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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4605号】七千五百万円の献金を決議 関東

2006年6月24日
第56回関東教区総会は五月三〇日~三一日、さいたま市大宮のソニックシティ・小ホールで開催された。正議員二六四名中一三三名で総会は成立し、開会礼拝を行い聖餐に与った。 議事に入る前に、まず前回(55回)の教区総会で行われた常置委員選挙に関し、教区三役からのお詫びと経過説明がなされた。これは、信徒常置委員として選出された議員が後に教会役員でないことが判明した際の処置と、役員でないことが判っている議員の被選挙権の有無について、教区の慣例と教憲教規との整合性を巡る混乱があったことである。これらの問題について三役は、今後宣教研究委員会等で検討したいとの考えを示した。 一日目の午前、一名の准允式と三名の按手礼式が執行され、受允者と受按者それぞれの教会の関係者が壇上で紹介され、喜びを分かち合った。 一日目午後、教団問安使の鈴木伸治教団書記が挨拶し、教団議長の挨拶を朗読した。これに関して、議場からい……

【4605号】荒野の声

▼農民達が車輪を作るために木を曲げている。二度も蒸して、柔らかく曲げやすくしているのに、自分たちがぐるぐる回るだけで木はいっこうに曲がらない。中心の台に留め木が無いので、彼らは台と一緒に回っていたのだ。トルストイの『洗礼の子』にそんな場面がある。▼どんな時にも動くことのない確固とした足場を持っていないと、他を動かすことは出来ない。力を入れれば入れる程、自分の方が動いてしまう。▼同じ本に、こんな場面もある。女性が熱心に床の拭き掃除をしている。しかし、汚れはひどくなるばかり。見ると、彼女の雑巾は汚れきっている。自分自身が汚れていて、他を清めることなど出来る筈がない。▼ところで、トルストイの論理を逆手に取れば、自分を動かすために取るべき手立ては、絶対に動かないものにどこまでも向かって行くことだろう。実際にそのような人が存在するかも。自分をきれいにするには、どうしたら良いだろう。少しの汚れもない方……

【4605号】未受洗者陪餐問題に議論集中 西東京

五月二八日から二九日にわたって、第15回西東京教区定期総会が吉祥寺教会において開催された。小中乃芙子常置委員の司式、原田謙常置委員の説教による開会礼拝の後、議員総数二〇三名中一二九名の出席が確認され、開会が宣言された。推薦准議員の承認、組織会、議事日程承認の後、教団問安使の山北宣久教団総会議長の挨拶を受けた。昨年に続き、「正しい聖礼典の執行」を巡って議論があったが、特に、未受洗者への陪餐について教憲教規に依る山北議長の見解に質疑が集中した。 来賓挨拶の後、議事に入った。吉岡光人議長による議長報告、道家紀一書記による常置委員会報告がなされた。質問は常置委員会報告に集中した。特に教区ホームページ委員会が、委員会規則に従って、二教会に下した判断について、常置委員会がどう扱ったかについて、質疑が交わされた。 質疑は続いたが、吉岡議長は、常置委員半数選挙と教区選出教団総会議員選挙に入ることを議場……

【4605号】三役一新、総会議員は選出せず 沖縄

第61回沖縄教区定期総会は五月二八、二九両日、沖縄キリスト教センターに正議員四六名中、開会時四一名が出席して開催された。 総会は、四年連続で教団問安使を拒否したが、傍聴席には他教区からの代表・個人も多かった。 議長選挙は、三回目の投票で有効投票の過半数に達し、知花正勝氏(与那原)が、 二三票を獲得(投票総数四三、無効一)して当選。知花新議長は、「私に対する批判票の存在することをきっちりと受け止めて、協力出来る一致点を探して行きたい」と所信を語った。 副議長も同様に三回目の投票で具志堅篤氏(読谷)が二二票を獲得(投票総数四二、無効一)して選出され、正副議長は四年振りに新しくなった。書記は、芳澤信氏(真和志)が二年振りに新たに選任され、結果三役全員が入れ替わった。 二日目午後の教団総会議員選挙議案では、「第35回教団総会議員の選出を行わないことを承認する」との常置委員会提案議案を巡って……

【4605号】教区総会報告③ 沖縄・西東京・関東・東北・東中国・東京

いつもあなたがたと共にいる 十七教区中、十六教区の総会が終わった。ここ数年或いはそれ以上の期間、重要課題とされて来た事柄に、少しでも解決の兆しが見えたとは言い難い。一方、多くの教区で聖餐を巡る議論が起こっている。財政問題は深刻の度合いを高めている。教団の未来は何所に向かうのか、不透明な状態が続き、迷子になりそうな不安を覚える。しかし、主はこの時も、私たちと共にいて下さる(マタイ28・20)。

【4604号】祈る群れ

2006年6月10日
「先生、私のことは週報に載せないでくださいね」と念を押しつつ帰られる女性を見送った。金曜日に面接日を設けている。相談に来られる方、最近の状況を報告される方等、この面接で多くの祈りが示される。週報は牧会上のことはできるだけ報告している。集会はもちろんであるが、教会の諸活動、そして教会員の消息である。もっとも消息については注意しつつ報告している。「私は週報で消息欄を見ること、会計報告で特別献金者のお名前を見ることを大事にしています」と高齢の教会員が言われた。特別献金者のお名前を見ることは、消息が分かるからでもある。消息欄や特別献金者の出来事を祈っておられるのである。消息欄で教会員の動向を報告することは祈りの群れであるからだ。「今日は消息欄にはどなたのことも報告されていませんでしたね」と言われると、牧会の怠慢を指摘されているようで、なんとも気が重い。転倒して骨折したとか、母上を亡くされたとか等、……

【4604号】人ひととき 松原 葉子さん

キリストと教会に仕える 松原葉子さんはクリスチャン・ホームで育ち、幼い頃から教会に通っていた。小学校二年生の頃、体が少しずつ動かなくなった。治すためでなく、ただ原因を追究するために転々と病院をめぐる生活が続き、家族に励まされながらも、ショックと不安が葉子さんを襲った。その時から「イエス様、どうにかして」と神と格闘するような祈りの生活が始まった。その祈りを抱えつつ出席していたある主日礼拝で、葉子さんは御言が自分に迫ってくる経験をした。神の語りかけを聞き、イエス・キリストの十字架により、受容されている自分を知った。そして中学生の時、洗礼へ導かれ、「神は私に何を期待しているのか」「この先どのように生きたらよいのか」を真剣に祈るようになった。 その後不思議な導きで、奉仕への道が開かれていった。もともと幼い頃からピアノを弾いていた葉子さんは、教会の礼拝で、オルガンの奏楽奉仕をするようになった……

【4604号】「隠退教師を支える運動」 推進委員会開催

二〇〇六年四月一九日(水)教団会議室において、第34総会期第二回「隠退教師を支える運動」推進委員会を開催した。 教団常議員会で推薦された委員七名(通称常任推進委員)、年金局理事長小林貞夫・同業務室長青地恵・事務局黒沢咲子が陪席して出席者は一〇名。 高橋豊の祈祷を以って開会した。 二〇〇五年度の事業報告および会計決算報告を受け承認した。 二〇〇五年度には八〇三の教会より金六九、五五四、四三五円、そして三六の個人、団体より四一六、八〇〇円、合計六九、九七一、二三五円也の献金をいただきました。その結果教団年金局に年金協力金として四、六〇〇万円、謝恩制度の原資として二〇〇万円、すべての隠退教師とご遺族九〇二名の方々に各二万円をクリスマス祝金としてお贈りし、教団退職年金制度が出来る前に隠退された教師とご遺族一二名の方々に謝恩一時金として各七万円をお贈りすることが出来た等の報告をして、感謝の内……

【4604号】宣教師からの声

一つ思いにされつつ 加藤 実 (教団派遣宣教師) 「たいへんだったんだなあ、このとき、ここの人たちは!」といった感じのしみじみした思いにさせられるところから、今なすべきことへと押し出されることが、この一〇年の間に何度かありました。 ◇◇ 『この事実を……』-「南京大虐殺」生存者証言集を、記念館の編集した《幸存者証言集》から一年かかって訳していたときもそうでしたし、七年前に南京大学出版社からそれが出る直前に渡されたもう一冊《天理難容》-アメリカ人宣教師の目にした南京大虐殺(一九三七~一九三八)をも、「宣教師の端くれとして」翻訳しなければと即断させられたのもそうでした。 その経緯を編者の章開沅先生が知られたいへん喜ばれて、ご自分の統括される華中師範大学中国近代史研究所に来てはどうかとお誘い下さったことから、ここ武漢での歴史もの翻訳のお手伝いが四年前に始まり、初め半年《天理難容》……

【4604号】消息

池田なおみ氏(志木教会担任教師) 三月七日、逝去。五〇歳。福岡県に生まれる。一九八二年東京キリスト教短大神学部卒業後、八九年、津山城西教会に赴任。その後宇都宮上町教会を経て二〇〇四年から志木教会担任教師を務めた。遺族は夫の玲二さん。 宮地正彦氏(茨木春日丘教会担任教師) 四月八日、逝去。七八歳。大阪府に生まれる。一九五〇年同志社大学卒業。九五年から茨木春日丘教会担任教師を務めた。遺族は妻の和子さん。 松井宮男氏(隠退教師) 四月一〇日、逝去。九四歳。静岡県に生まれる。一九三七年青山学院大学卒業後、日本メソヂスト教会新出来町教会に赴任。四〇年から八七年まで田名部教会を牧会し、隠退した。遺族は息子の惠さん。  
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