【4586号】賽銭箱に向かう

「赤バッチになりました」と言い、少年はいつに無くうれしそうである。この日の面接は積極的に自分から話をするのであった。少年院の篤志面接委員をしている。少年達と面接をすることで更正指導を行い、社会復帰の備えをするのである。
しかし、少年達は自らが望んで面接を受けているのではなく、少年院の指導のもとに面接に臨む。本来は少年達がいろいろ相談を持ちかけるのであるが、何を相談してよいか分からない。そこでこちらから話しかけ、現状や将来について話し合うのである。
少年達は窃盗、猥褻、薬、暴走運転、放火等により保護されている。比較的に多いのは放火である。それも火災まで考えていないようで、軽い気持ちでゴミ箱や物置等に放火するのである。軽い気持ちであるが、そこに至るのは多くの場合、孤独にさいなまされてのことである。神社仏閣の賽銭箱から盗んでは遊びの資金にしていたと言い、教会は表に賽銭箱がないので魅力が無いとも言う。
教会は孤独な少年達を受け入れるだろう。しかし、賽銭箱が表に無い教会は少年達にとって魅力が無く、中に入っても同世代はいない。高齢者が多く、自分の居場所が無いのである。賽銭箱に向かう少年達の祈りを聞いてあげたい。
赤バッチになると、まもなく出院準備となる。社会に復帰して、再び賽銭箱の前に立つとしたら、自らをささげるものであることを祈りたい。
(教団総会書記 鈴木伸治)

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