第五回世界宣教委員会が、去る六月三日(火)に開催された。
今回は、浅井重郎宣教師がタイ・チェンマイで、また、浅田容子宣教師がNY・ユニオン日本語教会での長年の働きを終えて退任、帰国されたので、帰国報告会を、最初にもった。委員会と共に会食していただき、御三人の数十年にわたる宣教のご苦労と喜びを分かち合い、感謝の慰労金を差し上げた。
この後、世界宣教の下にある六委員会、宣教師会議、退任宣教師感謝ツアーなどの諸報告がなされ、承認された。
次いで、議事に入り、以下のことが協議された。
①決算・予算について承認。
②「日本基督教団とアメリカ改革派教会との宣教協約合意書案」および「日本基督教団とアメリカ合衆国長老教会との宣教協約合意書案」が提示され、これをもって議長提案の常議員会議案とすることに合意し、議案としての体裁を整えることを作業部会に一任した。
この二つの宣教協約合意書は、手続きを経れば来る一〇月の教団総会で調印式を行うことになる予定である。
③何人かの派遣宣教師に関する事柄が取り上げられ、秋葉睦子宣教師(ベルリン日本語教会)及び木原葉子宣教師(カナダ・フレーザーバレー日系人教会)の任期延長を承認。相良昌彦宣教師(NYユニオン日本語教会)の特別支援費一〇万円の支出を承認。
④松下道成宣教師(サンノゼ・ウェスレー合同メソジスト教会)が明年一月退任するので、後任宣教師派遣要請を受け、公募することを決定。また、バンクーバー日本語教会への宣教師についても公募することにした。
⑤スリランカのランカ神学大学から神学教師として特定の日本人を派遣して欲しいとの要請に対し、実務委員がその方を面接することを決めた。
⑥派遣宣教師および受け入れ宣教師の内規を作るために作業部会を立ち上げ、その委員は伊藤瑞男委員、大宮溥氏、棟居勇氏とすることになった。
(伊藤瑞男報)