第2回社会委員会を、6月17〜18日に倉敷教会で開催した。前回は2名欠席だったため、委員全員が初めて顔を合わせる委員会となった。
今回は、昨年7月に発生した西日本豪雨災害の被災地のひとつを訪問し、そこで展開されている被災者支援の働きを受けとめることも大切な目的であった。初日に倉敷教会に集合した後、倉敷教会の中井大介牧師、東中国教区議長で岡山教会の大塚忍牧師らの車に分乗し、日本基督教団も関わる「岡山県宣教の集い岡山キリスト災害支援室」の拠点である「まびくら(まびにくらしのぬくもりを)」を訪問。大塚牧師からこの地での被災状況とこれまでの支援活動について聞いた。その後、まびくらスタッフの案内により、全部で8ヵ所ある決壊現場のひとつ(高梁川支流小田川)、まびくらが支援を行っている仮設住宅、救援活動初期に行政との関わりを築くきっかけとなった公民館などを視察した。まびくらが地域の中で信頼され、人々と共に歩む働きが進められているのは、被災当初からの丁寧な復旧作業と誠実な運営によるものであることを深く受けとめることができた。
開会礼拝は庄司宜充委員が担当。自身の東日本大震災被災地支援の働き、熊本・大分地震の現地での経験と今回の現地研修を通して聴く聖書の言葉を共に分かち合った。
委員会では、宣教委員会報告、日本キリスト教保育所同盟に関する報告、会計報告、「2018年諸災害救援対策委員会」報告などを各担当者から受け、また、天皇代替わりと大嘗祭などに対する教団ならびに各教区から出された声明を共有した。
今期の全国社会委員長会議日程を2020年6月29〜30日と改め、「災害への備えと教区間連携について(仮)」をテーマとする概要を協議した。(髙橋真人報)