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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4614号】開会礼拝 『主の執成しに支えられ』

2006年11月18日

午後一時半から開会礼拝が、朝岡瑞子氏(船橋教会信徒)の司式により行われた。日本基督教団信仰告白が告白され、野村忠規氏(松山城東教会牧師)がヨブ記16章18~20節、ローマの信徒への手紙8章31~39節から説教を語った。
「もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか」。パウロはローマの厳しい迫害の最中にあって神を讃え、このように語っている。なぜなら神は私たちのために、その尊い御子を十字架に架けて下さった。この事実こそが、私たちに対する神の愛である。この方が私たちの味方であるなら「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か」。
主のために迫害され、心も体も苦しめられる現実にあって、あのヨブもそうであったように、私たちにもう一つの事実が知らされた。
共におられる十字架のキリストが私たちの弱さを知って下さり、執成して下さる。この方によって私たちが闘うならば、輝かしい勝利を得る。キリストによって私たちは弱い時にこそ強くされているからである。
いつの時代もキリスト者は厳しい所に立たされる。私たち日本基督教団にも伝道を妨げる状況がある。しかし大牧者キリストの力と執成しにより、その屠られる羊の群れに加わるならば、神はその闘いの最中にもキリストの勝利を得させて下さる。四国教区、小松島教会もそうであった。戦後、それまで教会を迫害していた特高警察の一人が、洗礼を受けたいと教会を訪れて来たのである。このことに勇気を与えられる。私たちも信仰の先達の残していった足跡に続き、厳しい現実にあっても主の執成しに支えられて、勝利を望み、闘い貫いていきたい。
(松本のぞみ報)
◇ ◇
総会第二日目午前八時半から逝去者記念礼拝が厳粛に行われた。竹前昇総幹事から逝去教師九二名、逝去宣教師十二名の計一〇四名の逝去者一人ひとりの氏名が朗読され、司式の三浦修牧師(埼玉和光教会)からフィリピの手紙2章12~18節のみ言葉に基づいて「世にあって星のように」と題して追悼の辞が語られた。
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総会第三日目午前八時半から岡本知之牧師(西宮教会)の司式により、十月二〇日に刊行されたばかりの日本基督教団式文(試用版)を用いて、聖餐礼拝が持たれた。当日の聖書日課、コヘレトの言葉10章8~15節、詩篇124編、ユダの手紙17~25節のみ言葉に基づき、「キリストの憐れみによって」と題し説教が語られた。

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