一協会員となった子どもたちが救出に関わった牧師たちばかりでなく親、兄弟まで訴えるという大変に厳しいつらい裁判であった。しかしそれまで会うこともできなかった親子が、裁判の中で本気……
六月二〇日~二一日、伝道委員会主催の第五回「農」に関する活動者協議会が、各地から三九名の参加者を得て、北海道クリスチャンセンターを会場に開催された。
一九六八年の教団機構改正に伴う「農村伝道専門委員会」の廃止以来、「農村伝道」に包含される諸課題は個別諸教区や地域に委譲され、各地で独自に展開されてきた。それらの各地での取り組みをつなぎ合わせ、課題を共有していく目的から、二〇〇〇年二月を第一回として始められたのがこの協議会である。
以来、「農(山漁)村」が抱え込まされている諸課題に取り組む信徒や教師が活動を報告し合い、課題を共有し、取り組みのネットワークを構築していくことをめざしてきた。
狭義の「農業」に限らず、広く「食べ物」「いのち」など神の創造に関わる宣教課題を視野に入れて、協議会が続けられてきた。
今回の主題講演の講師は、士別で農場を営む五十嵐紀子さん(名寄教会員)。
講師は恵……
第34総会期第二回伝道委員会が、六月二一日~二二日に、北海道クリスチャンセンターと訪問教会である江別教会(二〇〇四年度援助教会)に於いて全委員出席のもと二日間にわたり開催された。
報告事項は、第一回委員会報告及び会計報告、宣教委員会報告、「こころの友」「信徒の友」編集委員会報告、「働く人」編集委員会報告、エクロフ委員会報告、教区代表者会・東日本教誨師研修会報告、第四七回農村地方教会教職信徒協議会報告、二〇〇五年度開拓伝道援助教会訪問報告があり以上承認された。
また、協議事項は、委員会に先立ち開催された第五回「農」に関する活動者協議会の総括及び次回協議会の件、第三六回開拓伝道協議会などであった。
六月二〇日~二一日にかけて、北海道クリスチャンセンターで開催された「農」に関する活動者協議会は、伝道委員会が企画し、北海教区の協力を得て行われた。講演、発題をされた方々は、実際に携わっている「……
▼『見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び』詩編一三三編一節。ある教会の礼拝堂に、大きな力強い筆で記されていた。今年の標語なのだろうか。▼文脈から切り離して読むと聖句が独り歩きすると、批判的に言う人もある。しかし暗唱する程に繰り返し唱えるからこそ、心に刻まれ、また深く考えさせられる。それには短い方が良い。▼その日も、初めて出会ったような新鮮さで、心に繰り返していて、思った。『兄弟が共に座っている』そうして一緒に何かをしているというのではない。『共に座っている』そのことが『恵み、喜び』と歌われている。▼「おもしろい」の語源。例えば、老夫婦が囲炉裏に向かい合って座っていると、相手の顔(面)が炎の向こうに浮かんで見える。五〇年一緒に居て、今更何をするでもない。格別話すこともない。それが「面白い」。…池田弥三郎『日本語の話』から。▼一緒に神様の前に座る兄弟姉妹を持っている。『な……
教団の諸課題を学び共有する
発題に触発され活発な議論
新任教師オリエンテーションが、六月二七日から二九日まで、伊豆市天城山荘を会場に開催された。主題を「教団の教師として宣教を共に担う」とし、新任教師と他教派からの転入教師ならびにキリスト教教育主事を合わせて七〇名、関係者を含め計九三名が参加した。主題を巡る各発題に触発されて活発な議論が展開されたが、新任教師の孤独と苦悩が慰められ、励まされる豊かな時となった。
新任教師オリエンテーションの主題「教団の教師として宣教を共に担う」は、昨年までと同様の主題であるが、主題の受け止め方が変化してきている。それは、主題全体のバランスが考えられ、それがプログラムに反映された点である。一日目は主題の中の「教団」についての学びを共有し、二日目午前は「教師」について課題を受け止め、その後は「宣教を共に担う」に焦点をあてた形でプログラムが展開され……
【日 程】2005年8月10日(水)~12日(金)
【場 所】伊豆高原桜美林クラブ
【講 師】三宅晶子さん、宗像 基さん
【リーダー】古賀 博さん、石橋えり子さん、
鳥井新平さん、飯田瑞穂さん
【参加費】25,000円(学生は、20,000円)
【主 催】子どもの友セミナー実行委員会
子どもの友セミナー実行委員会事務局
〒206-0014
多摩市乞田1225-1 永山教会内
FAX:042(374)4586(永山教会)
TEL:042(331)3269(古林)
e-mail:akio1020@cello.ocn.ne.jp(古林)
◎職 種 編集・出版営業アシスタント
◎資 格 キリスト者が望ましい
40歳位まで
◎待 遇 委細面談
土・日・祝日休
◎交通費 支 給
◎応 募 履歴書(写真貼付)
7月26日(火)必着
書類選考後、面接日を通知します。
応募書類は返却しません(秘密厳守)。
日本キリスト教団出版局
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
総務課 Tel 03-3204-0421
弁護士から牧師に
弁護士の鶴田岬さんが教会に通い出したのは、三〇代の半ば、愛娘が通っていた戸山教会の幼稚園に父兄として訪れたのがきっかけだった。以来、熱心に礼拝に出席するようになった鶴田さんは、五年後に受洗した。
「私は、ヤメ検なんですよ」という鶴田さんは、「検事の世界は狭いんです」と、大阪地検検事を一年勤めて退職した理由の一端を説明してくれた。弁護士となって上京した鶴田さんが、何故、教職を目指すようになったのか。
以前は、民事専門だったそうだが、この十数年来、刑事事件の扱いが多くなった。当然のことながら、多くの容疑者と接することとなる。
「人は、愛を知るために生まれてくる。神は愛を知る旅に人を遣わしている。そのことを容疑者に伝えたいと思った。相手は一人かもしれないが、福音を伝えることが出来るのでないかと考えたから」だという。
五年前、弁護士業を続けながら、神学校に入学した。……
二〇〇一年五月八日付で九州教区常置委員会から粟津安和教師に対して戒規執行の提訴がなされ、教師委員会は三期にわたりこれを審議してきた。
法廷で係争中の案件に対し、教師委員会が下す決定は双方に何らかの加担ないし干渉になり、また教師委員会には法廷を超える調査をすることに限界もあった。
損害賠償請求の民事裁判は、二〇〇五年四月二二日、大阪高裁で判決が出され、確定した。
その判決により事実認定をし、粟津安和教師に対し二〇〇五年六月三日、後記のように戒規を決定した。
(教師委員会)
戒 告
日本基督教団
正教師 粟津安和
上記の者、日本基督教団教師として不適切な行動があったことを認め、教規第一四一条、戒規施行細則第一条及び第二条により戒告処分とする。
二〇〇五年六月十六日
日本基督教団
教師委員会
委員長 軽込 昇
……