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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4587号】荒野の声

2005年9月24日

▼先日、壮年会の修養会を持ち、『主の祈り』を学んだ。毎日曜日毎に、それどころか集会のある度毎に唱える。ために念仏化し、殆ど無意識に祈っている。一節一句を吟味しない。▼ある教会では、「我らに罪を犯す者を我らがゆるすごとく」で、皆が息を飲み、一瞬沈黙する。人を赦すことのできない己が現実を見据えるためだ。しかし、これも既に習慣化している。▼「悪より救い出したまえ」を、『こどもさんびか』で見ると「救いいだしたまえ」とルビがふってある。何十年も「救いだしたまえ」だと思い込んでいた人は少なくないらしい。▼讃美歌も信仰告白もそうだが、慣れ親しんだもの程速く唱える。殆ど何も考えずに。礼拝が終わったら、今日の式次第に使徒信条があったかなかったか記憶が定かでなかったりする。▼心臓を患ってから、直ぐ息が上がる。年配の方々がゆっくり祈る理由が初めて解った。主の祈りをもっとゆっくり唱和しましょうと申し合わせた。勿論、聖書の朗読も、信仰告白も。▼信仰生活くらいは、少しゆっくりでも良いだろう。いつかは、必ず、天国に行き着くのだから。

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