教師検定委員会の使命は、主の召命に応えて日本基督教団の宣教を担い、主の教会に仕える教師を送り出すために、教憲教規に基づき、教師検定規則に則って教師検定試験を実施することにある。提出試験、学科試験、面接を通して、教団の教師としての召命と、伝道者として福音を宣べ伝えるに必要な神学が身に着いているかどうかを検定する。主の御前で、検定する委員が畏れを感じながら、主から託された御業を行っている。
教師検定試験の基準は、第32総会期第5回常議員会での議決に基づいている。「合同教会のゆたかさの中で、教団信仰告白を基準として教師検定試験を行う」。和解の福音に根ざしつつ、合同教会としての日本基督教団の形成を担い、公同教会に仕える教師を立てることをめざしている。
教師検定委員会では数総会期に亘り、受験志願者の試験結果を鑑み、受験科目の見直しを図ることが課題となっている。主から託された日本伝道を前進させるためには、伝道者が福音を力強く、明晰に語ることが課題である。しかしこのことは、教団の教師をどのように養成し、検定し、育成するかに関わることであるので、各神学校、教師委員会、教師養成制度検討委員会と共に、考えて行かなければならない重要な課題である。話し合いながら進めて行きたいと願っている。
(教師検定委員長)