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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4576号】スイス・韓国・日本 教会協議会参加承認 スイス協約委員会

2005年4月16日
第34総会期第一回スイス協約委員会が、二〇〇五年三月一五日、教団会議室で開催された。今期委員は、鈴木重正氏(名古屋中央教会牧師)、中道基夫氏(関西学院大学)、そして廣石望氏(フェリス女学院大学)の三人である。互選により鈴木委員を委員長に、廣石委員を書記に選出した。 まずスイス・プロテスタント教会連合(SEK)とミッション21、さらに韓国の二教会(PROK、PCK)から提案された「第二回スイス・韓国・日本―三国間教会協議会」(二〇〇六年一月一八日~二五日、スイス・バーゼル)について協議した。協議会には内外から計一二の教会が招かれる予定である。私たちも上記日程で協議会に参加することが承認された。今回は、第一回協議会(二〇〇二年六月、韓国・ソウル)に基づき、「多宗教間対話」と「移住労働者問題」が主題となる。委員の合議を通して代表者(計五名)を選出することが承認された。 続いてチューリッヒ日本……

【4576号】宣教協約改訂20周年に当たり 重要課題に取組む台湾協約委員会

第34総会期第一回台湾協約委員会は、三月七日に日本キリスト教会館五階CoC会議室で行われた。 二月四日に開催された今総会期第一回世界宣教協力委員会で選任された、大宮溥氏、李孟哲氏、村山盛芳氏の委員全員が出席、互選によって委員長に大宮氏、書記に村山氏を選出した。 前総会期に台湾協約委員会が、常議員会の下にある委員会から世界宣教協力委員会の内にある委員会に変更になったことにつき、台湾基督長老教会側の理解を得るのに時間がかかり、前回の「日本基督教団と台湾基督長老教会との協約協議会」において認知された後ようやく活動することが出来たが、今期は直ちに組織できたことは感謝である。 今総会期は第十回の「教会協議会」が日本で開催されるため、その準備が重要課題のひとつである。十一月に東京で開催することを台湾基督長老教会側に打診することが決定された。場所は東京付近で、今年は「日本基督教団と台湾基督長老教会……

【4576号】荒野の声

▼フリージア、沖永良部百合、ミニチューリップ、匂い水仙。イースターの朝、いろんな球根類からたくさんの芽が出ていた。複雑な思いをもって、それを眺めた。▼去年の秋、体調を崩して、球根類の植え付けができなかった。夏に掘り上げ、日陰にしまっておいたものは、ほとんどを駄目にしてしまった。二〇年来の、大切な人の思い出が残る百合までも。にも拘わらず、植え替えの手間さえ惜しんだ、捨てられた、忘れられた草花が、芽を吹いている。▼一体どんな花を咲かせるのか。今年は花を持たないかも知れない。しかし、肥料も水もたっぷりと施り、夏には堀り上げて軒下に吊してやろう。秋には一番日当たりの良い窓辺の花壇を良く耕し、草木を焼いた灰をたっぷりと混ぜてから植え付けよう。▼イースターの翌日、埋骨式を執行した。一コリント15章を朗読する。ここ数ヶ月の間に、何度この箇所を読んだことか。その度に思う。この悲しい業が、神の国の花園に球根……

【4576号】メッセージ

ヨハネによる福音書 二一章一~一四節 何か、食べる物があるか ジョイス・マギー イエスのアンコール ヨハネの福音書の二一章のところでは、イエス様がアンコールをします。友人との再会の場面です。 私たちはよく、すばらしいコンサートの後、感動した聴衆がミュージシャンを呼び戻す光景を見ます。するとたいてい、以前より親しみやすい、楽しい音楽を聞かせてもらえます。心と心が響き合うような親密な雰囲気に浸ることができます。それは正に新しいメッセージを伝えているように思われます。 ここでイエス様が弟子の前に現れたことが、同じような感じです。イエス様は夜の海から疲れきって帰ってきた友人たちのために朝食を用意するのです。ペトロは岸に立つイエス様を見ると、波の中に飛び込み、泳いでイエス様に会いに行きますが、これは音楽のアンコールと同様で、新しいエネルギーが突然満ち溢れたに違いありません。弟子……

【4575号】みんなともだち

2005年4月2日
「こんにちは」と言いつつ五人の子ども達が園長室にやってくる。毎年春になると、卒業する子ども達と園長が会食するのである。「Aちゃんも来たよ」と言いつつ、女の子がAちゃんをソファーに座らせている。Aちゃんが座ると隣の男の子がAちゃんのカバンからお弁当を出してあげる。用意が出来たので、感謝のお祈りをして食べ始めるのであった。子ども達はいつもと違う園長室でのお弁当で、なんとなく興奮している。おしゃべりばかりしてお弁当が進まない。それでいてAちゃんには食べることを促すのであった。 幼稚園には障がい児が七人おり、共に園生活をしている。園児達はこれらの子ども達を自然に受け止めており、いつも二、三人の親衛隊がいて、何かと世話をしてあげているのである。ある時、転園してきた子どもが、障がい児をみて思わず「ヤーダ」と言った。その子は初めて接したのである。しかし、その後園生活をしているうちに、彼も親衛隊の一人に……

【4575号】人ひととき 及川美穂子さん

キリスト教保育者として立てられて 美穂子さんは、今年、キリスト教保育者として立てられて六〇年を迎える。 美穂子さんは、はじめから保育者を目指したわけではなかった。文学、特に国文学に魅せられて青山学院の文科に進んだ。しかし、戦争末期の学校では学問を学ぶことは能わなかった。軍事工場、農家での勤労奉仕に明け暮れた。八月一五日が過ぎて、九月にわずかばかりの補習があって卒業ということに。母の故郷に帰省していた折、岩手・水沢教会の保育園での働きの道が開かれた。 保育を専門には学んでいない。試行錯誤のスタートだった。二〇名弱の子供たちを一人で保育した。終戦直後の混乱期、食料面でも、衛生面でも課題が多かった。けれども、美穂子さんには体に染み付いたキリスト教、そしてこの信仰に根ざした保育があった。父、佐野源一郎牧師の転任に伴い、結婚までに四つの教会を経験した。磐井クリスチャン教会、目黒クリスチャン……

【4575号】四月から更に有利になる 会堂共済組合の制度

全てのご契約について補償対象が広がります。特約の分担金は不要ですが、ご契約更新時から料率が改定され、分担金が変わります。どうぞよろしくお願い申し上げます。詳細は組合事務局までお問い合わせ下さい。

【4575号】出版局からのお知らせ

1997年2月に『讃美歌21』を刊行して以来、今年で8年を迎えます。この間、わたしたちの期待を越えて、何十万という多くの方々に受け入れられていることに大きなよろこびと感謝をおぼえます。 1998年5月、『讃美歌21略解』編集にあたって判明した作者生没年他の新しい情報を加え、若干の誤記・誤植を「正誤表」という形で公表いたしましたが、その後、「ガリラヤの風かおる丘で」(57番)の作詞者 別府信男氏より、歌詞間違いのご指摘をいただきました。『讃美歌21』の校正の際には、先生ご本人もわたくしどもも見落としてしまっていた間違いでした。お詫びして次のように訂正させていただきます。「2節(誤)弟子たちに→(正)弟子たちを」。『讃美歌21』本文は2001年12月発行以降の版から訂正させていただいておりますが、それ以前のものについてはお手数ですが、ご訂正の上お用いくださいますようお願いいたします。 また……

【4575号】教務教師 神学教師からの声

心の隙間 塩見 耕一 (北星学園余市高等学校宗教主任) 北星学園余市高校。この何年か「ヤンキー先生」という愛称で義家弘介先生が話題になった学校です。それ以前から高校中退生や不登校経験者などを積極的に受け入れてきた高校です。 転編入制度を設け、こうした生徒たちを日本全国から受け入れ始めたのは今から十八年前でした。このときからこの学校は全国の若者が抱えている問題の噴出する最先端の場となったのです。暴力、いじめ、などはそれ以前からもありました。そうしたことに逃げずに正面から取り組み、生徒たちと一緒に集団の中で問題を解決してきたという自信があったから新しい歩に踏み出したのです。しかし、そこに集まった若者は義家少年をはじめ心に痛みを抱えやり場のないいらだちを抱えた子ども達だったのです。格闘の日々が始まりました。ありったけの知恵と力を出し合って祈りつつ対決する毎日でした。 時代と共に常に……

【4575号】教区コラム 西東京教区

重い課題はたくさんあるが 吉岡光人 西東京教区の範囲は東京の中野区・杉並区と市部全域です。この辺りはこの四〇年ほどで、急激に住宅地化され人口の増加した地域です。このような地域ですので、三〇年~四〇年程前に開拓伝道を開始した、まだ若い教会が多いのが特徴です。「東京都」にはありますが、西東京教区内の各教会・伝道所の様子は都心にある教会とはかなり違っていると言うことができるでしょう。 一九七〇年代に、当時の東京教区西支区が「教区になろう」と決議してから既に三十年以上が過ぎました。この間にこの地域を取り巻く社会的事情は大きく変化しました。例えば、土地価格が高騰したため、一教会で土地を取得するということはとても難しくなってしまったというようなことや、「世界一大学が集中している地域」ではあるけれども、この時代にあって学生への伝道はとても難しいというようなこともあります。 しかし、教区化……
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