「2・8、3・1独立運動」をテーマとして
6月3日、教団会議室にて、第52回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力について−2・8、3・1独立運動100周年と教会」のテーマで開催された。
在日大韓基督教会からは、金鐘賢総会長はじめ7名が、日本基督教団からは、石橋秀雄総会議長はじめ11名が出席した。
石橋秀雄議長の説教「厳かに命じます」(2テモテ4・1〜5)による開会礼拝の後、出席者自己紹介、前回記録確認、両教会の紹介がなされた。
その後、昼食をはさんで、在日大韓基督教会川崎教会の李省展長老より、「2・8独立宣言、3・1独立運動と宣教師・ミッションスクール」と題して、2・8独立宣言成立の背景と3・1独立運動に至る韓国・日本・米国の宣教師たちの関わりや、朝鮮人留学生たちの活動について、貴重な資料に基づいた講演があった。
講演の後、それらに関わった日本人弁護士の働きや、米国から韓国に派遣されていた宣教師の関わりについての質問などが出され、講師から丁寧な応答がなされた。
続いて、毎年8月に両教団の議長および総会長名で発表している「平和メッセージ」を作成したほか、日本および韓国のキリスト教会の教勢低下の問題に対する取り組みや、牧師とその家族のメンタルヘルスの課題等について協議した。
最後に、金鐘賢総会長の説教「教会に仕える者」(コロサイ1・24〜29)による閉会礼拝をもって終了した。(雲然俊美報)