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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4604号】教区コラム 東中国教区

2006年6月10日
教区総会が終わった 宇野 稔 毎年課題が積み上げられているのが実感である。信徒数の減少、受洗者の伸び悩み、財政の縮小、さらに、CSの休校、信徒の高齢化、礼拝者の減少が上げられるが、この状況を放っておくわけにはいかないことを、この総会においても確認したところである。そこで教区が志しているひとつのことは全教会の課題と共通するところであり、個々には多少の受けとめ方の違いがあるにしても、その課題を共有することは可能である。 そこで具体的には「交換講壇」を考えている。教職だけではなく、信徒と複数での実施である。このことは教会の日常性の関わりで、各々が出会い、知り合い、理解することこそが大事だと思う。すなわち「顔の見える関係」なのである。礼拝という教会の日常性の中での交流は具体的な相互の交わりを深め、主にある連帯性を覚え、強められていく。 もうひとつは「教区の集い」。一泊二日で行い、今年度……

【4604号】主が道を整えて下さると信じて 宣教師派遣式

藤浪敦子宣教師派遣式が五月九日村山盛芳世界宣教協力委員会委員の司式、佐藤博京都丸太町教会牧師の説教で京都丸太町教会を会場に執り行なわれた。藤浪氏は同志社大学神学部を卒業後、二〇〇三年から現在まで同教会担任教師として仕え、パイン合同メソジスト教会(アメリカ)に西村篤宣教師の後任で同教会の五一人目の牧師として派遣されることとなった。 派遣式で佐藤牧師は、ヨハネによる福音書16章33節をテキストに「イエスの道」と題し、塚本虎二訳を引用して説教した。十字架に自身を遣わした主イエスのような命がけの勇気は必要ないかもしれないが、イエス・キリストに従うという冒険に向かう勇気をもたせていただき任地に赴いてほしいと語った。 パイン合同メソジスト教会は、一八八六年にサンフランシスコで、日本人によって創設されたメソジスト教派の米国内で最初の日系教会である。 サンフランシスコの日系人コミュニティーは、現在も……

【4604号】八年三ヶ月の裁判に決着、全面勝利 黒鳥、清水最高裁判決

主文「本件上告を棄却する。本件を上告審として受理しない」 これは四月二五日に黒鳥、清水両牧師裁判に下した最高裁判所の判決である。この裁判は上告人である今利理絵と今利智也が黒鳥、清水両牧師と両親及び関係者を訴えた。その中で今利夫婦は統一協会から脱会させるために暴行、拉致監禁し脱会を強要したと主張し、損害賠償を求めてきた。 二〇〇四年一月二三日に横浜地方裁判所で、同年八月三一日に東京高等裁判所で黒鳥、清水牧師と両親側が全面勝訴したが、控訴人はこの判決を不服として上告していた。 すでに、統一協会の信者らが東京地方裁判所に清水牧師と両親を訴えた裁判と浅見定雄氏が雑誌「創」に室生忠氏が掲載した記事に関し名誉毀損で訴えた裁判は、いずれも二〇〇三年に最高裁で勝訴が確定した。 今回の判決で当教団の教職をめぐる統一協会関係の裁判は三つとも全面勝訴したことになる。その点で統一協会により被害を被った人た……

【4604号】「正しい聖礼典の執行」に高い関心 中部

第56回中部教区総会は五月二三~二四日、名古屋中央教会を会場に、開催された。出席正議員は二〇五名中一九四名。総会の中で四名の准允式が執行された。 主な議事は常置委員会報告、教団総会議員選挙、教団問安使挨拶、常置委員会提案による議案であった。議案のうち主なものは「二〇〇六年度宣教実施目標(案)」と「教区規則変更に関する件」であった。宣教実施目標案は、「教団信仰告白と教憲・教規にもとづく、宣教理解の一致と信頼関係」が強調され、賛成多数で可決された。教区規則変更に関する件は、「『会計監査委員』を『監査委員』へ変更する」(業務監査を含む変更)、「常置委員総数を十四名(教師八・信徒六)から十一名(教師六・信徒五)へ変更する」の二つが可決。「常設委員会を互助委員会および愛知老人コミュニティーセンター委員会とし、『障害者と教会』委員会および部落差別問題委員会を特設委員会とする。合わせて特別委員会を規則に……

【4604号】岩国米軍基地機能強化反対決議 西中国

第55回西中国教区定期総会が、五月九日~十日、パルメイト出雲を会場に開催された。広島・山口での開催が続く中、十数年ぶりの島根での開催となった。 開会礼拝に続き組織会。正議員一三六名中一一七名の出席で総会成立。常置委員会推薦准議員承認の際、現在の教団執行部の姿勢や教団総会議長名で配布された『二〇〇六年度教区総会への挨拶』の内容に対する強い疑義と抗議の声が議場から上がり、「教団問安使を准議員にせず口頭での挨拶も認めない」との動議が出された。原案のうち教団問安使の准議員承認を他の准議員承認と切り離して扱い、まず動議について採決し少数否決。続いて原案も少数否決となった。この結果、傍聴及び口頭での挨拶の余地は残されたが、教団問安使はその希望を出すことなく会場を後にした。関連事項として、総会直前の常置委員会で採択された「『二〇〇六年度教区総会への挨拶』への抗議」を総会名で採択すべきとの建議案が出され……

【4604号】信仰告白小委員会設置を報告 奥羽

第61回奥羽教区定期総会が、五月二三日~二四日、奥羽キリスト教センターにて開催された。開会時、出席正議員は、一一六名中一〇〇名だった。 開会礼拝の後、議事は、冒頭の諸手続きを終えて、二名の教師から提出された按手礼受領願い、二名の補教師試験合格者から提出された准允受領願いをそれぞれ審議、承認し、直ちに式が執行された。 議長報告では、六郷伝道所廃止申請の提出を受けて常置員会で審議のうえ今総会の議案とすることが報告された。三陸南地震の被災教会復興については、05年十月、復興委員会活動を終了したが、度重なる自然災害等により募金は目標額(二九〇〇万円)に届かなかったこと、また被災一教会に借入金返済が残っていることが報告された。「教区内の教会・伝道所の教勢・財政の何れも、もはや限界ではといわれる状況」として、教勢の漸減、また教区財政の節減に努めたこと、各教会負担金の算定方式改定を財務委員会にて検討……

【4604号】訂正

四六〇三号一面、北海教区総会報告中、教団総会議員選挙結果の【教職】、西岡裕(月寒)を、西岡裕芳(月寒)にお詫びして訂正します。

【4604号】全員の宣言による按手式執行 兵庫

五月二一日〜二二日、第60回/「合同」後37回兵庫教区定期総会が行われた。「痛む“いのち”を共に生きる福音を信じて…」をテーマに、開会礼拝で「震災5年目の宣教にあたっての告白」によって被災教区としてのあり方が確認された。 一日目、総会議長の予備選挙で候補となった上位者三名が、所信表明で辞退を申し出た事で、選挙は長期化した。議事は中断され、常置委員会が急遽開かれたが見解は一致せず、選挙は翌日に持ち越された。翌日、常置委員会から「所信表明で予備選挙結果を覆すことはできない」との見解が示され本選挙が行われた。結果、菅根信彦新議長が選ばれた。「議長を正教師に限らず、補教師や信徒も対象にする事を考える」旨建議案が出され、「正義員に限るのか、準議員も含むのか」等の質疑の後、常置委員会に付託された。副議長には真砂良克氏が選出され、書記は常置委員会付託とされた。 多くの時間を割いて議された「兵庫教区ク……

【4604号】真の解決に繋がる道を 東海

第81回東海教区総会は、五月二三~二四日、下田のホテル伊豆急を会場に、開会時正議員二〇〇名中一七六名が出席し開催された。 議論は、【議案13】「損失金処理に関する件…石原元会計が横領した六九、三〇五、一三四円を損金として処理する。」に集中した。 第一読会の冒頭、北紀吉議長は、事柄と常置員会等による対応の経緯とを説明し、「教区を揺るがすような不祥事」が起こったことを諸教会に詫びた。また、甲府中央教会から二千万円が献げられ、取り敢えず06・07年度の謝儀互助等、当座の必要がまかなわれたこと、石原元会計より弁済誓約書・計画書が提出されたことが報告された。 議場から相次いで、質問・意見が述べられた。殆どが、会計監査に当たった者、告訴を避けた四役・常議員の対応・責任を追求するものであった。会計処理や弁済計画書の内容を巡っても、長時間の質疑が行われた。 予定時間が尽き採決され、一五五名中一三三……

【4604号】教区総会報告② 東海、兵庫、奥羽、西中国、中部

死の陰の谷を行くときも 東海教区で起こった横領事件を報告しなければならない。兵庫教区総会の報告も不正流用問題に触れている。その他、教会的にはより重要、より深刻な事柄が数々起こっている。事柄には背景もあるし、軽々な論評は避けたいが、教団が「死の陰の谷を行く」ような重大な危機にあることは、誰も否定できないだろう。
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